防災、減災、災害対策を考える上で一番重要なハザードマップ。

 

自治体のHPからダウンロードすることが可能で、また紙媒体は市役所や区役所の

窓口でもらうことが出来るし、うちの地域では生協や郵便局に置いてある時もある。

 

  「最初にハザードマップを確認し・・」

 

と書いてきたが、そのハザードマップが最新のものでなくては正しい対策を

取る事が出来ない。

 

我が家にあるハザードマップは平成29年に作成されたもの。

もう3年も経っているし、そろそろ改訂されるのではと、

生協に行く度、変更されていないか確認していたのだが。

 

昨日たまたま区役所に行く用事があり、入り口に置いてある

ハザードマップを確認すると、令和2年7月版となっていた。

 

台風大型化に伴い見直しがなされたのだろうと思いつつも、

そこまで大きくな変更はないのではと見比べてみたところ、

これまで浸水深の目安が

 0.0~0.5M未満となっていた地域が0.5~3.0M未満

 0.5~3.0M未満となっていた地域が3.0~5.0M未満

と、大幅に変更されていた。

 

そして「避難する際に注意する箇所」には以前はなかった

家屋倒壊等氾濫想定区域の指定が追加されていた。

 

家屋倒壊氾濫想定区域とは:

堤防決壊等に伴う氾濫流や河岸浸食により家屋が倒壊・流出するおそれが

あり、屋内での退避ではなく、早期の立ち退き避難が必要な区域

 

避難方法を検討する上で重要事項である。

これに指定されている地域は以前のハザードマップでは

 浸水深目安が 0.0~0.5M未満

もし私なら、この浸水深であれば垂直避難で充分と考えるかもしれない。

 

何十年に一度、何百年に一度、そう言われる災害が増えてきた。

個人的にはこの言い方には違和感を覚える。

これからは何十年に一度、何百年に一度なんかではなく

過去に例のない豪雨や台風が毎年くる可能性が高くなってきている。

 

過去の災害を基に想定、作成されるハザードマップの内容も

どんどん変わってきている。

 

正直、災害に関する情報には常にアンテナを立てているつもりだった。

しかし今回ハザードマップが改訂されていることに2か月も

気づいていなかった・・・

 

今一度、自宅地域のハザードマップの確認してもらいたい。