〈座談会〉 人材育成の“新たな流れ”の確立を 男子部が広布の未来を開く!2024年7月4日

  • 師弟共戦の道とは 弟子が師に勝利を報告
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  • 〈出席者〉原田会長、梁島男子部長、須藤創価班委員長、金久保牙城会委員長、板子大学校事務局長

 梁島 11日は男子部の結成記念日です。私たちは昨年来、「大訪問・激励運動」と「弘教・拡大」を柱に掲げ、「今この時」を選び生まれてきた、「宿縁深き世界の同志」と共に、「新時代の山本伸一」として、広布拡大に挑んできました。そして本年の「5・3」には、活動者の倍増を果たすことができました。
  
 原田 「弘教・拡大」の先頭を走る青年の姿は、各地で波動を呼んでいます。また多忙の中、創価班・牙城会をはじめ、会合の役員等に当たっている皆さんに、深く感謝申し上げます。

幸福と繁栄の国土

 板子 池田先生は、学会創立100周年の2030年までを「人類の『宿命転換』を、断固として成し遂げていくべき勝負の時」と言われ、その命運を私たち青年に託されました。
  
 梁島 先生が示された世界広布の構想実現へ、男子部は「100周年世代」の人材の輩出・拡大に総力を挙げていきます。その主役は、大学校生であり、創価班・牙城会の新時代生であり、ヤング世代です。
  
 須藤 千葉では、この世代への励ましに力を注ぎ、活動者が2倍以上に増加。都市部から離れた少子高齢化が進む地域でも会合参加者が約2・4倍に増え、創価班・牙城会の新時代生の9割以上が任務に就く県・区もあります。
  
 金久保 東北では、ヤング世代を中心に、地元地域の歴史や文化、価値を再発見する「“地域学”運動」を開始。山形・西川町では住民へのアンケート運動を行い、郷土の活性化に寄与しています(6月27日付の本紙に掲載)。
  
 板子 今まで活動に参加していなかった、あるヤング男子部のメンバーは、“地域のために積極的に行動する学会は素晴らしいですね”と運動に賛同し、大学校に入校。人口の約45%が高齢者の同地域から、実に25年ぶりに大学校生が誕生したのです。
  
 須藤 沖縄では、内外の垣根を越え、「平和の心」を広げた「未来祭」(3月)の参加者2万人のうち、約3割が友人でした。男子部の活動者も2倍以上になり、そうした「新しい力の躍動」により先月、見事な立正安国の凱歌も轟かせました。
  
 原田 御書に「その国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ」(新1953・全1467)と仰せです。生命尊厳の哲理を広め、愛する郷土を幸福と繁栄の国土に変革していくのが、学会の使命です。先生は「青年が 未来をつくる 勝利劇 一人一人が 使命の主役と」と詠まれました。新たな潮流を起こす男子部の躍進を全力で応援しています。

100周年世代を先頭に、わが地域を幸福の楽土に!(6月、中国男子部の友)

100周年世代を先頭に、わが地域を幸福の楽土に!(6月、中国男子部の友)

青年幹への大結集

 板子 広布の未来を担う男子部大学校では全員が、“励まされる側”から“励ます側”へと成長できるよう、ヤング男子部と共に、自宅や会館で一緒に勤行・唱題を行う「家勤運動」に一層、力を入れていきます。
  
 梁島 「知恵は現場にあり」です。名古屋池田総県では昨年、カレッジ(指導会)の開催頻度を減らし、勝利長など育成責任者と大学校生の懇談の時間を増やしました。この「一対一のつながり」が原動力となり、大学校生は信心で困難の壁に挑み、人間革命・宿命転換の実証を示して卒校。現在、創価班・牙城会の新時代生として奮闘しています。
  
 金久保 牙城会は今、「地域と社会の勝利王たれ」との指針を体現しようと、各地で信頼と友情を広げる活動に取り組んでいます。東京・町田のリーダーは、上場企業で働きながら、町内会長・町内会連合会の副会長として、地域のために行動しています。
  
 梁島 群馬池田総県の委員長は、金型職人として初めての工法を実現させるなど、仕事でも実証を示しながら、消防団やスポーツ振興会、自治会の代議員やPTAの役員としても献身していますね。
  
 原田 能登半島地震で被災しながらも、不屈の牙城会精神を発揮し、自治会や消防団の一員として、地域の見守りや被災者の支援に奔走する北陸のメンバーもいますね。先生は「自分のなかに創価学会がある。自分への信頼の輪が、広宣流布の広がりである」と言われました。地道にして誠実な行動の持続ほど、尊いことはありません。
  
 金久保 私も今年から、住んでいる集合住宅の管理組合の理事長を務めています。今秋には初の防災訓練を実施する予定で、誰からも信頼される「地域の柱」へ成長していきたいと決意しています。
  
 須藤 2007年9月から開催された「青年部幹部会」に、先生は毎回出席してくださいました。その際、五つの指針を贈ってくださいました。その第1は、「『破邪顕正』の青年部幹部会」でした。
  
 板子 「悪を滅するを『功』と云い、善を生ずるを『徳』と云うなり」(新1062・全762)を拝して先生は、「仏法は、人びとの幸福を願う慈悲の教えですが、慈悲には、悪と戦う勇気が不可欠です。もし、悪を放置しておけば、結局は悪がまかり通り、皆が不幸になってしまうからです」と指導されています。
  
 須藤 創価班は2021年、基本精神に「邪悪を破る」が加わりました。「デマや偏見を打ち破り、内外に納得を広げる」「広布破壊の障魔との攻防戦の先頭に立つ」「学会や信心の魅力を自分の言葉で発信する」――これこそ創価班が志す「破邪顕正の言論戦」です。
  
 金久保 このたび、聖教電子版にて、小説『新・人間革命』第14巻「大河」の章の配信が始まりました。本章で先生は、広宣流布は「流れの到達点ではなく、流れそれ自体」であり、“妙法の大地に展開する大文化運動”であると示されています。
  
 原田 広宣流布の全責任を担う男子部には、「新しい人材の流れ」を確立し、一切の勝利を決する使命があります。師弟共戦とは、弟子が戦い、勝って、師に勝利を報告することです。まずは、5日から配信が始まる青年部幹部会への大結集です。そして仏縁拡大の夏を通じ、「11・15」「11・18」に報恩の証しを打ち立てていきましょう!