おはようございます。部屋の温度は4℃。どんな環境になっても負けない心をとりだして、現実を変えてもらいたい。間違ってもプーチンのように生命を軽視する、愚かな心をとりだしてはいけない。心を生活の中で強靱にする教えが宗教だ。今日も颯爽と!今日もお元気で!

 

〈みんなで学ぶ仏法〉6 「師子王の心」ってどういうもの?2024年1月14日

題目は師子の力を目覚めさせる

登場人物

 ハル 未来部の会合でも、たびたび耳にするよね。
  
 ユリ 大事な質問ね。「師子王」とは、ライオンが百獣(多くの動物)に優れていることを王に例えたものなの。「師子王の心」とは、一言で言えば何ものをも恐れない「勇気」のことよ。ライオンが、どんな強敵をも恐れないようにね。
  
 アオ そういうことなんだね。“ライオンのような”……。そんなに強い「勇気」ってなかなか持てないなあ。
  
 ユリ そう思うかもしれないけれど、二人にも「師子王の心」があるのよ。
  
 ハル そうなの? 私は、そんなに肉食じゃないよ。
  
 ユリ そういうことではないわ(笑)。
 日蓮大聖人は「おのおのは師子王の心を取り出して、どのように人が脅しても、決して恐れることがあってはならない。師子王は百獣を恐れない。師子の子もまた同じである」(新1620・全1190、通解)と仰せよ。
  
 アオ その一節について、もう少し詳しく教えてほしいな。
  
 ユリ もともと持っていないものは、取り出せないわよね?
 大聖人は、特別な人だけが「師子王の心」を持つのではなく、誰もが等しく持っていると教えられているのよ。
 だから「取り出して」と呼びかけられているの。
  
 ハル なるほど。私の中にもあるんだね。でも、どうやって「取り出して」いけばいいのかな?

 ユリ 私たちの生活で言えば、勉強や部活など自身が抱える課題に向き合い、題目を唱えて挑戦していくことが大事なの。その実践の中に「師子王の心」が湧いてくるのよ。
 池田先生は「どんなつらい事があっても、『負けない心』を燃やして、一歩でも一ミリでも進む。ころんでも立ち上がる人が勝利です。題目は、師子の力を目覚めさせます」とつづっているわ。
  
 アオ つまり、何があっても負けずに、祈り抜いていくことがカギなんだね。
  
 ハル よく分かったよ。早起きや勉強など、何かに挑戦し続けるには「勇気」が必要だもんね。私は英語の検定試験に向けて、毎日の勤行・唱題も頑張っていくよ。
  
 ユリ そうね! 大聖人はさらに、「師子」には「師弟」の意義があると説かれているわ。
 「師子王は百獣を恐れない。師子の子もまた同じである」と示されているように、仏である師匠と共に生き抜く「師子の子」にも、師と同じ偉大な境涯が開かれていくことを教えられているの。
 信心根本に生きていく中で、“何があっても負けない人”に成長していくことができるのね。
  
 アオ よし! ぼくは「師子の子」として、何があっても、くよくよしない前向きな人を目指して祈っていくよ。