名字の言 創立者と創価教育同窓生の「父子一体の歩み」は続く2023年12月6日

 総本部の創価文化センター(東京・新宿区)で開催中の「挿絵でたどる『新・人間革命』名場面展――創価教育編」。小説『新・人間革命』に描かれた創価一貫教育の歴史や、創価の学びやに集った一人一人に心を砕く創立者・山本伸一の励ましを、内田健一郎画伯の挿絵等と共に紹介している(12月28日まで)▼伸一が創価女子学園(現・関西創価学園)を訪問した時のこと。校内の駐輪場に来ると、メモに一文を書き、自転車の荷台に挟んで学園を後にした。やがて授業が終わった生徒が、そのメモを見つけた。「絶対に無事故でね。頼みます。伸一」▼このエピソードは、こう結ばれている。「メモを見た生徒の目頭が潤んだ。自分たちのことを、本当の娘のように心配し、無事故を願う創立者の心が痛いほど感じられた」(第17巻「希望」の章)。こうした創立者との心の交流が展示でよみがえり、何度も熱いものが込み上げた▼創立者の訃報に接した学園生が強く語っていた。「今、この時に学園生である私たちは『学園新時代の1期生である』との自覚で、一丸となって創立者の喜ばれる学園を築き上げる決意です」▼創立者と創価教育同窓生の「父子一体の歩み」は続く。きょうも。あすも。そして未来永遠に。(側)