〈発言ボックス 2024〉1 「私が入会を決めた時」2024年1月13日

 ●宮城県岩沼市 梅津富子(71歳) 

 高校2年の時、一つ下のいとこが「創価学会の信心を始めたんだけど、一緒にやらない?」と。「何それ? 聞いたことないし、キリスト教の方が、かっこいいでしょ」

 たまたまそばにいた部活の先輩も学会員で、「南無妙法蓮華経って唱えると、何でも願いがかなうんだよ」。「今どき、お経で願いがかなうとか、ありえないんだけど」――その場では一蹴した私でした。

 しかし、家に帰ってからも、“願いがかなう”という言葉が耳を離れません。悩み多き思春期の真っただ中。やってみようかなという気持ちに。

 親に相談すると、「とんでもない! 学会はおっかない組織なんだぞ!」と怒鳴られました。私は、自分で確かめたくなりました。

 いとこと座談会に参加してみると全く逆で、雰囲気が良く、皆、温かい柔和な顔ばかり。とっても楽しくて、その後、すぐに入会。

 そして、池田先生の小説『人間革命』を学び、衝撃を受けたのです。“世のため、人のために行動する人が本当にいるんだ”

 正しいことを言うと嘲笑される世間の空気がすごく嫌だったので、“正々堂々、人に尽くす生き方に、自信を持っていいんだ”と高校生ながら感動したのを覚えています。

 以来54年。人工透析をして32年の夫は、医師から言われた寿命をはるかに超え、元気で共に歩んでいます。おかげで、小さなことにも感謝できる自分に。

 世のため、人のためにと動ける人生に、誇りを持っています。

募集案内

 「発言ボックス」では、「私が入会を決めた時」のテーマで原稿を募集しています。心に残る紹介者の言葉や、池田先生の著作・映像に触れて感じたこと、座談会等での感動した出来事など体験をお送りください。新入会の方、青年部の方をはじめ、読者の皆さんの投稿をお待ちしています。応募要項は、通常の「声」と同じです。郵送は 〒160-8070 聖教新聞「発言ボックス」係 ファクスは 03(3225)9139 メールは koeran@seikyo-np.jp