〈座談会〉 誓いの「4・2」から栄光の「5・3」へ 師弟の心で新たな広布史を2024年4月1日

  • 目の前の“一人”に真心の励まし
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  • 〈出席者〉原田会長、永石女性部長、西方青年部長、梁島男子部長、清水女子学生部長

 永石 仏法は「最極の生命哲理」「激動の乱世を照らす希望の英知の光」――池田先生は、こうつづられました。今日から「教学部任用試験(仏法入門)」(6月16日実施)の申し込みが始まりました(5月12日まで)。

 西方 対象は、教学部員になっていない方です。高・中等部員、また会友の方も受験できます。共に学び、語り合い、励ましの絆を強くしていきましょう。

 梁島 まさに民衆の大哲学運動です。2月の世界青年座談会には、新たな男子部や学生部員、同世代の友人が多数参加しました。その中にも今回の試験に挑戦する人たちがいます。

 清水 女子学生部では今、「友人が入会を希望している」「御本尊流布ができた」等のうれしい報告が、続々と寄せられています。教学試験は、そうした友が、仏法への理解を深めていける絶好の機会です。

 西方 前回も、試験後に入会した方や、学会活動に積極的に参加するようになった友など、地涌の人材の裾野が広がりました。

 原田 教材は、『大白蓮華』4月号に〈1〉御書3編〈2〉教学入門〈3〉世界広布と創価学会、と項目ごとに収録されています。その中にある御聖訓に、「『大願』とは、法華弘通なり」(新1027・全736)、「広宣流布の大願」(新1775・全1337)とあります。学会は、日蓮大聖人に直結して大願に立ち、世界の平和と民衆の幸福のために仏法を弘めてきました。昨年は64カ国・地域で、求道の心熱き教学試験が行われました。今回の試験を通して、創価の誇りと自覚を深め、さらに広布に邁進しましょう。

2・3月、北海道の各地で、はつらつと開催された青年主張大会(写真は札幌東文化会館での集い)

2・3月、北海道の各地で、はつらつと開催された青年主張大会(写真は札幌東文化会館での集い)

「無量の力」が漲る

 西方 巡り来る4月2日は、第2代会長・戸田城聖先生の祥月命日です。池田先生は、この日を迎える意義を、「桜花の季節に師を偲び、希望に満ちた一歩を踏み出し」ゆくことと教えてくださいました。

 梁島 戸田先生は、軍部政府の弾圧と戦った初代会長・牧口常三郎先生と共に投獄され、獄中で殉教された牧口先生の遺志を継ぎ、戦後の焦土の中、一人立ち学会を再建されました。そして「75万世帯」の願業を成就し、1958年に尊い生涯を終えられました。

 永石 その不二の弟子として、広布前進の推進力となったのが池田先生です。先生は恩師から託された構想を全て実現されました。死身弘法不惜身命の闘争を貫き、世界広宣流布の大道を切り開かれたのです。

 原田 今日の学会の大発展を誰が想像したでしょうか。池田先生は、「師の生命は、生死を超えて、弟子の生命と一体である。この一点を自覚すれば、無量の力が漲るのだ」と記されています。池田門下の私たちは、「青年の月」3月から「4・2」そして「5・3」へ――共々に弘教拡大、人材拡大に挑み、自身の新たな勝利の広布史を決然と開いていきましょう。

座談会こそ生命線

 永石 今日から7日まで「励まし週間」です。新年度を迎え、さまざまな変化の中で奮闘するメンバーもいます。全リーダーが、地区・ブロックの最前線に飛び込み、励ましの連帯を広げていきたいと思います。

 原田 法華経法師品に、「ひそかに一人のためであっても、法華経の一句なりとも説くなら、この人はすなわち、如来の使いである」とあります。池田先生は、「『一人を大切にする』人間主義の行動が、あらゆる人に無条件に開かれているところに、創価学会が世界に広がった理由がある」と言われました。目の前に悩む人がいれば親身に話を聞き、共に祈り、乗り越え、喜び合う。いずこの国・地域にあっても、広宣流布の方程式は不変です。

 清水 女子学生部は、『新・人間革命』の研さんと、女性部の先輩方からの温かな励ましで、一人また一人と、広布の主体者の自覚を深めています。“励まされる側”から“励ます側”へと成長し、生き生きと進んでいます。

 永石 4・5月にかけて男女学生部ともに、首都圏や各方面で、新入生歓迎の集いがあります。池田先生は、「創価の普賢たる学生部が学び鍛えて力をつけた分、世界広布は進む」と、万感の期待を寄せられました。師の心をわが心とし、皆で地域の未来の人材を激励し、育んでいきましょう。

 西方 地道な励ましにおいて模範の取り組みを展開したのが、北海道です。寒さ厳しき2月から3月にかけて、全道149会場で開催された「青年主張大会」に、3万2千人以上のメンバー、3千800人を超える友人が参加し、盛大な催しとなりました。

 梁島 各会場、男女青年の体験発表や新鮮な企画で、未来への希望と決意があふれていました。また、大会に向けて祈り動く中、“ヤング男子部が就職を勝ち取った”“かつてない対話拡大を達成できた”など春を告げる歓喜の報告が、全道で巻き起こりました。

 清水 多くの来賓が参加され、ある会場では、地元の町長が、地域の若者が躍動する姿に、「青年たちの人生ドラマを聞けることで勇気をもらえます」と感動していたそうです。

 原田 日本社会は、少子化や過疎化などの課題に直面していますが、わが地域の後継の育成を真剣に祈念し、地道に一人を励まし抜くことで、新たな青年、人材が輩出されている所が増えています。この流れを、さらに広げてまいりたい。

 永石 8日から14日は「座談会の週」です。各地区で発想と視点を広げ、一人一人の状況に即し、多くの友がすがすがしく参加できるよう充実した内容にしましょう。また、担当の支部、本部等のリーダーが一体となって訪問・激励に取り組んでいきましょう。

 原田 池田先生は「座談会こそ、民主主義の希望のオアシスだ。広宣流布の生命線である」と語られました。192カ国・地域の世界広布の大連帯は、“ザダンカイ”を軸に広がりました。さあ桜花爛漫の春。満々たる生命力で、皆で座談会から出発しましょう。