〈世界青年座談会特集〉㊦2024年2月20日

  • 人を育てることが未来をつくること

 かつて池田先生は呼びかけた。「わが地域から『青年学会』を築くのだ。人を育てることが未来をつくることになる」と。宝の人材群と共に各地で朗らかに開催された「世界青年座談会」を、19日付に続いて掲載する。

◆東京

東京・板橋の新世紀支部の座談会。最後に、登壇した未来部員や青年世代の友に拍手が送られた(板橋平和会館で)

東京・板橋の新世紀支部の座談会。最後に、登壇した未来部員や青年世代の友に拍手が送られた(板橋平和会館で)

 東京・板橋池田区の新世紀支部の座談会は18日、板橋平和会館で行われた。
 
 板橋総区では昨年12月、世界青年座談会の実行委員会を全ての支部に設置。青年世代で企画運営を担い、新しい人材を糾合する流れが各地で起きている。
 
 同支部の実行委員会は、勝田寿信さん(男子部部長)、田中真知子さん(白ゆり長)ら12人。多様なライフスタイルを鑑み、一人一人の個性や強みを生かせる内容を練った。
 
 迎えた当日、動画でサックス奏者や縫製業を営む友などを紹介。言葉ゲームや声優を志す男子部員によるアフレコ体験等を全員で行い、老若男女の垣根を越えて笑顔に包まれた。
 
 参加者には、ものづくりが得意なメンバーが手作りの名札を用意。初めて来た人も参加しやすい、皆が輝く座談会となった。
 
 陰で支えた安相達也支部長、桐谷美智子同女性部長は「日頃の小さなつながりが、今回を機に大きな絆になりました」と目を細めた。

◆第2総東京

第2総東京・調布の大光地区の座談会。ある男子部員は「一人一人が安心して話せる座談会の魅力が詰まっていました」と(狛江市内で)

第2総東京・調布の大光地区の座談会。ある男子部員は「一人一人が安心して話せる座談会の魅力が詰まっていました」と(狛江市内で)

 多摩川沿いの緑豊かな自然が広がる東京・狛江市。静かな住宅街を活動の舞台とする狛江栄光区・正義支部大光地区(武蔵野清孝地区部長、大島晴美女性部長)の座談会は同日、同市内で開かれた。
 
 青年世代の活躍が光る同地区。樋口美咲さん(総区池田華陽会副委員長)は「青年中心の座談会」を迎えるに当たり、ヤング白ゆり世代と共に内容を考えた。
 
 その際、参考になったのが、先月、調布総区で行った「ユーストークミーティング」。男女青年世代が、気候変動をテーマに活発に討議した。“あの時、皆で学び合ったことを座談会でも共有できれば”と、SDGsなどを楽しく学べる企画を設けることに。
 
 当日は「青年の心意気で、今年決意したこと」等をテーマに、グループディスカッションを実施した。クイズコーナーでは、地球温暖化や食品ロスに関する問題が出され、世代を超えて楽しく回答。にぎやかな語らいの輪が広がった。
 

「楽しい」「学べる」歓喜の集い

◆関東・茨城

茨城・諏訪地区の集い。法華経方便品についての研究発表に「改めて仏法の奥深さに感動しました」との声が寄せられた(日立市内で)

茨城・諏訪地区の集い。法華経方便品についての研究発表に「改めて仏法の奥深さに感動しました」との声が寄せられた(日立市内で)

 茨城県日立市の中央に位置する諏訪町は、山と海に囲まれた地域。この地で広布に駆ける日立大城圏・諏訪支部諏訪地区の座談会は同日、同市内で行われた。
 
 開催に向け、小泉善彦地区部長と寺田理香同女性部長は、新入会の男子部員や池田華陽会メンバーに“どんな座談会なら参加したいか”を率直に聞いた。
 
 すると上がったのは「信心のことをもっと学べる内容にしたい」との声。寺田さんは「『楽しい座談会にしなくちゃ』と肩に力が入っていましたが、青年世代は真剣に仏法を求めているんだと実感しました」と語る。
 
 当日は、池田華陽会の友が未来部コーナーを担当。親子で一緒に地区の同志とコミュニケーションが取れるよう、工夫を凝らした。
 
 また、男子部大学校生と塙信幸支部長が、法華経の方便品についての研さんを発表。新時代に即した「楽しい」かつ「学べる」座談会の内容に参加者から称賛の拍手が送られた。

◆信越・長野

長野・木崎二ツ屋地区の集い。未来部の倉科友さんが「大白蓮華」の巻頭言を朗読。男子部の中村剛さんの進行でクイズやゲームを楽しんだ(大町平和会館で)

