〈座談会〉 “草の根の語らい”こそ最先端の民衆運動 信頼と友情広がる女性部総会2024年5月20日

  • 9月に青年部教学試験1級
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  • 〈出席者〉原田会長、長谷川理事長、永石女性部長、沼倉女性部書記長、堀口池田華陽会副委員長

 永石 「世界一の平和の連帯」――池田先生が、女性部に託してくださった大いなる使命です。今月、全国の津々浦々で、にぎやかに「女性部総会」が行われています。

 長谷川 先生は、「“草の根の語らい”こそ、時代の最先端を行く民衆運動」と語られました。まさしく、女性部総会は、広布新時代の希望のモデルです。

 沼倉 それが私たちの誇りです。小単位の「グループ」の集いは、友人との垣根もありません。全員が主役となって、笑顔と友情の語らいが広がります。

 堀口 私が伺った東京のグループでは、初めて来た方を含め6人の池田華陽会メンバーが参加して、「平和」をテーマに開催。和やかな懇談の後、気候変動や核兵器の問題について、池田先生の指導を研さんし、“今いる場所から行動しよう”と、語り合いました。

 長谷川 御聖訓に「常によりあいて」(新1519・全1114)、「常にかたりあわせて」(新1211・全900)などと仰せのように、広布伸展の基盤は、小さな単位での対話です。そこでは、偉大な妙法を持ち“冬から春へ”宿命転換しゆく感動のドラマの語らいが、幾重にも繰り広げられています。

 永石 山光・鳥取のある支部は、13人のグループ長と担当のリーダーが綿密に連携して、一人一人のお宅を丁寧に訪問。10年ぶりに学会の集いに出席したメンバーなど、昨年に比べ、新たに活動に取り組む方が9人増加し、そのうち2人が、6月の任用試験にも挑戦します。

 沼倉 その支部では、グループ長が10年来、対話を続けてきた友人に今回、御本尊流布ができました。支部女性部長は、信心で病を克服した蘇生の体験を語りながら、地域の“幸福責任者”として、元気いっぱい励ましに取り組まれています。

 原田 御聖訓に「地涌の菩薩の出現にあらずんば唱えがたき題目なり」(新1791・全1360)と仰せです。学会の強さは、一人一人が崇高な地涌の使命に目覚め、師弟の誓いを貫き、尊い自分史を刻んでいることです。

 沼倉 東京の支部副女性部長も、今月の総会に参加した友人が、御本尊をいただくことになりました。友人は、前回の任用試験を受験。毎日の聖教新聞を楽しみにし、感銘を受けた記事を自ら書き写すなどして、理解を深めてこられたそうです。

 堀口 総会を記念して作成されたファイルには、「平和といっても/一人一人の幸福が根本であり/その一人一人を励まし/勇気づけることが/平和への確かな第一歩となる」との池田先生の箴言がつづられています。これまで対話を重ねてきた友人が、この言葉に感動し、「大切に飾ります」と言って、任用試験を受ける決意もされました。

 永石 池田先生は、一人の女性部員が、誓いを掲げて毅然と歩めば、「その灯は必ず『二人・三人・百人』へ広がり、地域を照らし、さらに日本中、世界中を照らす大いなる灯となることは、絶対に間違いない」と、強調されました。これから、「マイ総会」も続くと思います。創価の希望の哲学を語りながら、平和の連帯をさらに広げていきましょう。

 原田 先生は、人生にあって、職場、地域、親戚など身近な友をはじめ、人々の幸福を願う心、そして社会や世界の平和のため、広宣流布に進み抜こうとする心にこそ「最高の幸福への道がある」と語られました。女性部総会は、その「心の財」光る尊き集いです。最後まで大成功を祈り応援していきましょう。

各地で笑顔と友情が広がる女性部総会(写真は神奈川の友)

下種と人材を拡大

 永石 勇気と誠実の対話から、平和の連帯は広がります。今月、訪問した欧州各国では、“試練の時代である今こそ”との思いで、仏法の生命尊厳の哲理、池田先生の平和思想と行動を、メンバーが堂々と友人に語っています。識者にお会いしても、必ずその周囲に、信頼と友情を築いてきた学会員がいるのです。

 原田 御聖訓に「力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし」(新1793・全1361)と仰せです。欧州の皆さんは、長年にわたる先生の励ましに応えて、師子吼の題目を唱え、誠実の対話で、幸福の種、平和の種を、一人また一人と蒔いて今日の発展を築きました。そして、創立100周年を目指し、勇敢に、異体同心の前進を開始しています。私たちも、いよいよの決意で、「友情・下種の拡大」「後継・青年の育成」に、自分らしく挑戦していこうではありませんか。

胸中に幸福の太陽

 長谷川 「青年部教学試験1級」が、9月1日に実施されます。申し込み期間は7月1日から21日です。詳細が、今月15日付の聖教新聞に掲載されました。

 沼倉 試験の対象者は、青年部教学資格2級の「男子部」「男子学生部」「池田華陽会」と、教授補資格の「ヤング白ゆり世代」になります。支部・地区でも励ましの声掛けを、お願いいたします。

 堀口 教材は、16日に発売された『世界広布の翼を広げて 教学研鑽のために――観心本尊抄』(第2版)と、「大白蓮華」6月号です。いずれも全国の書店で購入・注文が可能で、聖教ブックストアのウェブサイトでも受け付けています。また、試験に向けた教学講座「観心本尊抄」が、後日、配信されます。

 原田 出題範囲の「観心本尊抄」に、「天晴れぬれば地明らかなり。法華を識る者は世法を得べきか」(新146・全254)とあります。先行き不透明な社会であり、悩みが尽きないのが人生の実相です。しかし、御書をひもとけば、わが胸中に、勇気と希望の太陽が赫々と昇ります。仏法は、現実の人生と社会で勝つためにあります。乱世を突き抜けて、学会が世界宗教へと飛翔を遂げたのも、行学の二道に徹し抜いたからです。青年と共に、教学を深め、一層、力強く進んでいきましょう。