📜ゲームの外にいる者
~プログラマーの意図を理解せよ~

📜はじめに
この巻物は、神の創造や霊的世界をコンピューターやゲームと同一視するものではない。
神が造られた世界は、人間の作り出すいかなるシステムよりも遥かに複雑であり、その全てを一つの例えで説明できるものではない。
したがって、本書に登場するゲーム、プログラマー、クラウド、AI、オープンワールドといった例えは、あくまでも現代人が理解しやすい形で表現した「たとえ話」に過ぎない。
しかし私は、この時代に生きる人々が聖書や神について考える入口として、これらの例えは非常に有益であると考えている。
かつてイェシュアは、種まきや羊飼い、ぶどう園や漁師の話を用いて神の国を語られた。
それは人々が日常で見聞きしているものを通して、目に見えない真理を伝えるためであった。
現代人にとって身近なものは何だろうか。
ゲームであり、インターネットであり、AIであり、クラウドであり、デジタル世界である。
もしイェシュアが現代に来られたなら、もしかするとそのような題材を用いて語られたかもしれない。
もちろん、それは私の想像に過ぎない。
だが少なくとも私は、現代人が理解できる言葉で真理を伝える努力を惜しみたくはない。
この巻物はエンターテインメントとして読んでも構わない。
ゲーム好きの人はゲームの話として。
SF好きの人はSFの話として。
哲学好きの人は哲学の話として。
そして聖書を愛する人は、聖書の一つの比喩として読んでいただきたい。
だがもし、この巻物を読み進める中で、
「なぜ私はここにいるのだろう」
「この世界には目的があるのだろうか」
「作者は何を望んでいるのだろうか」
そんな問いが心に生まれたなら、
この巻物はその役割を果たしたことになる。
表面だけ読めば、ただのゲームの話で終わるだろう。
しかし理解する者には、より深い問いが残されるはずである。
耳のある者は聞くがよい。