フランス文化省主催のイベントでユゴー文学記念館を市民に公開2024年6月25日

「自由」「平等」「友愛」の精神を伝えるビクトル・ユゴー文学記念館。ロマン派の旗手であった若きユゴーが訪れた歴史的建造物である

「自由」「平等」「友愛」の精神を伝えるビクトル・ユゴー文学記念館。ロマン派の旗手であった若きユゴーが訪れた歴史的建造物である

 フランス全土の2200以上の公園や庭園などを市民に公開する「ランデヴー・オ・ジャルダン」(主催=フランス文化省)が5月31日から6月2日(現地時間)まで行われ、各地でイベントが催された。池田大作先生が創立した「ビクトル・ユゴー文学記念館」(ビエーブル市)もこれに加わり、1、2の両日、一般公開した。
 
 期間中、フランスSGI(創価学会インタナショナル)のメンバーである俳優が文豪ビクトル・ユゴーの作品を朗読するなど、多くの来場者を歓迎。友好の輪が大きく広がった。
 

フランスSGIのメンバーが、同館の庭園に立つ塔の前でユゴーの詩を朗読(2日)

フランスSGIのメンバーが、同館の庭園に立つ塔の前でユゴーの詩を朗読(2日)

 約6500点もの文豪ゆかりの品を所蔵する同館は現在、フランスSGIの文化法人ACSF(フランス創価文化協会)が所有し、公益事業として運営する。
 
 1991年(平成3年)6月21日、同館の開館式に出席した池田先生は語った。「私は何よりもまず、この記念館が地域の方々に親しまれ、大いに地域に貢献していくことを願っております」
 
 今月で開館33年を迎え、これまで約28万人の人々が来館。ユゴーの精神を宣揚する同記念館は、地域に開かれた“文化の城”として輝いている。