〈座談会〉 「10人への下種拡大」に挑戦! 心軽く自身の生き方を語る2024年1月15日

  • 18日「ワールド セイキョウ」発刊
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  • 〈出席者〉原田会長、永石女性部長、那須副女性部長、西方青年部長、梁島男子部長

 西方 「しばしば談話を致さん」(新25・全17)と立正安国論にある通り、日蓮仏法は「対話の宗教」です。一人また一人と心を結ぶ中で、広布の潮流は広がります。
  
 梁島 18日には、『ワールド セイキョウ VOL.4』(本社刊、250円〈税込み〉)が発刊されます。今号のテーマは「冬は必ず春となる」で、学会理解を深める“絶好のツール”になっています。
  
 西方 スペシャルインタビューは、プロサッカー選手として活躍したイタリアのロベルト・バッジョさんです。創価学会の信仰を実践する理由、人生の師匠・池田先生との出会いなど、幾多の困難を、信心根本に夫妻で乗り越えてきた不屈のファンタジスタ(芸術的名手)の言葉は、読む人の心に深く響いてきます。
  
 永石 A4サイズに収まる「持ち運びやすさ」や、「分かりやすさ」「おしゃれなデザイン」等も、『ワールド セイキョウ』の特長です。存分に活用し、学会の魅力を多くの友に伝えていきたいと思います。

友人の幸せを祈る

 那須 先日の総県長会議では、総静岡が取り組む“10人の本当の友人を大切にする”「本とも運動」が楽しく紹介されていました。
  
 原田 先生は2009年9月の随筆で、「一人が、十人の本当の友人をつくっていこう! そこに実質的な広宣流布がある」とつづられました。静岡では翌年から「本ともカード」を作成し、一人一人が10人の友人の名前を書き、その幸福を祈り、友情を育む運動を進めてきました。
  
 永石 カードには月ごとに、会えた場合は「対話」、座談会に参加できた場合は「座談会」、聖教購読を推進できた場合は「聖教拡大」などと記せるスペースが用意され、年間を通して祈りを深めていけるようになっています。
  
 那須 ある女性部の方はカードを活用して友人の幸福を祈り続け、対話を重ね、7年越しで歓喜の入会が実現したと聞きました。
  
 原田 総静岡長をはじめ、壮年・女性部の多くのリーダーも友人を入会に導き、総静岡女性部長はこれまで15人の友人が任用試験に合格。昨年、入会を決意した友人は御書新版の読了に挑戦しているそうです。
  
 永石 カード下部には、共に活動し、成長していきたいメンバーや、青年世代・未来部の名前を記入できる「希望の太陽メンバー」の欄も用意され、新たな人材の輩出にも、皆で挑戦しています。その中で、昨年度は総静岡として支部1人以上の男子部大学校生が誕生し、華陽カレッジの参加者も増えています。
  
 原田 私たちは本年、「10人への下種拡大」を挑戦テーマに掲げました。静岡の取り組みを例にしても、「下種」を難しく考えるのではなく、学会員としての活動や生き方をありのままに語ることが大切です。「現証を引いて申すべし」(新311・全371)です。学会に縁することは、全て「下種」なのです。
  
 永石 例えば、『ワールド セイキョウ』や「セイキョウ ギフト」を友人と一緒に読むことも立派な下種ですね。聖教電子版などを活用し、記事等をシェアする方法もあります。
  
 原田 たとえ友人が座談会やセミナーに参加できなくても、学会の公式YouTubeチャンネルにある動画を一緒に見たり、URLを送って見てもらったりする方法もあります。誠実に真心を込めて、仏法の素晴らしさ、学会の真実を語っていくことです。
  
 那須 実は先月、家族や地元の地区の同志の大応援のもと、同じ地域に住む女性に御本尊流布を実らせることができました。その方は、これまで多くの学会員と触れ合う中で、その優しさや真心に感動し、いつか入会しようと思っていたようです。そうした縁が重なって実った弘教でした。
  
 永石 那須さんは今月も、友人と一緒に座談会に参加される予定ですね。
  
 那須 はい。入会された女性の紹介で知り合った、地域の壮年と参加する予定です。“広布拡大こそ師恩に報いる道”との決意を一層深め、希望と幸福の連帯を広げるため、祈りと対話を重ねていきます。

“話を聞く”訪問・激励に徹し、多くの友が集う北海道・和寒支部の男子部活動者会

“話を聞く”訪問・激励に徹し、多くの友が集う北海道・和寒支部の男子部活動者会

大訪問・激励運動

 梁島 男子部は、「折伏」とともに、広布の未来を担う池田門下の連帯を広げる「大訪問・激励運動」に全力で取り組んでいます。
  
 西方 御書に「人のために火をともせば、我がまえあきらかなるがごとし」(新2156・全1598)と仰せです。この御文を拝して先生は、「一人の友が立ち上がる時、最も歓喜し、大きな功徳を受けるのは、その人を思い、その人のために祈り、何度も足を運んでは、励まし続けた人である。広宣流布のために、友のため、人のためになしたことは、すべて自分の身に返り、福運となる。それが、仏法の因果の理法である」と言われています。
  
 梁島 活動を通じて得た体験と感動を新たな友に伝え、共に訪問・激励に歩く中で、一人また一人と活動者が増えています。寒さ厳しい北海道にあっても、広布発展の決意を燃やし、訪問・激励に歩き、着実に活動者が増えています。
  
 西方 部員の6割を超えるメンバーが会合に参加する道北の和寒支部や、10カ月で10倍の人材拡大を達成した函館栄光県などもあります。全ては、「一人」のために勇んで歩き、「新たな一人」の友が立ち上がり、その一人から「2人、3人」と広がった結果です。
  
 梁島 北海道のリーダーが語っていました。「過疎化。少子化。広大さ……。伸展を阻む要因はいくつもあります。しかし、池田先生に託していただいた“愛する北海天地に、青年の不屈の連帯を”との指針を胸に、私たちは真剣に、訪問・激励に歩いています」と。
  
 原田 青年の心意気に呼応し、皆が青年の心で自身の人間革命に挑み、後継の育成に取り組んでこそ、「地涌の義」は厳然と「青年学会」に築かれていきます。いよいよ始まった「世界青年学会 開幕キャンペーン」を皆の力で必ずや勝ち飾っていきましょう!