電子版連載〈ガッカイREVIEW SGI編〉 納得できる道理に感銘を受けた2024年7月16日

Buddhism is reason(英語):仏法は道理

Buddhism is reason(英語):仏法は道理

 新入会や新しく立ち上がったメンバーのレビュー(評価・感想)をお届けする連載「ガッカイREVIEW」。今回は、SGI(創価学会インタナショナル)青年研修会で来日したメンバーに、学会の魅力を語ってもらいました!  
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 ケニアの首都・ナイロビの郊外にあるマチャコスという都市で、キリスト教を信仰するクリスチャンの家庭に生まれました。高校はカトリック系の学校で、朝と昼にはミサへ行き、神に祈りました。

 私の胸には、常に問いがありました。それは「神はどこにいるのか?」「なぜ神は怒ると与えてくれない(不幸や失敗をもたらすのか)」という探求です。

 答えを求めて、さまざまな宗教の書籍を学びました。ユダヤ教とかイスラム教、ヒンズー教……。
 
 そうした中、大学4年生の時にケニア創価学会のメンバーと知り合い、仏法の話を聞きました。3週間後に参加した座談会で、私は感銘を受けました。「仏は自分の外にいるのではない。自身の中に仏性があり、それを引き出すのである」と聞いたからです。そこから信心の実践に励み、2018年に入会しました。

 

 学会のリーダーたちの姿に触れる中で、気付いたことがあります。彼・彼女たちは、“上に立つ人”ではなく“導く人”なんです。思いやりがあって、本当に皆の幸福のために尽くしてくれる。それは、単に人格者が多いということだけでなく、「一人一人に仏性が具わっているっていうことを信じている」からこそできる行動なのだと思います。
 
 この信心によって“祈り”というものへの捉え方も、180度変わりました。“自分自身の中にこそ無限の可能性があるんだ”と確信して祈った時、勇気が湧いてくるんです。そして挑戦すべきことに対して、果敢に行動できるようになりました。また“失敗”してもそこから学び、意味を見いだし、次のチャンスへとつなげることができるようにもなったのです。

 大学の法学部を卒業し、ロースクールを経て、2023年には試験に合格。弁護士資格を取得することができました。2024年1月には、個人事務所も開設することができました。
 
 社会正義を体現する弁護士として、また仏法者として、他者の幸福と社会の安寧に貢献していきます。(ケニア ケルビン・ムウェンドワ・ロバート)