〈第16回本部幹部会〉 梁島男子部長のあいさつ(要旨)2023年11月7日

  • 若い世代を真ん中に希望社会への価値創造を

 一、さあ、「世界青年学会 開幕の年」へ! 「男子部の日」の淵源でもある、国立競技場での「青年10万」結集。その青年へのご期待を、池田先生はこう語られました。
 
 「現実社会から遊離した宗教屋には絶対なるな!」「国家、世界に大いに貢献しゆく指導者と育ちゆけ!」
 
 創立100周年への7年間。青年らしく、挑戦と応戦の連続闘争で、新時代の幕を勝ち開いていきます。
 
 一、世界は今、混迷の度を増している。ウクライナ危機とともに、連日の中東情勢の報道。いくつもの地球的課題を前に、閉塞感が漂っている。
 
 今、仏法者として何ができるのか――。先生は、“世の中すべての人が絶望し、あきらめたとしても、最後の最後まで踏みとどまって、人類のために戦い抜く人こそ、創価の青年である”、ゆえに“創価とは「無限の希望」なのだ”とご指導されました。
 
 一切を価値創造しゆく“創価の青年”の使命は重い。“核戦争のリスクが高まる今こそ、核兵器廃絶のために青年の連帯を!”“気候危機の脅威が迫る今こそ、英知と情熱の結集を!”と、社会を希望の方向へ、リードする責務があります。
 
 ゆえに仏法者として、世界中で平和の祈りを合わせながら、草の根の対話を広げていきたい。そして、わが地域社会から世界の暗雲を切り裂く、“希望の光”を発信していきたいと思います。
 
 一、今、男子部として取り組んでいるのが、「折伏精神みなぎる対話」と「大訪問・激励運動」です。いずれも、“人の幸せを真剣に祈る挑戦”から始まります。その時、“地涌の菩薩の命”が湧く。その一念で人と会う。それはそのまま、仏縁を広げる“折伏行”となります。
 
 私自身、この夏、新たに弘教できたのは、支援活動の中で出会った友人でした。政治の分野でも、信仰の次元でも、一貫して変わらない戦い。それが「立正安世界」を目指した、折伏精神みなぎる対話運動であります。
 
 今後の、あらゆる法戦を勝ち抜ける陣列を築きながら、わが地域社会に堂々と仏縁を広げてまいりたい。
 
 一、この半年間、「大訪問・激励運動」の結果、全国の男子部の活動者は4割増加しました。「活動者増」のポイントの一つが、“家庭との向き合い方”です。女性の「社会進出」とともに、男性の「家庭進出」が課題となる今、男子部は家事・育児にも真剣勝負で臨み、“一家和楽は信心の実証だ”とたたえ合っています。
 
 子どもと一緒に訪問・激励に歩く姿は当たり前となり、両手に双子を抱えて登壇するリーダーも登場。パパ友との交流の中で、8月、9月と立て続けに弘教を実らせるリーダーも。“家族と参加できるなら”と、新しい活動者が続々と増えています。

青年を先頭に新たな創価の人材城を!――栄光凱歌の歴史を開きゆこうと約し合った第16回本部幹部会(1日、東京・信濃町の広宣流布大誓堂で)

青年を先頭に新たな創価の人材城を!――栄光凱歌の歴史を開きゆこうと約し合った第16回本部幹部会(1日、東京・信濃町の広宣流布大誓堂で)

 一、2年前に女性部員の妻の折伏で入会した、ある大学校5期生は、経営するベンチャー企業で、「空気から水を作る機械の開発」に成功。学会活動の中で“社会に貢献したい”との願いを強くした彼は、砂漠を擁するエジプトの政府と契約するなど、世界22億人が影響を受ける水問題解決への方途として注目を浴びています。
 
 また、クリエーティブディレクターとして活躍する、あるリーダーは、“映像の力で紛争解決を”と祈りを定め、民族対立が続く南スーダンへ入国。日本のメディアとして、初めて撮影を許可されました。融和ムードの醸成を目指し活動しています。
 
 一、こうした力ある人材が活躍する、男子部の組織に共通すること。それは、若い世代が“組織の真ん中”にいることです。彼らが企画・立案する会合や取り組みは斬新で楽しく、新しい人材を糾合しています。
 
 先生は「若い世代の意見を、じっくり聞いて学ぶ。学んだら実行する」、そこに“行き詰まりを打開し、社会の閉塞感を打ち破る鍵がある”と。いかなる時代も、師匠の分身の自覚で挑めば、広布の未来は必ず開く。「終には一閻浮提に広宣流布せんこと一定なるべし」(新1135・全816)との御聖訓の通りであります。
 
 一、いよいよ、「世界青年学会 開幕の年」へ。その出発に当たり、明年1月から3月を、「世界青年学会 開幕キャンペーン」と銘打ち、青年世代の人材と対話の拡大に総力を挙げていきます。
 
 男子部・学生部・池田華陽会・ヤング白ゆり世代、そして、未来部が生き生きと活躍する創立100周年へ。青年の力で、新時代建設の大潮流を巻き起こします(拍手)。