〈声〉 読者の投稿 北海道、香川、大阪、東京から2024年5月8日

通称86(ハチロク)と呼ばれた蒸気機関車。1965年3月16日に広島県の三次機関区に配属され、県北部で働いた=中国支社・田中ゆかり通信員

通称86(ハチロク)と呼ばれた蒸気機関車。1965年3月16日に広島県の三次機関区に配属され、県北部で働いた=中国支社・田中ゆかり通信員

友人が入会した決め手は「体験」

 札幌市手稲区 麻林伸一(自営業 47歳)

 昨年知り合った友人のSさんが、5月3日に晴れて入会しました。

 支部や地区の皆さんが題目を送ってくださる中、「5・3」を目指し、幾度も対話を重ねてきました。入会の決め手となったのは、数多くの信仰体験でした。とりわけ、青年部時代から切磋琢磨しながら共に学会活動に励んできたヤング壮年部の同志の方々が、Sさんに信心の体験を語ってくれました。

 Sさんは、学会の友の朗らかさをはじめ、彼らの確信あふれる体験に最も大きな触発を受け、求道の心が湧き上がったようです。同志の祈りはもとより、共戦の仲間たちの応援なくしては、Sさんの入会の日を迎えることはできなかったと思います。

 一般に「責任世代」とも称される私たちの年代は、それぞれの悩みも青年期の頃から変化し、子育てや親の介護など多岐にわたります。そうした中でも、広布への情熱そのままに、多忙な生活の合間を縫い、対話の場に駆け付けてくれたことに、私自身もどれほど勇気をもらえたか分かりません。

 この感謝を胸に、私自身も広布の責任を果たす“黄金柱”の自覚で、新たに創価家族の一員となったSさんとスクラムを組み、日々、奮闘していきます。

小説の索引作り師の指針深める

 香川県三木町 西谷清子(主婦 74歳)

 4月18日、「やったー!」と一人、歓声を上げました。

 2021年から小説『新・人間革命』の読了に挑戦。1回目は2年ほどかけて終えることができました。その直後からの2回目では、ノートに独自の「索引」を作り始めました。

 途中、右手のけがや目の病気で遅々として進まない時期もありましたが、“カタツムリの速度であっても前に進もう”と自身を鼓舞。そしてこのほど、ア行からワ行まで142ページにわたる索引を完成させることができたのです。例えば、ノートを開けば、「異体同心の団結」の項目には、「第1巻」「新世界」等と、巻数、章名、ページ数が書かれています。

 この3年4カ月、毎日のように『新・人間革命』を開いてきました。たとえ、数ページでもひもとけば、師と対話する思いになり、感動の涙を流したり、元気を頂いたりします。師の激闘を知れば知るほど、報恩感謝の思いが込み上げてなりません。

 わが家には、夫が舌がんを、私が乳がんを信心で乗り越えた体験があります。夫は誤嚥性肺炎を頻発するようになり、現在は施設に入っていますが、宿命を全て使命に変え、信心の実証を示させてくださいと御本尊に祈っています。

 これからの人生も一つまた一つと山坂があると思いますが、唱題根本に『新・人間革命』を指針として、山本伸一の振る舞いを一つでも実践できるよう挑戦していく決意です。

夫婦で御書研鑽 広布拡大に全力

 堺市中区 岩永正和(76歳)

 昨年の5月3日以来、毎日午後10時から夫婦で担当を交代しながら、御書を研さんしています。

 教材は毎日の聖教新聞です。「名字の言」「寸鉄」「きょうの発心」や教学のページなどに掲載されている御文について、御書をひもときながら学んでいます。

 日蓮大聖人の不惜身命の大闘争と偉大な御境涯に触れる毎日のおかげで、心の底から生命力が湧き、真剣な題目があがります。

 そんな研さんの日々の中、今年の3・3「大阪女性部の日」に、妻の長年の友人が入会しました。

 その友人はもともと他宗教を信仰していましたが、多くの悩みを抱え、苦労されていました。

 以前からその状況を見てきた妻は、誠実な対話を続け、友人と入会前から共に唱題し、共に御書を学んできました。

 私も妻に負けじと、御金言を胸に、日々の仕事や訪問・激励に頑張っています。そして、師弟の原点を刻む「7・3」を目指し、いとこと仏法対話をしています。

 毎日の聖教新聞に心から感謝しています。「きょうも池田先生の弟子として、力いっぱい戦わせてください」と御本尊に祈り、広布に尽くしていきます。

教育の使命頂き第二の人生進む

 東京都国立市 三谷広宣(ICT支援員 60歳)

 1980年(昭和55年)の5・5「創価学会後継者の日」、高等部員だった私は、池田先生の大激励に触れ、負けじ魂を胸に、21世紀を断じて勝利すると決意。生涯の原点を築くことができました。

 昨年秋、37年半勤めたIT会社を無事に定年退職しました。その後、何か社会に貢献できる仕事をしたいと祈り、再就職活動を。そのさなかに先生のご逝去の報に接しましたが、より一層、報恩感謝の決意を固め、題目をあげ抜いた結果、高校のICT(情報通信技術)支援員に採用していただき、この4月から勤務しています。

 先生が「人生の最後の事業」と定めた教育の聖業に、第二の人生で携わることができ、感謝の思いでいっぱいです。

 ちょうど採用が決まった時に読んでいた、小説『新・人間革命』第24巻「人間教育」の章には、「人間教育の理想は、『知』『情』『意』の円満と調和にあります」とつづられていました。教育の使命を教えていただいたようで、身の引き締まる思いでした。

 先生への大恩に報いるべく、池田門下生として、さらに自身の人間革命に挑むとともに、情報化が進む社会の中で、関わる生徒一人一人が活躍していけるよう、これまでの知見を存分に生かし、支えていきたいと思います。

募集案内

 ◇500字程度。添削させていただく場合もあります。
 ◇匿名、筆名(ペンネーム)、二重投稿は不可です。採否の問い合わせには応じかねます。
 ◇掲載分には謝礼をお送りします。
 ◇封書・はがき、ファクス、メールで受け付けます。いずれの場合も、郵便番号、住所、氏名、職業、年齢、電話番号を明記してください。
 〈封書・はがきでの投稿〉 〒160-8070 聖教新聞「声」係
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