車の中に集中豪雨が降るなんて
一体十何年振りなんだろう
驚いた
NO MORE TEARSのMVみたいに
溺れてしまうところだった…
いっそ溺れてしまった方が
良かったのかも知れないが
それではあまりに浅はかなので
一生懸命ゆっくりと呼吸をして
豪雨が収まる時を待った
父の名を呼んだような気がする
返事なんて当然来ないのだが…
僕の父があの父だった事を
今日改めて有り難く思った
「親の顔が見てみたい」とは
実に恐ろしい言葉で…
どんな道にせよ外れれば
親を悪く言われるのは未だこの国の民度
きっと師匠と弟子の関係もそうだろう
僕の父は
どんなにお馬鹿な話でも最後まで聞いた
不義理を嫌った バランサーだった
どんな状況でも
人が複数いれば公明正大にさせ
必ず丁度よい間を見つけて
関わる者ども全員の納得を得る様な
僕は今日
色々開けっ放しにしていた蓋を
少しづつ閉じ始めることを決めた
思えば2年前 本当は全部蓋をして
深く深く埋めて
滅私の道を歩む事にしていたのを
一度気が緩んでしまって
ここまで延ばして来てしまったから
蓋の閉じ方も変わってしまうけど
でももう決めた…
決まるとスッキリする…
蔑まれようとも
不愉快な事を言われても
どう思われようとも
前へ前へ進む事を選ぶよ…
足枷は当然外すけどな…
例え同胞でも…
君があの子をそうした様に…
僕は…
これまでの2年を始めるには
あの子は不可欠だと
伝えていたんだから…
僕は前へ進むよ
共に歩んでくれる同胞はいるかな
いたらいいな…
