〈座談会〉 友人・新しい力――皆で任用試験に挑戦 人生勝利の智慧を磨く生命哲理2024年4月22日

  • 沖縄 平和・繁栄の楽土を建設
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  • 〈出席者〉原田会長、永石女性部長、西方青年部長、梁島男子部長、森川女性部主任部長

 永石 「五月三日の生命」をたぎらせ、「平和の道」を開き、「人材の波」を起こしゆこうと、全国の同志が今、「友情・下種の拡大」と「後継・青年の育成」に全力で取り組んでいます。
  
 原田 その絶好の機会となるのが、申し込みを推進している「教学部任用試験(仏法入門)」です。「友人」「新しい人」が一人でも多く受験できるよう、皆で力を尽くしていきたい。
  
 西方 私の友人も受験する予定です。“平和と希望の哲理”である仏法を共に学び、一層深い友情を築いていきたいと思います。
  
 原田 御聖訓に「いよいよ法の道理を聴聞して、信心の歩みを運ぶべし」(新2063・全1440)とあります。応援する方も共に研さんに励み、幸福勝利の信仰の道を生涯歩み抜いていきましょう。
  
 永石 「一緒に仏法を学びませんか」と声をかけられ、一昨年の任用試験を受けた女性が新潟にいます。その方は病気のため、目が見えません。それでも、出題範囲の音声を何度も聞き、合格。“もっと仏法を勉強したい”と昨年3月に入会し、「一念無明の迷心は磨かざる鏡なり。これを磨かば、必ず法性真如の明鏡と成るべし」(新317・全384)との一節を胸に自身を磨き、「周りの人に仏法の素晴らしさを伝えていきます」と語っています。
  
 梁島 広島の男子地区リーダーは4年前、結婚を機に入会。一昨年の任用試験を通じ、「生き方に通じる仏法を学べば学ぶほど楽しくなった」と言っています。自分のために時間を空け、事前に勉強して懸命に教えてくれる先輩の姿にも感動。“俺も頑張らなきゃ”と決意し、積極的に活動に励むようになりました。
  
 原田 こうした体験を、私たちは数多く知っています。今や地球規模で行われている教学試験は、挑戦すること自体が「①人生勝利の智慧を磨く」「②生命の境涯を開く」「③心の財を無量無辺に積んでいく崇高な仏道修行」と、池田先生は教えてくださっています。5月12日の申込締め切りまで、皆に積極的に声をかけ続け、最高峰の生命哲学を共々に学んでいきましょう!

老若男女の「新しい力」が躍動し、“平和の心”を広げた沖縄の「未来祭」(3月)

老若男女の「新しい力」が躍動し、“平和の心”を広げた沖縄の「未来祭」(3月)

立正安国の先駆け

 森川 今月26日、恩納村の沖縄研修道場に「世界平和の碑」が誕生して40年の節目を迎えます。かつて米軍のミサイル基地だった、この地を視察された池田先生は「人類が愚かな戦争に明け暮れていた歴史の証拠として残してはどうだろうか。そして、この研修道場を世界の平和の象徴にしていこう!」と提案され、発射台の上に6体の青年像が設置されました。
  
 梁島 先生は、この地でノーベル平和賞受賞者のロートブラット博士らと会談。見学に訪れた国内外の識者が、“戦争の基地”を“平和の発信地”に変えた先生の発想に、感嘆の声を寄せています。
  
 森川 パラオ共和国のレメンゲサウ大統領は「人類の悲劇を後世に伝え、平和の尊さを訴える建物」と語り、核時代平和財団のクリーガー会長は「正しいと確信することを貫く勇気を与えてくれる」と述べています。
  
 梁島 シドニー平和財団のリース理事長は「ここは人間が平和を創造できるという“象徴の地”」と評価し、スウェーデンの平和学者エーベリ博士は「世界中に存在する基地をこのような平和の基地に」と望まれました。近年はメディアでも特集が組まれるなど、注目されています。
  
 西方 その沖縄では、3月に「OKINAWA未来祭」を開催。約2万人が集い、“希望の歌”“歓喜の舞”を披露しました。感動的なステージでした。
  
 森川 先生は「世界平和の碑」誕生への思いをつづられた、小説『新・人間革命』第30巻(下)「誓願」の章の中で、「われらは、誇らかに胸を張り、現実の大地をしっかと踏みしめ、一人、また一人と、対話の渦を起こし、平和をめざして、漸進的に立正安国の前進を続ける。そこに、真実の“民衆勝利”の道がある」と記されています。
  
 西方 先生が沖縄を初めて訪問されたのは、日蓮大聖人が「立正安国論」を提出された7月16日です(1960年)。その思いを「沖縄の同志が、立正安国の先駆けとなる永遠の平和・繁栄の楽土建設へ、立ち上がってほしかったのである」とつづられています。
  
 永石 先生の心に応え、草創の沖縄広布の母たちは「地域を変えるには、自分が強くなる以外ありません」「使命に生きる時、どんな祈りもかなっていきます」と、足が鉄板のようになるほど、歩きに歩き、語りに語り抜いてこられました。
  
 原田 “沖縄を幸福島に! 広宣流布の勝利島に!”――これが先生の沖縄への思いです。だからこそ、「戦争ほど、残酷なものはない」から始まる、小説『人間革命』も沖縄の地で筆を起こされたのです。「未来祭」を通じて誕生した、多くの新たな人材と共に、平和の新世紀へ、ますます勢いよく前進されることを念願しています。

録音・録画は禁止

 永石 これまでも繰り返し伝えてきましたが、SNSを利用する際の注意事項の確認です。投稿する際は必ず、「著作権」「プライバシー権」「肖像権」などの侵害がないかを確認しなければなりません。
  
 梁島 例えば、文章・写真・動画などを著作権者に無断で投稿することは、「著作権」の侵害になりえます。他者のプライバシーに関する投稿は、プライバシー権の侵害に当たる可能性があります。個人が特定できる写真や動画を投稿することは、「肖像権」の侵害にもつながります。
  
 西方 そうした観点から、学会の会合の動画や音声も投稿しないよう、何度も呼びかけてきました。また、各種会合での録音や録画を禁止してきました。
  
 原田 コンプライアンス(法令順守)は、社会活動の基本です。小事が大事。“これぐらいなら”という油断や慢心が事故になりかねません。皆で注意し合いながら、信頼を広げる行動を貫いていきましょう。