〈座談会〉 飾らない対話から信頼は生まれる 心広々と励ましの輪を拡大2024年5月9日

  • 任用試験申し込みは12日まで
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  • 〈出席者〉長谷川理事長、沼倉女性部書記長、西方青年部長、梁島男子部長、永井女性部主任部長

 長谷川 6月16日に実施される教学部任用試験(仏法入門)の申し込みは、今月12日が締め切りとなります。各地で全力の推進、本当にありがとうございます。
  
 永井 私も先日、勇気を出して、幼なじみに生命尊厳の仏法を学ぶ大切さを伝えました。友人は、快く受験を決意。「一緒に学んでいこうね」と語り合っています。
  
 沼倉 若い世代の受験者も増えています。池田先生は、御書は「青年の勝利の聖典」であり、「希望の中の希望」が説き明かされた「究極の幸福学の経典」と意義づけられています。
  
 梁島 男子部でも新入会者や大学校生など、新時代を担うメンバーが多く受験します。一人一人が地涌の使命を自覚し、勇んで広布の活動に励んでいけるよう、応援していきます。
  
 西方 今月13日からは試験に関する「教学講座」がSOKAチャンネルVODの番組として、会館、個人会場、モバイルSTBで配信されます。「SOKAnet会員サポート」でも配信され、スマートフォン等で視聴できます(通信料は必要)。
  
 長谷川 御聖訓に「法華経の法門をきくにつけてなおなお信心をはげむを、まことの道心者とは申すなり」(新1834・全1505)と仰せです。教える側もいよいよ求道の心を燃やし、共に信心を深めていきましょう。

世代を超えた共感

 永井 今週は「励まし週間」、13日からは座談会の週です。女性部は結成3周年を迎え、各地でにぎやかに総会が開催されています。
  
 沼倉 涙あり笑顔あり和楽あり! 未入会のご家族や友人も参加しての双方向の語り合いで共に学び、希望と友情の輪が広がっています。先生が「わが街の 歓喜の泉は ここにあり 汲めども尽きぬ 励ましオアシス」と詠まれた通りの集いです。
  
 梁島 地域によっては、“壮男座談会”も行われます。先月の本部幹部会では、原田会長が等身大の言葉で語ることの重要性を強調されていました。
  
 沼倉 特に青年世代は、“ありのままが伝えられているか”“表裏がないか”を重視する傾向性があるといいます。成功の“結果”より、自身の弱さや失敗、悩みをどう乗り越えたかを率直に語られる方が胸に響く、と。
  
 長谷川 まさに座談会がそうです。池田先生は、座談会は「自らが主役になり、人生の『物語』を語る」、そして互いに「触発を受け、自身の悩みと戦う勇気をもらい、人生を創造していくのです」と、世界の識者に語られました。
  
 西方 入会5年の青森の男子部員は、座談会で聞いた多宝会の先輩の信仰体験に感動。“信心の確信は誰かから与えられるのではない。自分でつかみ取るもの”と発心し、昨年、男子部大学校に入校しました。ありのままの体験は、世代を超えて共感を生むと感じます。
  
 梁島 私は「5・3」の数日前に京都の青年へ御本尊流布することができましたが、それまで多くの対話に挑む中で、さまざまなドラマがありました。男子部メンバーには、挑戦の過程で実感したことを飾らず語るよう心がけています。そのためにも、まず私自身が「新時代の山本伸一」として祈り抜き、率先して戦っていきます。
  
 永井 金沢大学の金間大介教授は本紙のインタビューで「若者は『現役選手』しか尊敬しない」と語っています(2022年7月30日付)。「現役選手」は当然、失敗もする。けれど、負けても、くじけてもなお、次へ生かそうとする。その姿勢を若者は“カッコいい”と受け止める、とも言われていましたね。
  
 沼倉 自分らしく、飾らない「対話」から、心の交流や信頼は生まれます。リーダーがはつらつと動き、訪問・激励や座談会で朗らかに語り合っていきたいと思います。
  
 長谷川 先生は若き女性リーダーに、「結果は実っていなくとも、挑戦の苦闘と喜びを、ありのままに語り、頑張り続けていくという決意をぶつけていくんです。そうすれば皆が、“それなら、私にだってできる。私も挑戦しよう”という思いをいだいていきます」と示されています。共々に心広々と励ましの輪を広げていきましょう。
 なお、この場をお借りして、会場を提供してくださっている皆さまに心から御礼を申し上げます。

沖縄の同志と共戦

平和と希望の未来を開こう!――使命の天地で友好を広げる沖縄の青年がにぎやかに(4月)

平和と希望の未来を開こう!――使命の天地で友好を広げる沖縄の青年がにぎやかに(4月)

 永井 今月14日は、沖縄総支部結成大会(1961年)が行われた日です。前年7月に、先生のもとで支部が結成された当時、沖縄は約7000世帯でした。10カ月間で、約1万7000世帯へと飛躍的に拡大し、総支部結成大会を迎えました。
  
 沼倉 大会の前日に那覇の空港に降り立った先生は、「いよいよ沖縄にも春が来たよ」と同志を励まされました。大会では沖縄初の会館の建設と落成式への先生の出席が発表され、歓喜が爆発しました。
  
 長谷川 その約束通り、先生は62年7月18日に落成式に出席。64年12月2日には、その沖縄本部(当時)で小説『人間革命』の執筆を開始されたのです。愛する沖縄こそ「生命尊厳の平和の大城」に! 「世界一の立正安国の宝島」に! 「世界広宣流布のモデルの宝土」に! これが先生の、生涯貫かれた命題であり、熱願です。
  
 沼倉 それに応えようと、沖縄の皆さんは、打ち続く難題にひるむことなく、誠実に社会貢献の行動を重ねられました。
  
 西方 3月の「OKINAWA未来祭」も、友人を含め約2万人が集い、“希望の歌”や“歓喜の舞”が広がりました。
  
 長谷川 今、先生との原点を胸に、沖縄の同志は懸命に草の根の対話を展開しています。私たちも共戦の思いで友好拡大に挑戦していきましょう。