大阪、福井で「ユースフェスタ」――関西の各府県で順次開催2024年5月14日

  • 常勝の未来担う青年たちが躍動

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 関西の青年世代による「ユースフェスタ」がスタートした。関西では「関西池田記念大講堂」オープンの2027年、学会創立100周年の2030年に向け、“常勝の未来”を担い立つ青年の育成に力を入れている。その一つの発火点となるのが、今月から6月にかけて各府県で開催される同フェスタである。総大阪の「OSAKAユースフェスタ2024」は吹田市の大和大学で、11、12の両日、昼と夕の2回ずつ行われ約1万人が参加。同大学の田野瀬良太郎学長をはじめ来賓が出席した。一方、福井総県の「FUKUIユースフェスタ2024」は12日、福井市のフェニックス・プラザで行われた。

新しき時代の扉を開くのは青年!――「OSAKAユースフェスタ2024」のフィナーレ。出演者は本番に向け、皆で小説『新・人間革命』第30巻(下)「誓願」の章を研さん。後継の決意を胸に舞台に立った(12日、大阪・吹田市の大和大学で)

新しき時代の扉を開くのは青年!――「OSAKAユースフェスタ2024」のフィナーレ。出演者は本番に向け、皆で小説『新・人間革命』第30巻(下)「誓願」の章を研さん。後継の決意を胸に舞台に立った(12日、大阪・吹田市の大和大学で)

「OSAKAユースフェスタ2024」の会場となった、大和大学の大和アリーナ(大阪・吹田市)

「OSAKAユースフェスタ2024」の会場となった、大和大学の大和アリーナ(大阪・吹田市)

OSAKA「笑顔の絶えない世界へ 私から始める一歩!」

 躍動のダンス、伸びやかな歌声、確信の信仰体験――。ステージに立つ一人一人に“勝利と充実の笑顔”が輝いていた。
 大阪のユースフェスタのテーマは「笑顔の絶えない世界へ 私から始める一歩!」。
 出演者は、池田先生の「笑顔は、幸福の結果というよりも、むしろ幸福の原因」との言葉を胸に、信心根本の挑戦を重ねてきた。
 合唱団として舞台に立った猪井秀美さん(住之江総区・池田華陽会サブキャップ)は、学会の温かさを一人でも多くの人に知ってもらいたいと、対話拡大に率先。3月の世界青年座談会に向けて20人に声をかけ、うち5人が参加するなど、信頼と友情の輪を広げた。
 ダンスに出演した遠藤光明さん(福島区・男子地区リーダー)は、転職活動で知り合った友人と仏法対話。遠藤さんと男子部メンバーの励ましに触れた友人は、進んで入会を決意し、フェスタ直前の11日午前、御本尊を受持した。
 出演者は皆、仕事や学業等がある中で学会活動や練習に挑み抜き、不屈の関西魂を燃え上がらせ、フェスタ当日を迎えた。

はつらつとしたダンス。ある出演者は、「仲間たちと切磋琢磨して迎えた本番は、人生の原点になりました」と歓喜にあふれて(大阪)

はつらつとしたダンス。ある出演者は、「仲間たちと切磋琢磨して迎えた本番は、人生の原点になりました」と歓喜にあふれて(大阪)

希望の歌声を響かせる合唱団。演目の冒頭で出演者の代表が、家族を襲う病魔を克服したり、夢をかなえたりした信仰の喜びを語った(大阪)

希望の歌声を響かせる合唱団。演目の冒頭で出演者の代表が、家族を襲う病魔を克服したり、夢をかなえたりした信仰の喜びを語った(大阪)

 開幕を告げたのは、カラフルなシャツを着たヤング男子部と池田華陽会60人によるダンス。息の合った舞で、“ありのままの自分”を認めることで「桜梅桃李」の個性が輝くことを表現した。
 続いて、“悩みに負けない生き方が同じ苦悩を持つ人の希望になる”との思いで、ヤング男子部、池田華陽会、学生部300人が合唱を披露。女性部の池田華陽会・ヤング白ゆり世代、男子部450人が、自分が変われば環境が変わるとのメッセージを込めた歌声を響かせた。
 主催者を代表して前田関西青年部長があいさつ。池田先生の人間革命の理念に触れつつ、ここにいる私たちから平和への一歩を踏み出そうと訴えた。
 最後に、コロナ禍の中で青年部が作った「未来の地図~Step Forward~」を大合唱。全出演者と参加者が一体となって、決意の歌声を轟かせた。
 12日昼の回には梁島男子部長が駆けつけ、終了後に出演者を激励した。

FUKUI「2030年、あなたと描くミライ~We Go & You Go~」

福井総県の「FUKUIユースフェスタ2024」。フィナーレでは、参加者全員で世界青年部歌「Eternal Journey with Sensei!~永遠の師弟旅~」を高らかに歌い上げた(12日、福井市のフェニックス・プラザで)

福井総県の「FUKUIユースフェスタ2024」。フィナーレでは、参加者全員で世界青年部歌「Eternal Journey with Sensei!~永遠の師弟旅~」を高らかに歌い上げた(12日、福井市のフェニックス・プラザで)

 福井でも“若い力”の躍動が光った。
 男子部の渡辺学さん(若狭勝利県)は、理学療法士として奮闘する中、ダンスの練習を重ねてきた。共に出演する同志が勇んで仏法対話に挑む姿に心を打たれ、初めて友人との対話に挑戦。ユースフェスタに友人を招待することができた。渡辺さんは「縁する人に幸福の励ましを広げていきたい」と決意に燃える。

女性部は、一人の女性が人間革命をしていく姿を劇とダンスで表現した

女性部は、一人の女性が人間革命をしていく姿を劇とダンスで表現した

迫力のバチさばきで、参加者の心を震わせる和太鼓演奏

迫力のバチさばきで、参加者の心を震わせる和太鼓演奏

 福井のユースフェスタのテーマは「2030年、あなたと描くミライ~We Go&You Go~」。青年世代が連帯して、未来を描き創造していく心意気が込められている。
 オープニングを飾ったのは和太鼓演奏。“歓喜の鼓動”が会場の熱気を一気に高めた。次いで、ウインドオーケストラが軽快な妙音を響かせた後、女性部が「桜梅桃李」と題して劇とダンスを披露。男子部はダンスとバンド演奏を勇壮に。未来部と青年世代による「母」の合唱では、創価の母への感謝を歌声に託した。
 続いて、代表が「FUKUIユース宣言」を行い、仏法の平和思想を福井から世界へ広げゆくことを高らかに発表。フィナーレは、全参加者が心一つに歌を歌い、希望の世紀を開く誓いを新たにした。