〈投稿〉 ワカモノに聞く私とスマホ2024年5月21日
あなたにとってスマホ(スマートフォン)はどんな存在ですか? 今回は、若い世代から寄せられたメリットやデメリット、また、スマホが使えない状況になった時などのエピソードを紹介します。
何かあった時の救世主
京都市山科区
岩井羅菜(アイリスト 28歳)
私には10カ月と2歳の息子がいます。息子たちに風邪や湿疹の症状が出た時、スマホを使ってインターネットで検索。すると、詳しい情報や対処法が見つかり、心配事を解消してくれることも多くあります。
また、育児でいっぱいいっぱいになって、つまずきそうになった時には、遠く離れている友達と連絡を取り合ったり、同じような状況の方のInstagramやYouTubeを見て元気をもらったりしています。
スマホは私の救世主でもあります。
その半面、一種の依存だと感じることもあります。特にコロナ禍の後は、スマホを手に持っている時間が長くなり、眼精疲労や情報過多での脳疲労が増えました。
また、写真や個人情報などがスマホの中に入っているので、不安になります。
寝る前はなるべくスマホを見ないようにしています。
これからもなくてはならない存在ですが、たまにはデジタルデトックスの日をつくり、脳を休めてあげようと思います。
便利さに“頼りすぎない”
大阪市平野区
吉川千春(家事手伝い 27歳)
今や、私たちの生活に欠かせなくなったスマホ。時代を追うごとに革新的な技術が開発され、手のひらから生活に彩りを与えてくれます。
私は特に、スマホを使ってSNSやYouTubeで好きなアーティストの“推し活”を楽しんでいます。
また、ちょっとした作業をする時や、気分を高めたい時に「作業用BGM」を聴きます。
手軽で便利な一方、頼りすぎないことも大切だと感じます。例えば簡単な調べ物をする時、素早く答えが見つかるのは、紙の辞書などのアナログな物だったりします。
災害時などは電波の状況により、スマホが使えなくなる可能性があるので、緊急時の連絡先は、紙のアドレス帳もあると心強いですね。
そう考えると私は、スマホにも“適材適所”があると思います。便利さに甘えすぎず、自分に合った使い方をし、現実でもネット上でも、快適な生活が送れるように心がけたいです。
私にとって体の一部
東京都足立区
人見香理(介護職 24歳)
スマホは私にとって、体の一部だと思っています。
スマホを忘れたことに気付いた時、“まず親に電話しなくちゃ”と思うのですが、スマホがなくて途方に暮れます。そんな時、公衆電話を探し出せると一安心。小銭を持ち合わせていると一安心します。そして、母に電話して駅までスマホを持ってきてもらいます(笑)。
幼い頃、何かあった時のために、公衆電話の使い方を母に教わり、母親や自宅の電話番号を覚えるようにと言われていました。
スマホでのキャッシュレス決済は便利だからよく使っていますが、現金をあまり持ち歩かなくなってしまいました。そのため、スマホを忘れた時は何もできなくなり、“依存”していることを実感します。
それでもスマホは、旅先や日常の思い出の写真や動画を、撮るだけでなく、すぐに見ることができたり、友人と共有できたりするので便利です。
日常生活を豊かにしてくれるスマホは、私にとって、なくてはならない存在だと感じています。
振り回されないように
北海道函館市
笹谷博美(公務員 22歳)
スマートフォンは、なくてはならない、相棒のような存在です。
家族と連絡を取るにも、調べ物をするにも、聖教電子版を閲覧するにも、スマートフォンを利用しています。
しかし、相棒のような存在であると同時に、時々、怖くなることがあります。それは、スマートフォンに振り回されているような気分になる時があるからです。
大切な連絡が来ていないか逐一確認したり、意味もないのに、何度も画面の時計を見てしまったり……。スマートフォンに支配されているような気持ちになり、恐ろしくて遠くに置いたり、あえて家に置いて外出したりする時もあります。
今は、スマートフォンの機能にある「スクリーンタイム」の設定を使って、夜から朝の一定の時間には、通知が来ないようにしています。
何でもそうですが、使い方や頻度を考えないといけないなと思います。
〈原稿募集〉
「みんなの投稿」では、皆さまからの原稿を募集しています。どしどしご応募ください! 下記の2テーマの締め切りは、6月24日(月)必着です。掲載は8月以降を予定しています。
仲良しきょうだいの秘訣
きょうだいの仲が良くなったきっかけや、助け合った思い出、親として子どもたちが仲良くするために工夫したことなど、仲良しきょうだいの“秘訣”を募集します。
家族で学び合う平和の心
8月15日は終戦記念日です。子や孫と、戦争や平和について語り合ったこと、旅行やメディアを通して平和について家族で共に学んだエピソードなどをお寄せください。
おいでよ! 私のまち
有名な観光地ではなくても、オススメできる故郷や地元。とっておきの風景や食べ物など、“私のまち”の魅力を、思い出やエピソードを交えて教えてください。
○●投稿の決まり●○
▼応募するテーマ、氏名、郵便番号、住所、年齢、職業、電話(ファクス)番号(※任意で携帯電話の番号)を、明記してください。
▼字数の目安は400字程度。採用分には図書カードを進呈します。
▼趣旨を変えない範囲で添削させていただく場合があります。
▼掲載された原稿が当社のウェブサイトに掲載されることもご了承ください。
▼原稿は返却しません。同内容のものを他紙誌へ送ることは、ご遠慮ください。
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