〈第2回本部幹部会・関西総会〉 永石貴美子女性部長のあいさつ(要旨)2024年4月14日

  • “皆が主役”の女性部総会へ 地域に笑顔と友情の園を

 一、永遠の師匠・池田先生との誓いを胸に、世界の同志と共に迎える「5・3」記念の本部幹部会の開催、おめでとうございます(拍手)。
 
 このたび、女性部の「南アジア友好交流団」として、マレーシア、シンガポールを訪問し、タイ、インドを含む、4カ国の婦人部との研修を行ってきました。
 
 シンガポールの大会では、総勢100人の合唱団が、新愛唱歌を歌い上げました。「負けない 『大桜』のように 不屈の 『大山』のように」「誓いを果たし 勝利をもってお応えする」と。
 
 池田先生のご逝去以来、一丸となって先生との誓いに立ち上がろうと歌詞を考え、若い世代で合唱団を結成。その熱き求道の心に感動で胸がいっぱいになりました。また、タイもインドも、“師弟の誓いを果たさんと、人材をどう伸ばしていけるか”と真剣でした。
 
 1990年、先生はマレーシアの若い世代に、漢詩でモットーを贈ってくださいました。「幸福のために正しき生活を 幸福のために清らかな信仰を 幸福のために勇気ある人生を(=幸福為正生活 幸福為清信仰 幸福為勇気人生)」と。
 
 私たちは、先生のご指導を体現しゆくために、お互いに学び合おうとディスカッションを重ね、令法久住、広布前進を決意し合いました。
 
 一、今回、マレーシア全国作家協会連盟から発刊されるマレー語版『香峯子抄』の出版発表会に、インタン・サフィナズ王女がご臨席をされる中、5カ国のメンバーで参加させていただくことができました。
 
 『香峯子抄』は、池田先生の奥さまが、先生と歩まれた平和の道を、インタビューに答える形で2005年に発刊。これまで世界各地で翻訳され、多くの女性を勇気づけてきました。
 
 あいさつに立たれた王女は「『香峯子抄』は、人生のあらゆる試練を乗り越える女性の強さ、不屈の精神を描いた本です。それは私たちの心を動かし、平和を求める決意を強くします」「この本は、間違いなくマレーシアの読者に、いい影響をもたらすことでしょう」と語られました。
 
 さらに、池田先生の“妻そして母の笑顔。これにまさるものはありません”との言葉を引かれ、「まさにここから平和が始まるのです。そう思われませんか」と呼びかけられたのです。人道支援家である王女の温かく、説得力ある言葉に、場内が深い感動に包まれました。

音楽隊・関西男声合唱団、総大阪女性部「あけぼの合唱団」が学会歌「母」「誓いの青年よ」を披露。さわやかな歌声が会場を包んだ(関西戸田記念講堂で)

音楽隊・関西男声合唱団、総大阪女性部「あけぼの合唱団」が学会歌「母」「誓いの青年よ」を披露。さわやかな歌声が会場を包んだ(関西戸田記念講堂で)

 一、先生・奥さまは、常に強い祈りと誠実を貫かれ、行く国々、出会う人々、そして出会っていない人にまで伝わる深い慈愛で、誤解や偏見、憎悪すら、信頼と尊敬に変え、友情と平和の園を広げてこられました。
 
 私たちは、その心と行動を受け継ぎ、「一切衆生の異の苦を受くるは、ことごとくこれ日蓮一人の苦なるべし」(新1056・全758)とある通り、題目を唱え、大慈悲の心を起こし、人類を根底から救う仏法を、一人でも多くの人に語り広げていきたい。
 
 一、いよいよ、5・3「創価学会の日」「創価学会母の日」記念の女性部総会が始まります。最も小さな単位の双方向の語らい、全員が主役のグループの総会こそ、平和への出発点です。
 
 「自他共に智慧と慈悲と有るを、『喜』とは云うなり」(新1061・全761)とあるように、信心は自他共を救う智慧と慈悲の源泉です。
 
 私たち女性部は、歓喜の笑顔と勇気の波動を、地域に、未来に広げ、平和の大連帯を築いていこうではありませんか!(拍手)