【音声配信中】大白蓮華5月号の巻頭言、座談会拝読御書「妙密上人御消息」2024年5月13日

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【音声】大白蓮華5月号の巻頭言 永遠の出発の日「5・3」――池田大作先生の誓願をわが胸に

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5月度座談会拝読御書 「妙密上人御消息」

〈教学〉 5月度座談会拝読御書2024年5月5日

  • 妙密上人御消息

 
拝読御文

 金はやけばいよいよ色まさり、剣はとげばいよいよ利くなる。法華経の功徳は、ほむればいよいよ功徳まさる。二十八品は正しきことはわずかなり、讃むる言こそ多く候えと思しめすべし。(御書新版1713ページ1行目~2行目、御書全集1241ページ18行目~1242ページ2行目)
 

〈池田先生の指針から〉 妙法を賛嘆する心に功徳が増す

 悪世末法で信心を貫き通していること自体、どれだけ偉大なことなのか。どこまでも共に戦う門下を、本当に大切にされたのが大聖人です。
 真心の激励に、妙密上人夫妻が新たな決意で立ち上がったことは想像にかたくありません。
 「金はやけば弥色まさり剣はとげば弥利くなる」(全1241・新1713)とあります。
 金は精錬すればするほど輝きを増します。剣は研げば研ぐほど鋭くなります。法華経の功徳も、賞讃すればするほど、ますます功徳が勝っていきます。
 法華経そのものにおいて、法理の真髄が述べられた箇所はわずかです。法華経二十八品全体が、その万人成仏の法理の功徳を、釈迦・多宝・十方の諸仏をはじめ、あらゆる衆生が口をそろえて賞讃し、全人類に妙法の受持を勧めている経典であるといえます。
 文底から拝するならば、法華経全体が、南無妙法蓮華経の功徳を賞讃しているのです。
 妙法を賞讃する心に功徳があふれます。また、妙法を持ち、弘める人を賞讃する心に功徳はいや増していきます。(中略)
 学会員は、御本尊の功力を実証し、その喜びを万人に広げようと、御本尊を弘めていきました。本格的な御本尊流布は、わが創価学会によって始まったのです。
 世界広宣流布・仏法西還の基盤が盤石になった今、まさに世界の「国ごと人ごと」に、仏法の人間主義に期待する声が高まっています。
 法華経の生命尊厳の思想を体現している学会員に対する賞讃は、日増しに高まっています。いよいよ、世界広宣流布の本格的な大前進が始まる時が到来しました。
 どこまでも大切なのは、宝の如き学会員の存在です。日々、学会活動で生命を磨かれている皆さまです。
 日蓮大聖人の広宣流布の御精神、そして、創価学会の八十年の歴史と伝統は、全部、皆さまの胸中に受け継がれています。大聖人が皆さま方を賞讃してくださっていることは絶対に間違いありません。
 (『勝利の経典「御書」に学ぶ』第6巻)
 

友をたたえるほど福運と勢いがつく

キーワード① 焦点は「一人の人間」

 日蓮大聖人は本抄の前段で、人々の煩悩の病を治す大良薬である法華経の題目を末法で唱え弘め始めたのは、御自身一人しかいないと明かされています。
 その大聖人を支える妙密上人の真心は、日本国に法華経の題目を弘めることと同様であり、その功徳は絶大であると仰せです。
 文永11年(1274年)に大聖人が佐渡流罪を赦免されてから、本抄が執筆された建治2年(1276年)にかけて、各方面の門下は師の呼びかけに応えて、幾多の障魔に屈せず、次々と正法の弘通に立ち上がりました。
 本抄で大聖人は、万人が南無妙法蓮華経を唱える時が到来すると御断言になっています。広宣流布の拡大は、決して抽象論ではありません。どこまでも、焦点は「一人」にあります。
 使命に目覚めた「一人」が立ち上がり、次なる「一人」に希望の灯をともす。「一人」を育むために、“眼前の一人”を支え、間断なき勇気の励ましを送る――大聖人から続く“広宣流布の方程式”は、192カ国・地域に広がる創価の連帯に受け継がれています。
 池田先生は「創価学会は、どこまでも『一人』を大切にし、『一人の人間』が持つ『世界を変える力』を限りなく発揮していく。これこそが『人間のための宗教』であり、『民衆の側に立つ宗教』であるからだ」とつづられています。
 私たち一人一人の日々の前進が、世界広布の躍進に直結しているのです。
 

キーワード② 広布の仏子を大切に

 法華経には、仏や法華経そのものを賛嘆する言葉が数多く記されています。同じように、日蓮大聖人は本抄で、法華経の功徳をたたえるほどに、ますます功徳が豊かになると仰せです。
 大聖人は、法華経の真髄である諸仏の成仏の根源法を、南無妙法蓮華経として顕されました。法華経は南無妙法蓮華経の偉大さをたたえる経典であり、妙法の受持を人々に勧めている経典です。
 ゆえに、南無妙法蓮華経を称賛する心に、無量の福徳があふれるのです。
 “法華経の功徳をたたえる”実践とは、どういうことでしょうか。それは、学会活動を通して培った人間革命の実証、信仰の喜びを生き生きと語り抜く希望の対話です。また、同志と互いに尊敬し合う姿勢もそうでしょう。
 なかなか会合に参加できなくても、自らの立場で広布拡大に尽くす友や、陰の労苦に徹する友をはじめ、学会の発展は、多くの尊き同志の真心によって支えられています。互いの奮闘をたたえ、エールを送り合う――この“創価の励ましの連帯”にこそ、皆が自他共に幸福の軌道を歩みゆく力が脈打っているのです。
 かつて池田先生は語られました。「広宣流布の仏子を大切にすることは、わが身の仏界を大切にし、強めることになる。頑張っている人を、たたえればたたえるほど、自身にも組織にも『福運』と『勢い』がつく」
 同志の奮闘に思いをはせれば、挑戦への活力がみなぎります。同志と励まし合い、勝利劇をつづっていきましょう。
 

 座談会拝読御書の音声は、こちらから。
 ※御文、通解、英文が聞けます。
 


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