おはようございます。部屋の温度は16℃。イタリアの躍進が素晴らしい。人間革命を通して社会に貢献。信頼の輪が広がることで、イタリア自身の変革につながっている。今日もお元気で!

 

世界宗教への飛躍の象徴 イタリアが誓いの総会2024年5月11日

  • 欧州訪問団が出席 ローマ文化会館で

仲良きスクラムで希望の未来を開くことを約し合ったイタリア創価学会の総会。会場は終始、広布への情熱に包まれて(ローマ文化会館で)

仲良きスクラムで希望の未来を開くことを約し合ったイタリア創価学会の総会。会場は終始、広布への情熱に包まれて(ローマ文化会館で)

 【ローマ】世界宗教への飛躍のシンボルと輝くイタリア創価学会の第1回総会が8日夜(現地時間)、ローマ文化会館で意気高く開催された。これには欧州訪問団の原田会長、永石女性部長、清水SGI(創価学会インタナショナル)事務総局長らが、イタリア全土から集った代表と共に出席。全国319会場に配信され、1万人を超える友が参加した。

青年部・未来部の友が「青年よ広布の山を登れ」を合唱(ローマ文化会館で)

青年部・未来部の友が「青年よ広布の山を登れ」を合唱(ローマ文化会館で)

 〽青年とは 希望とは 真実とは 広宣流布という 友のための法戦を 貫きゆくことなのだ……
 
 総会の序盤、会場いっぱいに青年部・未来部の合唱団による「青年よ広布の山を登れ」の歌声が広がった。
 
 曲が終わり、凜々しい若人たちをたたえる拍手が鳴りやまない。
 すると、合唱団がアカペラで再び歌い始めた。参加者は自然と肩を組み、声を重ねる。
 
 皆の心が一つになった瞬間。広布への誓いあふれる熱唱が、強く美しく響き渡った。
 
 池田大作先生の逝去後、初めて迎えた「5・3」。そして、最後となった先生の8度目のイタリア訪問(1994年)から30周年となる節目に当たり、同国の友は新生の決意を込め、今回の総会を「第1回」と定めた。
 
 会場のローマ文化会館が立つ首都ローマは、先生が若き日に青年部の同志と読み合った、ホール・ケインの小説『永遠の都』の舞台である。
 
 同小説の主人公たちが革命に走った地に、先生が第一歩をしるしたのは61年。古代ローマ時代の遺跡「フォロ・ロマーノ」で思索を重ねつつ、先生は一首の歌を詠んだ。
 
 「ローマの 廃墟に立ちて 吾思う 妙法の国 とわにくずれじ」
 
 妙法は永遠である。なれば、その妙法を根本に築かれた人類の平和と繁栄もまた、永遠であらねばならない、と――。
 
 以来六十余星霜。イタリアの友は師弟原点のローマから、今再びの大行進を期す。その心には、師の熱願が厳然と刻まれている。
 
 「永遠なる“精神の大世界”、すなわち“妙法の国”を、一人ひとりの胸中に築き上げ、人間共和の『永遠の都』を建設することがわが創価学会の使命だ。新しき人類史の扉を開くために、断じて成し遂げなければならない」

池田先生がイタリア初訪問の折に訪れた古代ローマ時代の遺跡「フォロ・ロマーノ」(ローマ市内で)

池田先生がイタリア初訪問の折に訪れた古代ローマ時代の遺跡「フォロ・ロマーノ」(ローマ市内で)

三代会長への顕彰、インテーサ(宗教協約)の発効 社会貢献のスクラムは堂々

 イタリア創価学会は本年、新体制となった青年部を先頭に、小説『新・人間革命』を研さんしながら弘教拡大に全力。各地での青年の集いには友人も多く訪れ、その数は実に会合参加者の4割にのぼる。6月には全土で婦人部総会を実施予定。壮年部メンバーの社会での活躍も光る。
 
 イタリアでは、国民の約8割がカトリックを信仰する。その中にあって創価学会は現在、イスラム、プロテスタントに次ぐ規模に発展。仏法の人間主義を基調に、471支部・1246地区の陣容で社会の繁栄と平和の建設に尽くす。
 
 2011年からは核兵器廃絶運動「センツァトミカ(核兵器はいらない)」を推進。これまで国内外の約80会場で行った核兵器廃絶展には、36万人以上が来場した。
 
 21年には、池田先生の提言をもとに企画・制作した環境展示「生の継承」をスタート。各地の開幕式には、市長ら来賓も多数出席している。
 
 イタリア社会に広がる学会への理解と共感の輪。国内には創価の三代会長の名を冠した通りや公園などが誕生し、先生に国家勲章をはじめ、名誉学術称号や名誉市民称号などが数多く贈られてきた。

総会に向け、人間革命の挑戦を貫いた参加者の顔には、歓喜と勝利の笑みが輝く(ローマ文化会館で)

総会に向け、人間革命の挑戦を貫いた参加者の顔には、歓喜と勝利の笑みが輝く(ローマ文化会館で)

 世界一の師匠を「良き市民」「良き国民」の範として、社会に貢献し、国家から絶大な信頼を勝ち得てきたイタリアの友。その最大の実証が、イタリア創価学会とイタリア共和国政府との間で締結したインテーサ(宗教協約)だ。
 
 これは、共和国憲法第8条に基づいた、国家と宗教団体が結ぶ法的な取り決めで、国家が認めた特定の宗教団体に、一定の権利や特典が保障されるもの。
 
 上下両院の満場一致による可決・承認を経て大統領により発布され、16年に正式に発効となった。
 
 学会のイタリア文化会館で行われた調印式(15年)には、当時のレンツィ首相が出席。その模様は国営テレビで全土に放映され、首相は創価の平和・文化・教育運動への信頼を語るとともに、良き市民の育成などに尽力する池田先生の信念に共感を示した。
 
 かつて先生は、長編詩につづった。「みごとに築かれた/欧州随一の人材山脈。/イタリアは勝った!/欧州の/輝ける希望となった!/世界に誉れの/模範となった!」
 
 学会が世界宗教として飛翔を遂げた今、イタリアは師がうたい、たたえた通りのスクラムになったのである。

堂々たる社会貢献のスクラムを築き上げたイタリアの友。“我らは永遠に池田先生と共に!”――師弟に生き抜く誓いに燃えて(ローマ文化会館で)

堂々たる社会貢献のスクラムを築き上げたイタリアの友。“我らは永遠に池田先生と共に!”――師弟に生き抜く誓いに燃えて(ローマ文化会館で)

10万の地涌の陣列へ前進!

 「10万人の地涌の陣列」の構築へ、勇躍の熱気に包まれた総会では、イタリアのルッリ男子部長が、創価家族の絆を支えに、強き祈りと勇気の行動で使命の道を切り開いた信仰体験を発表。
 
 ソレッリ婦人部長のあいさつに続き、イタリア創価学会のアプレア会長が、団結固く折伏の大波を起こそうと呼びかけた。永石女性部長は、師弟不二の心で広布拡大と人間革命の証しを打ち立てようと語った。
 
 原田会長は、師匠との原点を胸に勝利し続けるイタリアの同志を称賛しつつ、池田門下の前進こそ、世界平和と人類の宿命転換を実現しゆく力であると強調。小説『人間革命』『新・人間革命』を学び抜いて師弟の道の真実を魂に刻み、広布を阻む一切の障魔を退けながら、今を勝ち、未来を開こうと訴えた。