名字の言 昨年入会したフランスSGIのメンバー2024年3月26日

 先月、広宣流布大誓堂での誓願勤行会に出席したフランスSGIの知人が語った。「まだ仏法を深く理解できたわけではありませんが、最も信頼する人たちと同じ信仰の道を歩もうと決意しました」▼彼女は昨年、学会に入会した。カトリックの家庭で生まれ育った彼女が、仏法と出合ったのは大学時代。以来十数年、悩みを抱えるたびに、メンバーである現在の夫や義母、日本の親友が支えてくれた▼入会前には産後うつを患ったことも。苦しい時は、日本の親友とビデオ通話で励まし合った。信心根本に治療を行い、病を克服。そんな姿を見ていた彼女の母は、「SGIの皆さんは本当に親切で温かいね」と、彼女の入会を心から祝福してくれた▼仏典には、こんな逸話が記されている。ある時、釈尊の弟子が質問した。“善き仲間のいることは、仏道の半ばに近いと言えるのでしょうか”。すると釈尊は答えた。“そうではない。善き友をもつことは、仏道のすべてである”▼善友と励まし合い、手を携えて進む中に、限りない人間的成長があり、信仰の深化がある。目の前の課題に果敢に挑戦し、自らが周囲の善友となるよう人間革命していく――池田先生が自らの姿をもって示した仏法者のあり方である。(轍)