〈今コレ! 青年の視点〉 社会貢献に通じる創価の生き方2023年7月8日

 「Z世代」に“価格が高くなっても、自らの消費行動を通じて社会の課題解決に貢献したいか”を聞いたところ34・9%が「貢献したい」と考え「貢献しなくていい」の23・2%を上回ったという調査があった(昨年11月、日経MJ)。
 青年世代は、社会貢献への関心が高いことはよく知られている。創価学会の青年も、そうした人がとりわけ多いように感じる。
 沖縄・石垣島で保育士として活動する青年部員は、家族で三つの事業を営む中、子ども食堂の運営にも力を入れる。東京・江東区の男子部員は、町会で青年会長を務める中、周囲から推されて保護司や学校評議員も担う。そうした例は枚挙にいとまがない。
 「宗教」というと、“内向き”というイメージを持つ人もいるだろう。が、たとえば今の青年部の活動の柱は「対話」と「励まし」である。どちらも、多様な人と積極的に関わっていく活動であり、常に新しい世界に触れ続ける生き方が、創価の生き方だといえる。
 ドイツの宗教学者、ミヒャエル・フォン・ブリュック博士は「学会の運動は、あらゆる人々が積極的に参加し、社会的な力を発揮できるものです」と語る。
 昨年、「全国男子部幹部会」で発表された「創価学会青年部の社会的使命」には「『自分だけの幸福も、他者だけの不幸もない』という仏法思想のもと、『利他』の生き方の実践を貫いていく」と。私たちの信仰活動は、自ずと社会貢献の道に通じていくのだ。(藤)