〈座談会〉 創価の人材城「学生部」を皆で応援 世界広布の未来を開く英才 2024年6月27日

  • 不断の政治改革を公明がリード
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  • 〈出席者〉原田会長、永石女性部長、西方青年部長、森薗学生部長、清水女子学生部長

 原田 6月30日は、学生部の結成記念日です。1957年(昭和32年)、信教の自由を侵害した炭労事件の最中、新たな民衆運動を権力が弾圧した大阪事件を目前にした誕生でした。
  
 永石 だからこそ池田先生は「どこまでも、民衆と共に生き、民衆を守り抜き、民衆のために戦い切る、妙法の指導者に成長すること」が、学生部の使命であると言われてきました。
  
 西方 実際、学生部は広布と社会の第一線で活躍する、幾多の英才を輩出してきました。SGI各国のリーダーの中にも、学生部出身者は数多くいます。今回のSGI青年研修会にも、多数の学生部の代表が参加する予定です。
  
 原田 先生は「学生部ありて、創価の人材城は勝った」とたたえられ、「これからも、わが学生部が断固として勝ち栄えさせていくのだ」と期待を寄せられています。
  
 清水 日本の学生部は今、記念月間を大前進しています。「仏法の生命尊厳の哲理」「先生の平和思想」を学びながら、英知を磨き、皆で弘教・拡大に挑戦しています。
  
 西方 そうした学生部のはつらつとした姿は、インスタグラムの学会公式チャンネルでも紹介され、反響を呼んでいますね。
  
 森薗 男子学生部は、8月に実施する伝統の教学実力試験を友人も交えて行います。先駆の学生部らしく、開拓と変革の旗手となって、広布の新時代を開いていく決意です。

計り知れない力が

 原田 少子化の時代にあって一騎当千の学生部員の成長はますます重要です。先生は「英知の学生部員が真剣に信心に励み、社会に雄飛していくならば、広宣流布の未来は洋々と開かれる」とも語られました。
  
 永石 来月に配信される「本部幹部会」は、「学生部大会」の意義も込めて開催されます。一人でも多くの学生部員が配信行事に参加できるよう、皆で力を尽くしていきましょう。
  
 原田 「不思議にも、世界広布新時代の今この時に、願って生まれ合わせた学生部だ。一人ももれなく、計り知れない地涌の大力がある」との先生の信頼に応え、総東京、関西をはじめ、各地で活動者が増加しているとも聞きました。皆でさらに応援していきたい。
  
 西方 今月、見事な立正安国の凱歌を飾った沖縄でも、3月の未来祭を通じ、学生部などの若い人材が躍動しています。
  
 森薗 核兵器の廃絶と気候危機の打開へ青年が協働した、同じ3月の「未来アクションフェス」にも、数千人の学生部員が参加し、その後も対話と運動を続けています。
  
 原田 御書に「この経の広宣流布することは、普賢菩薩の守護なるべきなり」(新1085・全780)と仰せです。「普く賢い」知性こそ世界広布の推進力です。その正義の言論戦の先頭に立つのが創価の普賢である学生部です。
  
 森薗 東京のあるメンバーは、パリ政治学院に留学中です。現地で知り合ったフランス人の友人と座談会に参加するなど対話にも挑戦。来月から、国際刑事裁判所(ICC)の政治分析部門でインターンとして働くことも決まっています。
  
 清水 茨城には、車いすで生活する兄を支援してくれた理学療法士に憧れ、大学で真剣に学ぶメンバーがいます。懸命に題目を唱える中で特待生にも選ばれ、その歓喜を友人に語り、希望の連帯を広げています。
  
 森薗 柔道整復師を目指して勉学に励む奈良のメンバーは、ドッジボールの日本代表として世界大会に挑む予定です。学生部牙城会の一員として果敢に折伏にも挑戦し、世界での飛躍を期しています。
  
 清水 第2総東京のあるメンバーは、家族の宿命転換のため、5月に自他共の幸福を祈る折伏に初挑戦。記念月間の中で、3人の友が入会を決意しています。
  
 永石 先生は「たとえ上手に話せなくとも、かまわない。自分の確信を真心こめて話していけば、相手の心に“友情の種”“信頼の種”が残る。その種は、必ず芽を出し、いつか花開く。大事なことは、勇気であり、誠実である。そして、あきらめず語り抜いていく忍耐だ」と語られました。女子学生部の一人一人が、楽しく元気に「福智のスクラム」を広げる姿を、皆がうれしく見つめています。
  
 原田 「新しき世紀の偉大なる旗手である男女学生部の友よ! 自分自身の旗を振りながら、愉快に立ち上がれ! そして、愉快に勇気をもって勝ち進め! 後悔なき我が青春の一日一日たれ!」とも先生は呼びかけられています。広布の未来を開く学生部の成長を、強く祈っています。

柔軟な発想と大情熱で、世界広布の新たな暁鐘を(23日、関西女子学生部の友)

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第三者機関の設置

 永石 国会では19日、自民党派閥の政治資金問題の再発防止に向けた、改正政治資金規正法が成立しました。これを受けて公明党は翌20日に早速、改正法に盛り込まれた具体策を着実に実施していくためのプロジェクトチームを発足させました。
  
 清水 具体的には、不透明といわれる政策活動費などを監査する「第三者機関」のあり方を年内に示すとしています。それをもとに各党と調整を重ね、2026年1月1日の施行へ、議論をリードすると表明しています。
  
 西方 公明党は今回の法改正においても、歩みの遅い自民党との議論をリードし、いわゆる「連座制」の強化や、政治資金の透明性の向上を図ってきました。政策活動費の使途公開も、当初の自民案では“検討項目”とされてきましたが、公明は「第三者機関の設置」などを一貫して訴え、首相を動かしました。
  
 森薗 そもそも公明党は民主党政権時代の2009年にも、政治家の監督責任強化を掲げて法改正に挑みました。しかし民主党などが審議に応じず、断念せざるをえませんでした。それが15年を経て、実現したのです。
  
 原田 公明党は今回の改正を“第一歩”とし、政界浄化のための「改革への不断の努力」を継続してもらいたい。