〈トーク2024〉 歌手・美川憲一さん2024年5月11日
逆境にも強気で挑む!
(ゲスト)歌手・美川憲一さん
しぶとく生きなきゃだめよ!
関西男子部長・登悠一さん
「負けたらあかん」が合言葉
関西女性部主任部長・平林桃子さん
“母の励まし”に感謝です
「2人とも笑顔がすてきね」と美川さん㊥。登さん㊨、平林さんが和やかに(関西池田記念会館で)
本紙の人気企画だった「トーク」が本日から再開します! ゲストは、芸能活動60周年を迎える歌手・美川憲一さん。来月から、記念の民音公演が予定されています。関西男子部長の登悠一さん、同女性部主任部長の平林桃子さんを相手に、“美川節”がさえわたりました。
歌手生活60年
登 歌手生活60年! おめでとうございます。
美川 ありがとう。でも、私の前で“年取った”は禁句よ! ところで登さん、あなた目力がすごいわねぇ。
登 第一印象は“怖そう”と言われることもあるんですが(苦笑)。
美川 キリッとしてていいわよ。平林さんも気品を感じるお顔ね。若いっていいわねー。
平林 美川さんも、キラキラして。圧倒されます。
美川 60年にわたって“美川憲一”を続けるのも大変なのよ。ボイストレーニングで喉も鍛えてるわ。
登 6月から民音コンサートが始まります。美川さんといえば、やっぱり豪華な衣装ですよね。
美川 紅白歌合戦の時の2人のデザイナーさんにお願いして、今回のために特注で作ってもらったのもあります。
平林 演歌からシャンソンまで幅広く、“爆笑トーク”も楽しみです!
美川 「柳ケ瀬ブルース」や「さそり座の女」など、皆さんが聞きたい歌を選んで歌います。「生きる」という曲は、40年以上前に誕生したシャンソンで、私が日本語の歌詞を付けて歌っているの。
登 心が揺さぶられる歌ですね。
㈱オフィス・ミカワ提供
美川 以前、コンサートに、がんで余命いくばくもない方がいらっしゃって、「病院を抜け出して、美川さんの『生きる』を聞きに来ました。元気になってまた来ますね」って。その言葉に感動して、私の方が元気をもらったんです。
平林 音楽は言葉以上にダイレクトに心に響きます。美川さんの歌を生きがいにされている人は多くいらっしゃると思います。
美川 ありがとう。皆さんに、「美川憲一が頑張っているんだから私たちも頑張る」と思ってもらえるような歌声を届けたいわね。
善き縁を大切に
登 音楽には人と人を結ぶ力があります。3月に創価学会青年部も参画し、東京・国立競技場で開催した「未来アクションフェス」でも、そう感じました。
平林 核兵器や気候危機の問題解決を訴えるイベントでしたが、歌や演奏を通して7万人の青年が思いを一つにし、約50万人がライブ配信で視聴しました。
美川 学会の青年部の皆さんは団結力がすごいわよね。今、そういう団体ってないもの。若い人にはもっと世の中のことに目を向けてほしい。人と出会って、話を聞いて。それは全部、自分のためになるのよ。
登 人の前に明かりを灯せば、自分の前も明るくなる――その信念で私たちは、共に成長していく励ましの運動を続けています。大阪や福井を皮切りに、関西各地でも“青年の力”を結集するイベントを行います。
美川 すごいわね。不安なことの多い今の世の中だから、“善き人”のつながりが大事よね。私も民音さんには、長年お世話になって、来られるお客さんも温かくて、いつも、勇気をもらっています。
美川さんのステージから〈提供=㈱オフィス・ミカワ〉
平林 励ましの“善縁”から、平和も築かれるのだと思います。
美川 未来のことを真剣に考えている若者たちって、すごいじゃない。皆さんの連帯をどんどん広げていかれるといいわよ。
登 はい! 私自身が先頭に立って“前進また前進”していきます。
美川 ボーッとしてたらダメよ! 青年を引っ張って、もっと上へお行きなさい。
親孝行を忘れず
平林 あすは「母の日」です。学会には、池田先生が作られた「母」という曲があります。
美川 いい歌よね。こういう詩を残された池田先生は本当に愛情の深い方です。その思いを、皆さんが歌い継いでいる。素晴らしいことですよ。
平林 美川さんご自身も昨年、お母さまへの思いを歌った「ふたつの愛」という曲を発表されました。
美川 私には、2人の母がいてね。産みの母と育ての母と。姉妹同士でしたけれど。母は未婚で私を産みました。その後、肺結核になって、私を姉に預けたんです。
登 お母さまに“楽な暮らしをさせてあげたい”と芸能界を目指されたと伺いました。
美川 2人の母は、同じように「あんたのおかげで幸せだった」って、感謝の言葉を残して亡くなったわ。
平林 私たちも身近な人たちに感謝する大切さを、常々、池田先生から教わりました。
美川 健康に感謝、親にも感謝、仕事にも感謝。池田先生にも感謝ね。皆さんも毎日、そう祈ってらっしゃるんでしょ?
登 日々、感謝を忘れず、自身と友の勝利を祈っています。
美川 そうよね、私も育ての母から、「あんたはしぶとく生きなきゃだめ。絶対に大成するから、諦めちゃだめよ」って言われて、頑張ってこられた。
平林 美川さんの生き方の原点には、お母さまの励ましがあるのですね。
美川 私、逆境には強いのよ。いろんな苦難があったけど、弱気になったらだめ! 強気で前に進めば本当に強い自分になっていけるものなの。
登 関西の母たちが心に刻む言葉が「負けたらあかん」です。私たちもその常勝の魂を受け継いでいます。
美川 「負けたらあかん」――その通りよ! 青年部の皆さん、頑張ってね。「言われなくても、頑張ってるわよ」ってね(笑)。私もまだまだ歌い続けるわよ!
〈公演情報〉
歌手生活60周年記念
美川憲一コンサート2024
○6月18日(火) 京都・ロームシアター京都メインホール
○19日(水) 大阪・フェスティバルホール
○20日(木) 大阪・八尾市文化会館プリズムホール大ホール
○21日(金) 兵庫・神戸国際会館こくさいホール
○7月18日(木) 東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
〈いずれも午後3時開演〉
【問い合わせ】MIN―ON関西センター、電話06(4304)9511
※7月18日の公演のみMIN―ONインフォメーションセンター、電話03(3226)9999
〈プロフィル〉
みかわ・けんいち 1946年、長野県生まれ。1965年にデビューし、「柳ケ瀬ブルース」「さそり座の女」など数多くのヒット曲で国民的歌手に。CMやバラエティー等、活躍は多岐にわたる。
のぼり・ゆういち 1988年、大阪府生まれ。関西学生部長、西大阪総県男子部書記長、北摂総県男子部長等を歴任。人材拡大の先頭に立ち、関西を駆け巡る。創価大学卒。関西池田記念会館勤務。
ひらばやし・ももこ 1991年、大阪府生まれ。関西女子部長、関西女子未来部長等を歴任。ヤング白ゆり世代の女性部の友と、幸の対話拡大運動を展開する。創価大学卒。関西池田記念会館勤務。