【島根】〈師弟不二の島根 小説「新・人間革命」と共に〉 第4巻「立正安国」の章から 石見牧口県女性部長 大田香さん2024年5月1日

 人間の人生には、苦労はつきものです。(中略)しかし、そのなかに、意義を見いだし、生きがいをつくり、目標を定め、はつらつと挑戦し、苦労をも楽しみながら、瞬間、瞬間を最高に有意義に、楽しみきって生きていける人が、人生の達人なのです。結局、幸福とは、外にあるのではない。私たちの心のなかにある。それを教えているのが仏法です。
(小説『新・人間革命』第4巻「立正安国」の章、258ページ)

大田香さん

大田香さん

 この一節は、女子部の「華陽会」の野外研修で、山本伸一が語られた言葉です。

 “苦労の中に意義を見いだす”との言葉に触れ、「山光提言」と同じ精神を感じました。
 1984年5月21日、池田先生は「山陰」を「山光」と提言。同志に「一念の変革」「心の変革」を教えてくださったのです。
 当時、私は未来部員として勉強、部活動、唱題に挑戦していました。同20日に池田先生とお会いでき、“生涯、先生と共に”と誓いました。忘れ得ぬ、大きな原点です。

 地区婦人部長(当時)の任命を受けた時も、人間革命の大切さを実感しました。
 仕事や育児で多忙な中、友人への対話に挑戦しました。共に勤行・唱題に取り組みましたが、なかなか入会には至りませんでした。
 “師や同志に結果で応えたい”と、相手の幸福を祈り続け、自身の人間革命、境涯革命に挑みました。すると、友人は“私も変わりたい”と入会をしたのです。くしくも「5・21」当日でした。

 5月は、「女性部総会」が各地で開催されます。池田華陽会から多宝会までが集います。全員が主役の「グループ総会」「マイ総会」を、楽しく開いていきたい。
 立正安国、世界平和と言っても身近なところから始まります。近隣の方々や友人など、縁する全ての人に幸福の励ましを広げ、10人の下種拡大に挑戦してまいりましょう!