〈座談会〉 「聖教」は歓喜踊躍の旗印 友へ社会へ蘇生の息吹を!2024年4月4日

  • 副役職の活躍で広布は伸展
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  • 〈出席者〉原田会長、沼倉女性部書記長、西方青年部長、梁島男子部長、横井女性部主任部長

 横井 春4月。聖教新聞では20日の創刊記念日を前に、16日(火)付から紙面を刷新することが発表されました。
  
 梁島 新企画として、世界の識者が語る「未来を開く池田思想」や、池田先生の壮大な足跡を学ぶ「人類の宿命転換への挑戦」がスタートします。また、一部の地域を除き、1~4面と9~12面が毎号カラー紙面になります。
  
 西方 電子版では、日蓮大聖人の御生涯を分かりやすく描いたマンガ「日蓮」も始まります。電子版は今、222カ国・地域からアクセスがあり、世界に大きく広がっています。
  
 沼倉 その電子版では現在、1カ月分の料金で3カ月分利用できるキャンペーンも実施中です。1人の契約で5人まで利用できるため、「未購読だった家族が読むようになった」等のうれしい声も届いています。
  
 原田 聖教新聞には、先生の指針、世界に広がる学会の運動、平和・文化・教育への取り組みなどが掲載されています。また、「信仰体験」のページでは、信心を根本に人生の試練を乗り越えてきた「冬は必ず春となる」(新1696・全1253)のドラマが描かれています。
  
 沼倉 体験談はいつ読んでも感動します。先週も、妊娠中の病魔を誓願の祈りで乗り越えた母。厚労省指定の難病と、ありったけの生命力で闘う父。1歳で難聴と診断された青年が、国際アビリンピック(障害者技能競技大会)で金メダルに輝くまでの軌跡などが紹介されていましたね。
  
 原田 御聖訓に「南無妙法蓮華経は師子吼のごとし、いかなる病さわりをなすべきや」(新1633・全1124)とあります。師子吼の題目を唱えて苦難に挑み、強く生き抜く姿は、皆に勇気と希望を送ります。それ自体が、宿命を使命に変えた尊い生き方であると思います。
  
 沼倉 小説『新・人間革命』第10巻「桂冠」の章には、「病気だから不幸なのか。決して、そうではない」「信心に励み、病気と闘うことによって、心身ともに、真実の健康を確立していくことができる」とあります。先述の体験記事に登場した母も、この先生の言葉を胸に刻み、「変毒為薬」「宿命転換」の道を歩まれていました。
  
 原田 大聖人は「我らが生老病死に南無妙法蓮華経と唱え奉るは、しかしながら『四徳の香を吹く』なり」(新1031・全740)とも仰せです。生老病死という人生の根本問題に対し、常楽我浄の四徳の香りが吹く――何があっても崩れない幸福境涯を築く道を、仏法は示しています。
  
 梁島 聖教には、その確かな実証となる、勇気と希望の記事があふれています。
  
 原田 先生は「聖教は/歓喜踊躍の/旗印/友へ社会へ/蘇生の息吹を」と詠まれました。一人でも多くの方に読んでもらえるよう、購読の輪を広げていきたいと思います。

平和と文化の光を放つ聖教を掲げ、学会理解の輪を広げる友(先月、奈良で)

平和と文化の光を放つ聖教を掲げ、学会理解の輪を広げる友(先月、奈良で)

明確な担当・責任

 沼倉 今週は「励まし週間」です。正役職の方だけでなく、副役職の方も張り切って訪問・激励に歩いている地域も多くあります。
  
 西方 先生は、「副役職者を大切にしなさい。その力が本当に発揮されれば、広宣流布は加速度的に進みます。副役職の人には、中心者の方から積極的に声をかけ、信義と友情の絆を結んでいくんです。強い組織というのは、副役職者が喜々として活躍している組織なんです」と教えてくださっています。
  
 沼倉 副役職の方の中には、地域に根を張り、さまざまな社会貢献の活動を地道に重ねている方も多くいます。正役職の方よりも副役職の方が、年齢が上で経験が豊富な場合もあるかと思います。
  
 原田 ゆえに大切なのは、担当や責任を明確にし、存分に活躍できる場をつくっていくことです。そのためにも、副役職の方の話をよく聞き、思いを共有していくことです。
  
 横井 思い起こせば、あの「二月闘争」の折、池田先生は副役職の支部幹事でした。先生は支部長と同じ「目的観」「理想」に立って、副役職の模範となる戦いを展開されました。
  
 原田 「支部長を支え、必ず日本一の支部に!」と誓い、密に連携を取り合いながら、陰に陽に守ったのです。役職が人を輝かせるわけではありません。人が役職を輝かせるのです。
  
 横井 先生は振り返られています。「心臓部は目に見えない。それでいて皆に力を送る。自分は脚光を浴びなくとも、友をもり立てて、目覚ましい躍進を成し遂げていく人は、最も気高き陰徳を積んでいるのである」と。
  
 原田 「一人」への励ましが、全ての要です。新しい人が立ち上がり、後継の世代が躍動してこそ、「世界青年学会 開幕の年」は勝利できます。さあ、「いよいよ、これから!」の決意で皆が団結し、師弟勝利の広布史をつづり開いていきましょう!

春の交通安全運動

 梁島 6日から15日は、「春の全国交通安全運動」です。新学期が始まる春は、子どもの交通事故が多発します。特に「飛び出し」が原因の第一です。家庭や地域などで事前に通学路の安全を確認しておきましょう。
  
 西方 言うまでもなく横断歩道は、歩行者優先です。運転者には、減速や停止の義務があります。十分に注意したいと思います。
  
 梁島 当然、「飲酒運転」や「あおり運転」は厳禁です。もしも、「あおり運転」に遭遇した場合は、車外に出ることなく110番通報し、安全な場所に避難してください。
  
 西方 最近は、自転車を利用する際のヘルメット着用が努力義務化されています。また、スマホ等を操作しながらの運転は危険です。夜間のライト点灯など、交通ルールを守り、安全運転を心がけていきましょう。
  
 原田 先生は「無事故こそ幸福の基盤」と強調されています。一切の油断を排し、「絶対に事故を起こさない」「巻き込まれない」と毎日祈り、無事故を勝ち取っていきましょう。