【島根】〈師弟不二の島根 小説「新・人間革命」と共に〉 第4巻「春嵐」の章 あらすじ・希望の指針2024年2月11日

 本企画では、毎月初めに1章ずつ、抜粋やリーダーの決意などを紹介。毎月中旬に「あらすじ」と広布推進の原動力となる「希望の指針」を掲載しています。
 
 ぜひ、この企画をきっかけに、小説『新・人間革命』に親しんでいきましょう!

◆◇あらすじ◇◆

 1961年2月14日にアジア訪問から帰国した山本伸一は、中部や東北など、各地の会合に出席していく。
 
 3月8日には、関西の3総支部の合同幹部会に臨み、力強く学会歌の指揮を執る。この時、伸一は、権力の魔性との攻防戦のさなかにあった。57年の参議院議員大阪地方区の補欠選挙で、選挙違反を指示したとの事実無根の容疑がかけられた「大阪事件」の裁判が、ヤマ場に差しかかっていたのである。
 
 16日、東京での青年部の第1回音楽祭であいさつに立った伸一は、「我々は、戦おうじゃないか!」との恩師・戸田城聖の言葉を通して指導。この頃、各地で、神社・仏閣への寄付などを拒んだ学会員に対する、不当な仕打ちが深刻化していた。伸一は、広布伸展に合わせて嵐が吹き始めたことを思い、全同志を、強き信仰の人に育て上げなくてはならないと決意する。
 
 4月2日、彼は、春嵐の中で行われた戸田の四回忌法要に臨む。

◆◇希望の指針◇◆

 民衆ほど、偉大な力はない。
 民衆ほど、確固たる土台はない。
 民衆の叫びほど、恐ろしきものはない。
 民衆の前には、いかなる権力者も、富豪も、名声も、煙のようなものである。(7ページ)
 
 
 相手のことを思い、折伏をするのは仏法者として当然ですが、あくまでも常識のうえに立ち、知恵を働かせていくことです。非常識な行動があれば、どんなによい話をしても、その人を心から納得させることはできません。理屈ではわかっても、やっぱり学会は嫌いだ、ということになってしまう。それが人情というものです。
 だからこそ、私どもは、知恵を磨き、人格を輝かせて、常識豊かに、誰からも尊敬されていく一人ひとりになることが大事であると申し上げたい(16ページ)
 
 
 人間は、たった一言の言葉で、悩むこともあれば、傷つくこともある。また安らぎも感じれば、勇気を奮い起こしもする。ゆえに、言葉が大事になる。言葉への気遣いは、人間としての配慮の深さにほかならない。友に“希望の言葉”“勇気の言葉”“励ましの言葉”“正義の言葉”を発し続け、深き信仰へと導く人こそ、まことの仏の使いの姿といえよう。(23ページ)