〈座談会〉 世代超え生き生きと語らう座談会 希望と笑顔の花咲く集いに2024年7月15日

  • 「清潔な政治を目指す公明党」識者
  • 〈出席者〉原田会長、永石女性部長、西方青年部長、梁島男子部長、高橋池田華陽会書記長

 西方 今年の上半期を締めくくる座談会が今週、全国各地で開催されます。「未来座談会」として行う地域もあります。
  
 永石 子どもたちの笑顔が広がり、大人も元気になりますね。世代を超えて皆が生き生きと語らう集いを、識者も評価しています。
  
 梁島 日本大学の末冨芳教授は「素晴らしい取り組みです」「“地域の居場所が大切だ”といっても、望ましいのは、『大人だけ』『子どもだけ』の居場所ではなく、『子どもと大人が一緒にいられる、一緒につくる、一緒に学べる』居場所だと、私は思います」と語っていました。
  
 原田 まさに学会の座談会は、全員が主役で共に学び合う人間共和のオアシスです。昨年、池田先生は未来座談会をたたえて「我ら皆 久遠の誓いの 家族かな 和楽を世界へ 勇気を未来へ」と詠んでくださいました。
  
 西方 日本若者協議会代表理事の室橋祐貴さんは、「学会の座談会のような場を広げていければ、社会の雰囲気は変わると思う」と期待を寄せていましたね。
  
 高橋 このたび、池田華陽会書記長の任命を受けました。私も未来部時代、地域の壮年・女性部の方が意見を聞いてくださり、一緒になって座談会の企画を考えました。当日は参加者も喜ばれ、「自分にもできることがあるんだ」と、毎回の座談会が楽しみでした。
  
 原田 草創から、学会は座談会を中心に前進してきました。戸田先生は「大聖人の仏法の座談会である。慈愛に満ちあふれた、この世でいちばん楽しい会合であるべきだ」と示されました。未来部をはじめ、未入会家族や友人など、来られた方の希望と笑顔の花が咲く座談会にしていきたいですね。
  
 永石 改めて会場を提供してくださるご家族の方々に、心から感謝申し上げます。近隣への配慮や使用時間の厳守、終了後の清掃など、皆で心がけていきたいと思います。
  
 原田 池田先生は広布の会場について、「妙法を弘通する法座である。集い来る友が一生成仏へ前進しゆく道場である。わが地域の繁栄のための立正安国の拠点である。その信心の長者のご家庭の福徳は計り知れない」とつづられています。感謝を忘れず、大切に使わせていただきましょう。
  
 梁島 なお、9月1日に実施される「青年部教学試験1級」の申し込みの締め切りは、今月21日です。一人でも多くの方が受験できるよう、対象者への声かけをお願いいたします。

希望あふれる和楽の座談会こそ広布拡大の原動力(6月、大阪市内で)

希望あふれる和楽の座談会こそ広布拡大の原動力(6月、大阪市内で)

交流深める好機に

 西方 22日から「夏季友好期間」が始まります(8月21日まで)。普段なかなか会えない親戚や友人と交流を深めるチャンスです。
  
 梁島 アメリカの研究では、“旧友に久しぶりに連絡をすると、自分の想像以上に旧友は喜んでくれる”というデータがあります。こちらが思い切って、積極的に声をかければ、新しいドラマが生まれますね。
  
 高橋 そうした体験は、よく聞きます。私自身が率先して、華陽姉妹と共に、朗らかに友情の輪を広げていきます。
  
 原田 日蓮大聖人は「言と云うは、心の思いを響かして声を顕すを云うなり」(新713・全563)と仰せです。友の幸福を祈る真心は、相手に必ず伝わります。先生は言われました。「広布に生き、人のつながりが広がれば広がるほど、福徳も自身に大きく集まってくる」と。
  
 永石 全国的に猛暑が続きます。外出の際は、くれぐれも熱中症に気を付けて、喉が渇く前に小まめな水分補給を心がけましょう。「心にふかきようじんあるべし」(新1600・全1176)との御聖訓通り、健康第一、無事故第一で充実の夏にしていきたいと思います。

不断の改革推進を

 梁島 このほど、公明党結党60年を記念する「公明ハンドブック2024」が発刊されました。かばんから取り出しやすいコンパクトサイズで、イラストやグラフが多く、見やすい内容となっています。
  
 永石 「公明党が日本の政治を変えた」と題する特集では、教育や福祉、医療、防災・減災など幅広い分野で公明党が積み重ねてきた実績が、分かりやすく紹介されていますね。
  
 高橋 改正政治資金規正法について公明党は、自民党との交渉で自らの主張を貫き、最後には「首相、公明案丸のみ」(朝日新聞)という結果になりました。
  
 梁島 まず会計責任者だけでなく政治家自身も責任を負う、いわゆる「連座制」が強化されました。日本大学の西田亮介教授は「(公明案は)野党が主張する極端な連座制と違い、地に足の着いた提案」と評価しています。
  
 西方 匿名性が高かった政治資金パーティー券購入者の公開基準額も、20万円超から寄付と同じ5万円超に引き下げ、口座振り込みに限定しています。九州大学の藪野祐三名誉教授は「“清潔な政治”をめざす公明党らしい主張が実った結果」と指摘しています。
  
 高橋 公明党は政策活動費を一切支給していませんが、政策活動費を含む政治資金を監督する「第三者機関」を設置し、監査することも盛り込まれました。
  
 永石 東京大学の谷口将紀教授は「(公明党が)第三者機関の設置が急所だと鋭く見抜き、自民党から譲歩を引き出したことを評価している」と語っています。
  
 西方 この法改正は「政治資金の透明化や再発防止に向けて一定の前進」(読売新聞)がありましたが、公明党は政治の信頼回復へ、不断の改革を進めてほしい。
  
 原田 人間の年齢でいえば還暦に当たる60年には、「新生」の意義があります。公明党は一丸となって、「皆が希望を持って、元気になれる社会」をつくってもらいたい。