〈座談会〉 未来部 創立100周年へ躍り出る地涌の人材 可能性を信じ成長を祈る2024年5月2日

  • 結成60周年記念映像が好評
  •  
  • 〈出席者〉原田会長、永石女性部長、石井未来本部長、西方青年部長、井出女子未来部長

 西方 「私は未来部の皆さんが大好きです。皆さんには希望があり、夢があり、限りない可能性があります」――池田先生は、こう語られました。5月5日「創価学会後継者の日」は“永遠の希望の日”です。

 原田 1976年のこの日、関西戸田記念講堂で行われた未来部の勤行会で「後継者の日」が発表されました。席上、先生は、「健康でいこう」「本を読もう」「常識を忘れないでいこう」「決して焦らないでいこう」「友人をたくさんつくろう」「まず自らが福運をつけよう」との指針を贈られました。2013年には「親孝行しよう」が加えられ、「未来部7つの指針」になっています。

 永石 その勤行会で先生は、会場の後ろから入場し、未来部員の中に飛び込んでいかれました。広布常勝の未来を担い立つ友に、“大志を抱いた一人一人であれ”と、万感のエールを送られたのです。司会も運営も、未来部員が元気に担当しました。先生は、陰で尽力する役員と記念のカメラにも納まってくださいました。

 原田 小説『新・人間革命』第25巻「福光」の章で先生は、青年部と共に「高等部や中等部、少年・少女部が伸びていなければ、未来の興隆はありません」とつづられました。日本中、世界中、いずこでも先生は、未来を託す一人一人を、真剣勝負で激励してくださいました。

学会創立100周年へ、未来部の友が、はつらつと前進(写真は4月に行われた首都圏の集い)

学会創立100周年へ、未来部の友が、はつらつと前進(写真は4月に行われた首都圏の集い)

 
体験は確信の源泉

 西方 4月27日から、「未来部結成60周年」記念映像の配信が始まりました(6月30日まで)。

 石井 最初の未来部組織である高等部は、池田先生が第3代会長に就任された後、初めて結成された部です(1964年)。先生は、“今は学びに学び、将来は人々の幸福のため、平和のため、尽くす人に”との使命を示されました。翌年には「中等部」「少年部(現在の少年少女部)」が誕生。映像では、こうした未来部の歴史を振り返りながら、先生の大切な指針が紹介されています。

 井出 ナレーションも未来部員がはつらつと務めており、より親しみやすく主体的な目線で視聴できます。

 永石 親子の強い絆の体験発表もあります。素晴らしい内容ですので、支部・地区でも視聴を呼びかけたいですね。

 石井 各地で、未来部の活躍が光ります。東京のある地域では、中・高等部の女子の部員会を「未来カフェ」として楽しく開催。企画も運営も未来部員が担い、幼なじみの未入会の友を誘って参加したメンバーもおり、語らいが広がっています。

 井出 千葉の女子中等部員は、友人関係の悩みを題目と先輩の励ましで乗り越えました。その喜びの体験を未入会の祖母に語り、座談会で感動した話や聖教新聞の切り抜きも送りました。すると、祖母に家族の祈りが伝わり、この4月に晴れて入会されたそうです。

 石井 埼玉のある地域では、池田先生の指導やメンバーの活躍を載せた「未来部通信」を、年4回発行して、全部員に届けています。また山形では、未来部長自らが率先して訪問・激励し、100人を超えるメンバーに、進学に向けて励ましを送ってきました。

 原田 創価の麗しい励ましの輪は、希望と勇気の源泉です。座談会など、大人や先輩の体験を聞くことも、納得と確信につながります。教学部任用試験への挑戦も、仏法への理解と信心を深める、またとない機会です。

 西方 3月の「未来アクションフェス」は、未来部員にとっても、大きな触発になりました。石川のあるメンバーは、青年意識調査を60人の友に広げ、共に持続可能な社会への関心を深めています。

 永石 御聖訓に「親の跡をつがせ給いて、またこの経を御信用あれば」(新1838・全1508)と仰せです。たとえ時間がかかっても、未来の人材を育むために、親から子、祖父母から孫への“信心の継承”が大切です。4月の本部幹部会での、大阪の総県男子部長の体験も、最初は“宗教は弱い人間がやるもの”と反発していたのが、祖母が孫を信じ、祈り続けたことで発心した感動的な内容でした。

 井出 中学校時代に不登校だった兵庫のメンバーは、苦しむ自分にいつも寄り添い、一緒に御本尊に幸福を祈り続けてくれた親の姿に心を動かされ、今では、職場で実証を示し、今度は友のためにと学会活動に励んでいます。

 石井 池田先生は、「『やりなさい』と押しつけるのではなく、『一緒に信心を実践していく』ことである」と語られました。喜々として信心に励む親の姿、背中を見ることは、子どもにとって何より成長の糧になります。また、未来部の会合などに参加することは同世代での触発につながります。“信心の種”は必ず芽生えていきます。

 原田 先生は、「信仰は一生涯のものであり、三世永遠である」「大らかな気概に立って、長い目で子どもの成長を祈り抜くことだ」と指導されました。どこまでも、子どもの可能性を信じ、幸福を祈り続けることで、必ず時が来ます。今の未来部員は、学会創立100周年の時を誓願して躍り出た、かけがえのない地涌の一人一人です。絶対の信頼をもって、皆で励まし続けていきましょう。

5月は自転車月間

 西方 5月は、「自転車月間」です。ルールに基づき、安全な運転を心がけていきたいと思います。

 井出 昨年から、ヘルメットの着用も努力義務化されました。イヤホンなどで両耳をふさいだ運転、傘さし運転、夜間の無灯火、そして、スマートフォンを見ながらなど、危険な運転は絶対に避けましょう。

 原田 連休後半は、各地で渋滞も予想されます。くれぐれも交通事故に留意したい。「かまえてかまえて御用心候べし」(新1540・全1133)です。「絶対に事故を起こさない。事故に遭わない」と強盛に祈り、充実の日々としていきましょう。