〈座談会〉 世界広布の先頭を走る韓国で青年交流 歴史開くは“真剣な一人”の行動2024年5月23日

  • 平和の勝利島へ 沖縄健児の誇り高く
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  • 〈出席者〉原田会長、永石女性部長、西方青年部長、梁島男子部長、林池田華陽会委員長

 永石 「最も苦労した人が、最も幸せを勝ち取っていける社会をつくるのが、我らの『立正安国』の戦いである。その先頭に立つ『平和の勝利島』沖縄の友」と、池田先生は呼びかけられました。
  
 原田 私は先日、沖縄市、浦添市、那覇市などの“壮男大会”に出席しました。皆が沖縄健児の誇りも高く、「烈風が激しければ激しいほど、雀躍して前進する」ことを誓っていました。
  
 西方 沖縄は3月に、約2万人による「未来祭」を開催しました。老若男女の“新しい力”が躍動し今、「信仰の歓喜」「師弟の誓願」に満ちています。
  
 梁島 壮男大会では、入会3カ月の男子部員が元気に活動報告をしたと聞きました。彼の学会との出合いは、壮年部の方に誘われ、沖縄研修道場を訪問したことです。取り壊す予定だった米軍の核ミサイル発射台跡を見た池田先生が「基地の跡は永遠に残そう。『人類は、かつて戦争という愚かなことをしたんだ』という、ひとつの証しとして」と言われたことに、深く感銘したそうです。
  
 原田 入会を決意したのは、会合参加などを通して理解を深め、同世代の新入会の友がキラキラと輝いた目で堂々と体験を発表していた時です。以来、勤行・唱題に真剣に励み、命の底から生命力が湧き出るのを実感。「未来祭」にも出演し、その感動を今、多くの友に語り広げています。
  
 永石 他の方々の活動報告も素晴らしかったと伺いました。女性部も皆が、誠実な振る舞いと真心の対話で仏縁を拡大しています。
  
 原田 先生は、どんな状況でも自身の信心が強くあれば、「皆仏法を護らん」(新1713・全1242)と経文にあることを通し、沖縄の友に「最極の正義に徹する我らには、必ず諸天が味方する。全てを仏法を護る働きに転じていけるのだ」と示されました。「信心で勝つ!」と思い定めれば、勇気と智慧と無敵の突破力がほとばしります。沖縄の皆さんは不撓不屈の闘魂を燃え上がらせ、楽土建設へまい進しています。私たちも共々に、対話拡大に打って出ていきましょう。

沖縄の“壮男大会”(19日)――力強い民衆の前進で、平和な国土を築きゆく!

沖縄の“壮男大会”(19日)――力強い民衆の前進で、平和な国土を築きゆく!

地涌の連帯の模範

 林 このほど、池田先生の済州島訪問25周年を記念し、日本各地の青年世代の代表100人で韓国へ友好交流に行ってきました。
  
 西方 どの地でも真心から歓迎していただき、大感動でした。韓国は昨年、各部一体の弘教で2万7000人の新入会者が誕生。今年は、その一人一人にこまやかな励ましを送ろうと「座談会」に力を入れ、3月には5万人の青年・未来部員が集い合いました。各地に、青年を愛し育む心があふれていました。
  
 梁島 訪問した各会館には、先生がメンバーを激励された歴史が大切にとどめられており、強い求道の心を感じました。本年は1万人の青年世代への折伏を目標に掲げ、世界青年学会の模範と光る地涌の連帯を構築しています。
  
 永石 先生は25年前の5月、国立済州大学からの名誉文学博士号を受けるために済州島を訪れた際、メンバーと記念撮影され、「真実の幸福者に」「勝利者に」「仏法に行き詰まりはないのです。希望に燃えて! 私と一緒に!」と呼びかけられました。済州は本年、当時の5倍の座談会参加者となり、青年・未来部の拡大が進んでいると聞きました。まさしく世界広布の先頭を走るのが韓国です。
  
 梁島 先生は“韓日の青年の連帯こそ、世界広宣流布を成就する力である”と教えてくださいました。各地での交歓会などを通し、改めて世界広布の未来を開く青年の使命を確認し合うことができました(21日付1面の動画などで紹介)。

バトンを引き継ぐ

 原田 昨年5月に韓国を訪問した際、ソウルの韓国SGI本部に、池田先生の筆による「創価大光」の記念碑が設置されました。その碑文には、「太陽が一つ輝けば、全世界が照らし出されていく。それは、広宣流布も同じである。一人が立ち上がれば、すべての友を守ることができる。そして、社会の闇を破り、正義の夜明けを告げることもできる。大切なのは、真剣な一人だ。必死の一人だ」との小説『新・人間革命』の一節が刻まれています。
  
 林 韓国広布の歴史を開いてきた皆さんが、心に刻んできた言葉ですね。
  
 原田 かつて韓国では、過去の歴史から生じた誤解により、布教を禁止された時期もありました。それでも皆が仏法の人間主義に基づき、「良き市民」「良き国民」として環境や教育などの社会貢献の活動に励み、国や行政機関から顕彰を受けるまでになるのです。
  
 永石 先生は韓国を「文化大恩の国」と語り、教育や文化の交流を重ね、多くの識者とも人間主義の対話を広げられました。それは韓国の皆さんにとって、大いなる励ましとなり、希望となり、力となりました。
  
 原田 「百済国より始めて仏法渡る」(新2002・全1392)と仰せの通り、釈尊の仏法は、インド、中国を経て、韓・朝鮮半島から日本に東漸しました。それから700年、日蓮大聖人は法華経の肝心である南無妙法蓮華経を説き弘められました。そしてさらに700年、この太陽の仏法が韓国をはじめ世界中に広がる時代になったのです。先生は1998年に韓国SGI本部を訪問された折、「社会に奉仕し、人間性を広げていく。21世紀の仏法ルネサンスは、韓国から始まっています」と宣言されています。
  
 林 今回の韓日青年フォーラムで韓国の権哲賢元駐日大使は、“青年たちが世界平和の主役になることを期待しています”と語られました。栄光のバトンを決然と引き継いでいくのが、私たち青年の使命です。
  
 西方 日本では、6月に開催し、7月に配信される本部幹部会が「全国青年部幹部会・池田華陽会大会・学生部大会」として行われます。各国の代表を迎え、「世界青年学会」のスクラムを広げる集いです。一人でも多くの友が配信行事に参加できるよう、全力を尽くしてまいります。