【島根】〈師弟不二の島根 小説「新・人間革命」と共に〉 第4巻「青葉」の章 あらすじ・希望の指針2024年4月7日

 本企画では、毎月初めに1章ずつ、小説『新・人間革命』の抜粋やリーダーの決意などを紹介。中旬には「あらすじ」と広布推進の原動力となる「希望の指針」を掲載しています。
 
 この企画をきっかけに、ぜひ小説『新・人間革命』に親しんでいきましょう!

◆◇あらすじ◇◆

 1961年5月3日の本部総会を終えた山本伸一は、青年部幹部との懇談の席上、この年を「青年の年」にしたいと提案する。彼は、青年部を中心に、新しい広布の流れをつくることを、会長就任2年目のテーマとしていた。
 その後、各地の青年部の方面総会に出席。行く先々で青年たちとの出会いをつくった。

 伸一は、神戸、兵庫の2支部合同の結成大会で、学会の広布の歩みを収めた記録映画の製作を発表。彼は青年部の室長時代から、学会の主要行事を映画フィルムに収めるように推進してきた。また第4回学生部総会では、“世界を友情で結びゆけ”と期待を寄せた。
 
 6月度の本部幹部会では、この年の目標に掲げていた200万世帯の達成が発表される。

◆◇希望の指針◇◆

 仕事なら仕事だけ一本に絞れば、すっきりすると思うかもしれませんが、何かを投げ出そうとするのは誤りです。仕事、勉強、そして、学会活動と、大変であることは、よくわかっています。しかし、苦労して、それをやり遂げていくところに、本当の修行があり、鍛えがある。また、その苦労が、諸君の生涯の財産になるんです。
 苦しいな、辛いなと思ったら、寸暇を見つけて祈ることです。祈れば、挑戦の力が湧いてくるし、必ず事態を開くことができます。そして、やがては、自由自在に、広宣流布のため、活動に励める境涯になっていきます。
 皆、苦労をすることは損だと思っているが、長い目で見れば得です。それが、全部、人生の財産になる。(171ページ)
 
 
 世界を友情で結べ――さりげない言葉ではあるが、そこには、仏法者の生き方の本義がある。仏法は、人間の善性を開発し、人への思いやりと同苦の心を育む。それゆえに仏法者の行くところには、友情の香しき花が咲くのである。そして、布教も、その友情の、自然な発露にほかならない。(212ページ)
 
 
  布教の目的は、ただ会員を増やすことにあるのではない。皆が幸福になっていくことにある。そのためには、拡大がなされれば、なされるほど、会員一人ひとりに光を当て、皆が仏法への理解を深め、喜び勇んで信心に励めるように、きめ細かな指導と激励を重ねていくことが大切になる。(229ページ)