未来開く人材群を 先駆の学生部に新リーダー2023年9月24日

 創立100周年へ、広布の未来を開きゆく決意に燃える先駆の学生部が今月、新体制で船出した。ここでは、森薗学生部長ら新任のリーダーを紹介する。

清新な息吹あふれる学生部の新リーダー。左から星原指導部長、森薗学生部長、今井書記長、大橋教育室長

清新な息吹あふれる学生部の新リーダー。左から星原指導部長、森薗学生部長、今井書記長、大橋教育室長

◇森薗拓海学生部長◇

 「広宣流布大誓堂完成10周年を迎える今、新時代を切り開く師弟不二の学生部を築いていきます!」
 
 第29代学生部長に就任した森薗拓海さんは、常勝関西の誇り高き大阪・交野市の生まれ。小学校から大学まで創価一貫教育で学んだ。
 
 2010年3月16日、東西の創価学園を中継で結んで行われた関西創価小学校の卒業式で、創立者の池田先生が「一人、立派な人が立てば、皆が幸福になります。頼むよ!」と呼びかけた。次代を託さんとの先生の限りない慈愛に触れ、“人のために尽くせる自分に”と決意する。
 
 創価大学に進学後、学生部活動に励み、大学4年間で80人の友人に仏縁を広げた。時には、仏法対話が思うようにいかず、悔しさに唇をかみしめたこともあったが、“人生の師匠を持つ素晴らしさを、一人でも多くの人に伝えたい”との一心で、粘り強く対話を重ねてきた。大学1年で初の御本尊流布を成就して以降、これまで3人の友を入会に導いている。
 
 心に刻む御書は、「『師』とは師匠授くるところの妙法、『子』とは弟子受くるところの妙法、『吼』とは師弟共に唱うるところの音声なり」(新1043・全748)の一節。師と心を合わせて広布に立ち上がる時、無限の勇気が湧く。そして距離も時代も超えて、師弟の絆を結ぶことができると確信する。
 
 東京・港総区の学生部長時代は、学生部員はもとより“未来の学生部員”への訪問・激励にも率先。広布の全責任を担う気概で、学生部と未来部のつながりを強くした。
 
 森薗学生部長は決意する。「人類がさまざまな危機に直面する今こそ、新たな知恵と発想で世界の平和を切り開く青年の連帯を広げていきます!」

◇今井伸行書記長◇

 書記長の今井伸行さんは大阪・八尾市生まれ。関西創価小学校から創価の学びやで過ごし、高校3年生まで9年間、サッカー部で鍛えの日々を送った。
 
 小学校の修学旅行で東京を訪れた折、思いがけず池田先生との出会いが。先生は、6年生111人全員を抱きかかえるように激励し「人生は、最後に幸せになればいいのです」と語った。この時、先生と力強い握手を交わしたことが、不滅の原点となっている。
 
 創価大学2年の夏、苦難の嵐が襲う。母が突然の病で急逝。さらには父の経営する会社が倒産し、家族の思い出が詰まった家も失った。絶望の淵で心の支えとなったのが「最後に幸せになればいいのです」との先生の言葉だった。今井さんは、“広布のお役に立てる人材に”と育ててくれた母の分まで使命に生きると誓い、折伏にまい進。初の弘教を実らせた。その後、父は再就職。さらに交通事故や病気など、幾つもの試練を家族で乗り越え、信心の確信を深めた。
 
 第2千葉総県学生部長、総千葉学生部副書記長として個人指導に尽力。学生部総本部牙城会委員長の時は、メンバーと折伏の金字塔を打ち立てた。
 
 今井さんは語る。「学生部の皆さんと共に悩みを乗り越え、崩れざる『信心の原点』『師弟の原点』をつくります!」

◇星原凌指導部長◇

 指導部長を務めるのは、東京・八王子市出身の星原凌さん。知勇兼備のリーダーだ。
 
 高校時代は、勉学と野球に打ち込んだ。
 
 大学3年生の時に、学生部総本部牙城会の一員として、地元組織ではグループ長として奮闘し、弘教を実らせた。さらに国立大学で授業料全額免除の選考に受かるなど、勉学にも励んだ。
 
 社会人となってからは、メンバーに寄り添う激励と折伏で広布をけん引。担当する組織のグループ数を3倍に拡大した。これまで5世帯の弘教を成就。台東区学生部書記長、東京第1本部学生部副書記長などを歴任した。

◇大橋秀樹教育室長◇

 教育室長の大橋秀樹さんは、さいたま市出身。創価高校の卒業式で、式典の様子を中継で見守る池田先生から音声を通して励まされたことが、生涯の原点となっている。
 
 高校卒業後は、アメリカ創価大学に進学。中国留学も経験し、学生自治会の副委員長として大学の良き伝統を築こうと汗を流した。さいたま池田総区学生部長や世界普賢塾書記長を経験。時間をこじ開けるように対話に挑み、友人に弘教を実らせた。本紙の記者として健筆を振るう。