〈座談会〉 祈りを重ねた「真心の対話」は必ず通じる 心軽く下種仏法の幸の仏縁を2024年2月19日

  • 「連立組む公明の改革案は重要」識者
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  • 〈出席者〉原田会長、永石女性部長、河合副女性部長、西方青年部長、梁島男子部長

 永石 「伝統の2月」――全国の友が「10人への下種拡大」に挑戦する今、『ワールド セイキョウ VOL.4』(本社刊、250円〈税込み〉)が大いに活用されています。
  
 河合 特に、世界的なサッカー選手だったイタリアのロベルト・バッジョさん夫妻の信仰体験には大きな反響があります。また、「創価の希望の哲学や、学会の魅力を多角的に知ることができる」と大好評です。
  
 西方 発売以来、4週連続で週間ベストセラーの第1位に輝き、1月の月間ベストセラーの第1位にもなっています(日販、トーハン調べ)。
  
 河合 「この素晴らしい内容を多くの人に知ってもらいたいと思い、早速10人の友人に渡しました」と言う方もいます。下種拡大は、誠実に丁寧に、自分の思いをありのままに語ることだと思います。
  
 永石 池田先生は2002年のSGI青年研修会の折、オーストラリアの華陽メンバーから、“友人へ仏法の素晴らしさをどう伝えたらよいか”と尋ねられたことがあります。先生は、「自信満々で話すことです。自信満々で『希望』を語ることです」「相手が真剣に聞いてくれても、聞いてくれなくても、自分自身の『確信』と『体験』を、堂々と語っていくことです」と答えられました。
  
 原田 それこそが「下種」ですね。御聖訓に「下種とは、たねを下ろすなり」(新1167・全837)とあります。「祈りを重ねた真心の対話は、生命の深い次元で相手に通じていきます。必ず、下種仏法の幸の仏縁が結ばれていくのです」と先生は教えてくださっています。共々に心軽く「10人の友への下種拡大」に挑戦していきましょう!

世界で青年が躍動

 河合 「世界青年学会 開幕の年」の本年、日本中、世界中で青年が躍動していますね。頼もしい限りです。
  
 梁島 先駆したのは、欧州の友です。37カ国の代表約3000人が参加した1月の「欧州広布会議」を主導し、大成功でした。
  
 西方 今月は、インド、タイ、マレーシア、シンガポールの青年部の代表が一堂に会し、総会を開催します。また3月には、タイ青年部総会や、アメリカの青年1万人による“平和の集い”が行われます。
  
 梁島 5月には、10万人の青年部員の達成を目指すブラジルの「創価ユース記念総会」や、韓国・済州島での日韓青年交流も開かれる予定です。
  
 原田 青年を先頭に、世界広布の水かさは一段と増しています。本年3月には、先生が青年部の室長に就任されて70周年の佳節を迎えます。世界中で若き後継の友が、“新時代の青年室長”の決意で立ち上がっています。いよいよ新たな時代の到来です。
  
 梁島 日本の男子部は、「3・16」、さらに「5・3」記念の総会を目指し、「大訪問・激励運動」と下種拡大を続ける中で、着実に活動者を増やしています。
  
 河合 今年は、6・4「世界池田華陽会の日」制定15周年です。池田華陽会は、4月にも華陽カレッジを開催し、皆が平和と希望の種をまきゆく“下種チャレンジャー”へ成長しゆくことを期しています。
  
 永石 今月の世界青年座談会に続き、3月も青年育成の集いを行う地域が多くあります。例えば四国では、各地で「青年・未来部の集い」を実施し、友人や未入会家族も招いて、にぎやかに開催します。
  
 梁島 愛媛の松山王者圏では、普段の座談会に参加できないファミリーのための座談会を行っているそうです。未入会の家族の方も気兼ねなく参加でき、大変に好評です。
  
 河合 長崎・佐世保常勝県のある地区では後継の人材を育みたいと、2年前から小説『新・人間革命』の感想を語り合う学習会を実施。男子部・池田華陽会・ヤング白ゆり世代の7、8人が集い、先生の言葉に触れる中で、勇んで活動に参加する人が増えています。
  
 永石 大分常楽圏のある支部では、皆で楽しく語り合う「ミニ華陽カレッジ」を開き、8割の華陽会メンバーが喜んで参加しているとも聞きました。
  
 原田 環境問題、戦火、物価高など、世界で試練は打ち続いています。先生は昨年11月の本部幹部会に寄せ、「『大悪おこれば大善きたる』(新2145・全1300)と人類の宿命転換に挑み抜く大連帯こそ、『世界青年学会』なのであります」と宣言されました。私たちは、地涌の青年の熱と力を結集し、平和と希望のスクラムをさらに広げていきましょう!

10万人の青年の結集へ大前進する、ブラジルの友(1月)

10万人の青年の結集へ大前進する、ブラジルの友(1月)

衆望に応える政策

 梁島 国会では連日、自民党派閥の政治資金問題を巡り、議論が交わされています。公明党は現在、自民党に対して制度改革案を速やかに示し、与野党協議の場を早期に設置するよう要望しています。
  
 西方 公明党は先月18日、資金の透明性と罰則強化を柱とする「政治改革ビジョン」をいち早く発表しました。「政策活動費」の使途公開の義務付け、「調査研究広報滞在費(旧・文書通信交通滞在費)」の使途の明確化と公開・未使用分の返納、政治資金を監督する独立した第三者機関の設置、会計責任者が不正した場合に国会議員の連帯責任を問える「連座制」の強化、などです。
  
 原田 東京財団政策研究所の加藤創太研究主幹は、「公明党の提案はいずれも重要な内容だと思う」「連立政権を組む公明党から、こうした思い切った案が出てくると、自民党も真剣に向き合おうとするだろうし、野党の本気度も試される」と述べていました。
  
 西方 私の友人も、“政策活動費は、自民以外の立民や維新なども渡していたこと。公明は渡していないこと”“2009年の民主党政権下でも、公明が連座制の強化を訴えていたこと”を知り、認識を深めていました。
  
 原田 結党時から清潔な政治を目指し、不正を糾弾してきた公明は、今回も政治改革の旗振り役になり、衆望に応えてもらいたい。