長野・木崎二ツ屋地区の集い。未来部の倉科友さんが「大白蓮華」の巻頭言を朗読。男子部の中村剛さんの進行でクイズやゲームを楽しんだ(大町平和会館で)

 長野県大町市の北部に位置し、ワカサギ釣りなどが楽しめる木崎湖を擁する地で活動する大町池田圏・仁科支部木崎二ツ屋地区の友。団らんの座談会は同日、大町平和会館で開催された。
 
 「未来をつくる若い世代を大事にしようとの思いで一人一人と関わっています」と語る志茂達士地区部長と志茂ジーナ同女性部長。週1回は必ず青年部、未来部の元へ。相手を知ることを心がけ、趣味などの話に花を咲かせる。時には、自宅に招いてじっと悩みに耳を傾けることも。
 
 毎月の座談会は、青年部や未来部の日程に合わせて開催する。先月は「どんな座談会なら参加したいか」とのテーマで、ディスカッションを行った。そして、その意見を取り入れたのが、今回の世界青年座談会である。
 
 未来部の原田一花さん・桃花さん姉妹が司会を務め、志茂地区部長が映像を使って御書講義。脳トレクイズなどを行い、参加者の笑顔が広がった。

◆北海道

北海道・浜分地区の座談会。未来部も参加できるよう企画した「お絵かきクイズ」では、一生懸命に描く姿に、会場は笑顔に包まれた(道南文化会館で)

北海道・浜分地区の座談会。未来部も参加できるよう企画した「お絵かきクイズ」では、一生懸命に描く姿に、会場は笑顔に包まれた(道南文化会館で)

 北海道北斗市は函館市に隣接する自然豊かな地域。その中の閑静な住宅街を舞台に仲良く前進する道南戸田県・七重浜本陣支部浜分地区の座談会は同日、北斗市の道南文化会館で開かれた。
 
 同地区では、ヤング白ゆり世代の友が率先して未来部や青年世代の訪問・激励に取り組んでいる。
 
 「地区の一人一人が宝の人材を育もうと心一つになっています」と語る山本智章地区部長、山本かおり同女性部長。地区協議会では“話すこと”より“聞くこと”を意識しているという。その中で青年世代が活発に意見を交わし、「世代を超えて地区の同志が楽しく活動できるように」とアイデアを出し合うようになった。
 
 会合には、家族と共に参加する未来部員も増え、ファミリーで活動に取り組む形が定着している。
 
 当日の座談会では、未来部の代表が「大白蓮華」の巻頭言を朗読。全員参加型の「お絵かきクイズ」や体幹ストレッチが行われ、会場はにぎわった。

◆北陸・富山

未来部・男子部・女性部の友がSDGsに関するクイズをコント形式で出題した富山・山室中部支部の座談会。難問に正解すると歓声が上がった(富山東文化会館で)

未来部・男子部・女性部の友がSDGsに関するクイズをコント形式で出題した富山・山室中部支部の座談会。難問に正解すると歓声が上がった(富山東文化会館で)

 富山・池田圏の山室中部支部の座談会は同日、富山市の富山東文化会館で行われた。
 
 男子部の藤元世那部長が支部での開催を提案し、全地区が賛同。各部一体で“参加した全員が元気になれる集い”を目指し、知恵を絞った。
 
 案内チラシは世代に合わせて複数のデザインを用意。各地区の代表が参加を呼びかける「ショート動画」を撮影し、活用した。
 
 また、壮年・女性部の“先輩世代”は、司会や登壇者の“応援隊”としてサポート。若いメンバーが自信をもって役割を果たせるよう、準備段階から支えた。
 
 当日の座談会の受付は未来部の友。かわいらしい出迎えに、笑顔の輪が広がった。
 
 VOD上映、クイズや体操コーナーに続き、壮年部の松井久和さんと男子部の西ノ宮将太さんが信仰体験を披露した。
 
 最後に柏敬策支部長、橋本珠美同女性部長が、青年世代の感性が光る楽しい座談会が開催できた感謝を述べ、皆で喜びを分かち合った。