〈男女学生部のページ〉 森薗学生部長アピール2024年6月22日

森薗学生部長

森薗学生部長

「推し」と「信仰」がつながる

 一般的にZ世代(1990年中盤以降生まれ)は、学校生活や仕事と、プライベートを立て分け、自分の時間を大切にする傾向があるといわれています。

 つまり、時間を使うことに対して“シビア(厳しい)”だということです。そうした中でも、人生の土台を築いていく信仰に価値を感じたメンバーは、自分の時間を惜しみなく学会活動に使っています。

 そんな全国の学生部員と話す中で感じるのは、それぞれに自分なりの「推し(人に薦めたいほど評価している人やモノ)」があることです。

 専攻する学問や、趣味、夢など、「推しへの情熱」は千差万別です。中には「こんな趣味、社会で役に立たない」「自分には情熱や趣味はない」と悩んでいる学生もいますが、それでも、必ずその人にしかない情熱があります。

 ですから、私自身、目の前の学生の興味・関心のあることを真正面から聞くようにしています。それぞれの「推し」をたたえながら、それを強みとしていけるよう、共に信心を実践していく。

 そうした励ましの中で、SNSのインフルエンサーや俳優として活躍するメンバー、論文大会で結果を出す人、海外の大学に留学している学生も出ています。こうして、「推し」と「信仰」がつながることで、一人一人が可能性を開花させていけると感じています。

新入生歓迎の集いで行われたライブ演奏によって、会場にはこれまでにない一体感が生まれた(5月26日、新宿区・金舞会館で)

新入生歓迎の集いで行われたライブ演奏によって、会場にはこれまでにない一体感が生まれた(5月26日、新宿区・金舞会館で)

自分を表現できる場所

 先月、首都圏で行った新入生歓迎の集いでは、音大生やアーティスト活動を行う学生部員がライブ演奏を披露。研究者や俳優、音楽隊員、電動車いすサッカーの選手として活躍する友らの信仰体験などがありました。

 信心を根本に他者に尽くしながら、自己実現を目指す先輩の姿に、参加者からは、「会合とは思えないほどくだけていて、楽しかった」「宗教について友人にも分かるように伝えていきたい」等の声が。

 学生世代は「信仰」に対して、堅苦しいイメージを持ってしまいがちですが、学生部員の姿を通して、そのイメージが変わると確信しました。

 現在、記念月間に取り組む中で、1年生をはじめ新しい人材が初めて折伏に挑戦するなど、各地で活躍が光っています。私たちが目指す「6・30」は、学生部結成記念日(1957年)であるとともに、池田先生が「総務」に就任され(58年)、恩師・戸田先生亡き後の学会の全責任を担われた日です。池田先生はつづられています。「『6・30』とは、いわば、恩師の構想の実現へ、弟子が一人立ち上がる日である」

 「6・30」に刻まれたこの師弟の原点を胸に刻み、学生部員一人一人が、民衆に尽くすリーダーに成長してまいります!

新入生歓迎の集いのディスカッションでは、1年生同士が夢や信心について和やかに語り合った(同)

新入生歓迎の集いのディスカッションでは、1年生同士が夢や信心について和やかに語り合った(同)