5月の韓日青年友好交流会での活動報告から2024年6月15日

 5月に行われた日本と韓国の青年友好交流(17~20日)では、韓国全土50会館で交流会が実施され、韓国メンバーによる活動報告が披露された。ここでは、その代表の体験を紹介する。

発展を続ける韓国SGIの本部

発展を続ける韓国SGIの本部

日韓の青年世代の友が深き友情の絆を結んだ「済州韓日友好研修センター」

日韓の青年世代の友が深き友情の絆を結んだ「済州韓日友好研修センター」

仁川第2方面 全 成浩さん

自身の個展が大成功に

 大学受験に失敗し、うつ病を発症しました。一番苦しかった時、男子部の先輩が励ましてくれました。心から寄り添ってくれる姿に深く感動し、生きる気力を取り戻したのです。

 フォトグラファーを目指していたある日、思いもかけず、友人から「自身の個展を開いたらどうか」と提案を受けました。その時は、“今の私には無理だ”と胸のうちにとどめていましたが、題目を唱える中で少しずつ勇気と希望が湧き、“ぜひ、挑戦しよう”と思えるようになりました。

 設営の資金を集めるために奔走し、さまざまなギャラリーを回りました。つらい時もありましたが、そのたびに、メンバーからの温かな励ましが私を奮い立たせてくれました。

 東奔西走した結果、ソウル市内のスタジオを借り、ついに念願の個展の開催にこぎつけることができたのです。ある観覧者が、「成浩さんの写真を通じて、たくさん元気をもらいました」と言ってくれるなど、大成功で終えることができました。

 このことをきっかけに、写真展の開催を提案してくれた友人に“感謝の心を伝えたい”と思うように。何よりも、この信心を伝えることが一番の恩返しになると思い、信心の感動をそのまま伝えました。すると、友人は学会の思想に大きく共感してくれたのです。

 現在は日本でも活躍し実証を示せるよう、写真の勉強に励んでいます。師匠の指導を胸に刻み、池田門下らしく、勇んで挑戦の日々を送っていきます。

桂陽平和文化会館に集った友が記念のカメラに(5月17日)

桂陽平和文化会館に集った友が記念のカメラに(5月17日)

釜山第3方面 金 娜娟さん

感謝の心で対話に挑戦

 私は、心臓弁膜症という病を患って生まれましたが、母の必死の祈りの中、手術が成功し、明るく健やかに成長しました。

 社会人になり、動物病院の看護師に。専門性を高めるため、資格試験を受験することを決意しました。毎日、仕事終わりには学会活動に駆け、帰宅後は遅くまで勉強と唱題に挑戦。その結果、初めての試験で合格を勝ち取ることができたのです。

 一昨年に女子部本部長の任命をいただき、新たな決意で広布拡大を開始。ところが、そんな私を病魔が襲いました。関節リウマチを発症したのです。全身の骨や関節が壊れるような激痛を感じる日々の連続でした。

 長時間立つことさえ難しい状況でしたが、広布への情熱を絶やすことなく、女子部メンバーと会う際には、池田先生の指導を記したメッセージカードや手紙を渡し、思いを伝えました。その真心が伝わり、青年総会や座談会に参加するメンバーが増えていきました。

 病魔に退くことなく治療と広布の闘争を続ける中で体調は少しずつ好転。リウマチの炎症数値が正常値に戻り、薬物治療を終えることができたのです。

 この信心の確信と感謝の心で仏法対話に挑戦。100人の友人の名前を書き出し、一人一人の幸福を真剣に祈りました。400回にわたる仏法対話にチャレンジし、5人の友人に弘教を実らせることができました。

 苦悩する友のもとに駆けつけ、励ましを送り続けることが私の使命です。師匠の心をわが心とし、皆の幸福のために尽くし抜いていきます。

影島希望文化会館での交流(同18日)

影島希望文化会館での交流(同18日)