〈時事解説〉 次世代水素燃料電池システムとは?2024年2月19日

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ホンダが米ゼネラル・モーターズ(GM)との合弁会社で製造した「水素燃料電池システム」(1月24日、アメリカ・ミシガン州で=時事)

ホンダが米ゼネラル・モーターズ(GM)との合弁会社で製造した「水素燃料電池システム」(1月24日、アメリカ・ミシガン州で=時事)

 現在の主流燃料である天然ガスや石油は、あと何年で枯渇すると考えられているか、知っていますか。

 答えは、あと50年です。遠い将来と感じたでしょうか。それとも近い将来と感じたでしょうか。

 このエネルギー問題、エネルギー自給率がわずか11・8%の日本の現状を踏まえると、私にとっては、近い将来に現実に起こりうることとして感じざるを得ません。

 その解決策の一つとして、このほど、量産が開始されたのが次世代水素燃料電池システムです。

 従来の水素燃料電池は枯渇の心配がない一方、生産コストや耐久性に問題がありました。この新システムは、材料見直しで生産コストが3分の1に。耐久性もマイナス30℃の厳しい寒さに耐えるなど、優れてます。まさに画期的な燃料電池の技術だと感じました。

 こうした技術の発展に期待をしながら、私自身、エネルギー問題について知ってもらうなど、自分にできる行動を起こしていきたいと思います。(shin)
 
 
 
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