新たな友情の絆を 5月の青年交流に参加した日本と韓国の友2024年6月7日

 日本と韓国の“創価家族”が友情の絆を結んだ青年友好交流(5月17日~20日)。ここでは、日本の交流団と、韓国の代表が寄せた決意の声を紹介する。

国内全土を結んで行われた韓国の本部幹部会。済州島では初の開催となり、交流団と共に喜びを分かち合った(5月19日、済州韓日友好研修センターで)

国内全土を結んで行われた韓国の本部幹部会。済州島では初の開催となり、交流団と共に喜びを分かち合った(5月19日、済州韓日友好研修センターで)

東京・港総区女子未来部長
大見照子さん

 昨秋、池田先生の訃報に接し、“今こそ本物の弟子として立ち上がろう”と決意。多くの友に仏法を語り、ある友は今月の教学部任用試験を受験する予定です。
  
 広布拡大の挑戦の中で迎えた今回の交流では、行く先々で出会った韓国のメンバーから、“日本の同志を最大に歓迎しよう”“韓日の友好を築きたい”との師弟の心が伝わり、感動の連続でした。未来部メンバーと会話できたことも良い思い出です。
  
 交歓会で私は信仰体験を披露。皆、真剣に耳を傾け、一言一言に大きな歓声と拍手で応えてくださいました。池田門下の誓いにあふれた一体感と温かさから、師を求める弟子の心は共通なのだと実感しました。
  
 済州島での「韓日青年平和フォーラム」では、権哲賢元駐日大使が、池田先生の平和構想は、韓日の青年が一つになることで実現に向けて加速していくと語られました。
  
 これは、2030年を目指して前進する中で、大事な視点であると感じました。今回、絆を結んだ日韓の青年による草の根の友情こそ、先生が築かれた「虹の橋」を継承するものだからです。
  
 滞在中、済州に昇る荘厳な朝日を目にしました。25年前、池田先生もこの地で、この旭日をご覧になったのでしょうか。日々、感謝の誓いを胸に、師の構想を実現できる弟子へと成長していきます。

日韓の友情の橋は永遠に!――交流団が、記念のカメラに(同17日、ソウルの韓国SGI本部前で)

日韓の友情の橋は永遠に!――交流団が、記念のカメラに(同17日、ソウルの韓国SGI本部前で)

済州方面男子部長
呉明浩さん

 私は済州島で方面男子部長を務めています。
  
 「韓日青年友好交流団」には、池田先生の済州訪問25周年の意義が込められています。私たち済州島の同志にとって重要な節目であるからこそ、“先生を済州島にお迎えする”との思いで、一人一人が懸命に準備に当たってきました。
  
 さらに、“弘教拡大と人材育成こそ、師恩に報いる最高の道である”と心に定め、座談会で決意を深め合い、激励と対話拡大に力強くまい進してきました。その結果、座談会に参加する男子部メンバーが2倍に増加。折伏の勢いも加速し、今年に入り、15人の男子部が誕生したのです。
  
 今回、私が参加した交歓会で最も印象に残ったのは、交流団のメンバーが語っていた「師匠との原点」です。たとえ、先生にお会いしたことがなくても、「日々、ご指導を学びながら、先生の心を感じ、師弟の原点を築いてきました」と生き生きと語る姿に、深く感銘を受けたのです。私たち韓国の青年部も同じ思いで挑戦していますが、“先生の心に近づきたい”との思いがさらに強まりました。
  
 明年の夏には、各国の代表が集う「南アジア・韓国・日本合同研修会」が済州韓日友好研修センターで開催される予定です。済州島の友は新たな目標に向かって、さらなる決意で前進を開始しています。広布拡大に燃え、大勝利した姿で合同研修会を飾ってまいります。

済州島の西済州希望文化会館では、交流団と韓国の未来部メンバーが心を通わせた(同18日)

済州島の西済州希望文化会館では、交流団と韓国の未来部メンバーが心を通わせた(同18日)

埼玉・所沢県男子部長
岡田伸一さん

 訪韓に当たり、自身の壁を破る戦いを決意。毎月2人以上に仏法を語り、地元の男子部・学生部合同の集いも大結集し、歓喜の中で韓国を訪問しました。
  
 驚いたのは、行く先々で受けた大歓迎です。大きな歓声と、はじける笑顔からは、単なる盛り上がりではなく、懸命に迎えてくださる「心」を感じました。準備や運営に当たってくださった方、晴天と無事故を祈ってくださった方、勉強し、日本語で迎えてくださった方――その真心に触れ、改めて「不退の信心」を決意しました。
  
 南亀尾幸福文化会館での交歓会では、慶北第2方面の男子部メンバーと懇談しました。池田先生を師匠と定め広布を進める創価の同志には、あらゆる差異を超えて心が一瞬で流れ通うことを実感。後継の育成や師弟の精神の継承、先生との原点など真剣に意見を交わし、魂と魂の触発になったことは、大きな原点になりました。
  
 今回、どの会場も、韓国の同志の求道心と真剣さであふれていました。ある人が語っていました。「池田先生をお迎えする思いで交流団を迎えようと準備してきました」と。その真心に涙し、一人一人の胸中に師弟不二の精神が深く刻まれていることを学びました。
  
 帰国後、すぐにこの感動を語り広布を進めたいとの思いで、知人に仏法対話。入会を決意してくれました。師が築いた友誼の絆をさらに強め、使命の地で広布拡大に走ってまいります。

伝統衣装の少年少女部員をはじめ、慶北第2方面の友が大歓迎(同18日、南亀尾幸福文化会館で)

伝統衣装の少年少女部員をはじめ、慶北第2方面の友が大歓迎(同18日、南亀尾幸福文化会館で)

大邱第2方面女子部長
金渶瓏さん

 日本からの交流団が韓国を訪問するとの知らせを聞いた時、“池田先生の恩にお応えしていく女子部を構築し、交流団をお迎えしよう”と決意しました。以来、大邱第2方面の同志は、「師弟不二」と「異体同心」を合言葉に、学会活動に駆けてきました。
  
 女子部では、小説『新・人間革命』の研さんや、自身の挑戦を語り合う、励ましの集いを実施。特にメンバー一人一人が信仰体験を築き、信心の確信が深まるよう心を砕いてきました。私自身もリーダー率先の思いで仏法対話に励み、学会理解を大きく広げることができました。
  
 4月からは壮年・婦人・男子・女子部が一体となって“同盟唱題”にも取り組みました。先生が済州島に滞在された「1999年5月18日」から、済州で交歓会が開催される「2024年5月18日」までの9132日にちなんで、全体で合計9132万遍の唱題を達成し、当日を迎えたのです。
  
 はじけるような歓喜で集った交歓会――。国籍や言語を超えて、信心の感動はそのまま伝わりました。また交流団メンバーとの懇談では、リーダーの姿勢や人材育成などを、率直に語り合いました。特に友への励ましについて、会えるか会えないかではなく、「相手の幸福を願う心」が大切であると教えていただき、心から共感しました。
  
 師匠から託された、わが地域の広布のために、感謝の心で歩んでいきます。

山格希望文化会館での交流の集いでは、大邱第2方面の友が心を込めて大合唱(同18日)

山格希望文化会館での交流の集いでは、大邱第2方面の友が心を込めて大合唱(同18日)

首都ソウルの韓国SGI本部には、韓日青年友好交流団を歓迎する旗が

首都ソウルの韓国SGI本部には、韓日青年友好交流団を歓迎する旗が