〈座談会〉 未来部は全員が宝の人材 可能性は無限! 真心の励ましを2023年5月4日

  • 生活リズムを整え健康第一で
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  • 〈参加者〉原田会長、山口浩二未来本部長、石田女性部未来本部長、山口華女子未来部長、井上少年部長

 石田 5月5日は、「創価学会後継者の日」です。記念の意義をとどめた本部幹部会が盛大に開催され、未来部員の代表も参加し、希望と決意あふれる、新たな出発となりました。

 原田 その淵源は、1976年のこの日、池田先生が、関西戸田記念講堂で行われた未来部の集いの席上、“後継者の日”と発表してくださったことです。

 山口(浩) この時、未来部員に贈られた6項目の指針が、「健康でいこう」「本を読もう」「常識を忘れないでいこう」「決して焦らないでいこう」「友人をたくさんつくろう」「まず自らが福運をつけよう」です。そして2013年には、「親孝行しよう」が加えられました。

 石田 先生は、「7つの指針」を、「皆の成長を心から願い、一人一人と約束を交わす思いで」贈ってくださったのです。これまで、どれほど多くの未来部員が、指針を日々の挑戦の支えにしながら、伸び伸びと成長したか、計り知れません。

 原田 今の未来部員は、コロナ禍で多くの苦労や不安に直面する中、懸命に奮闘してきました。

 井上 埼玉県新座市の少年部員は、社会が暗く沈む中、合唱団の先輩方の生き生きとした歌声に「自分も皆に勇気と希望を届けたい」と、入団。「池田先生のことをもっと学び、勤行・唱題で心をきたえていきます」と、決意を語ってくれました。

 山口(華) 神奈川県川崎市の中等部員は、自身へのいじめをきっかけに、小学生の時に学会に入会。題目を唱える中、周囲の環境が変わり、信頼できる教師や友人に囲まれるように。信心を通して、大きく成長する姿に感銘を受けたお父さんが、昨年、入会されました。

 石田 未来部員が、題目根本に、学業やクラブ活動などで輝くエピソードや、負けじ魂で悩みを乗り越えていく体験は、地域の同志に大きな感動と勇気を与えてくれます。

 山口(浩) 本人の努力はもとより、わが子の成長と勝利を日夜祈り続ける親御さんをはじめとした家族、日頃より温かく一人一人に接してくださる未来本部の方々、青年部、そして地区・支部の全ての同志の励ましの賜物です。心より感謝申し上げます。

 原田 池田先生は、「何でも聞いてくれる、親身に相談に乗ってくれる、一緒に真剣に祈ってくれる――その真心の励ましこそ、未来部の成長の原動力です」と語られています。未来部員は、一人ももれなく全員が、かけがえのない宝の存在です。無限の可能性を信じ、より一層、心からの励ましを送っていきたいと思います。

4月30日に開幕した「少年少女希望絵画展」(東京・新宿区の創価文化センター、6月25日まで)

4月30日に開幕した「少年少女希望絵画展」(東京・新宿区の創価文化センター、6月25日まで)

夏へ向け勇躍前進

 山口(華) 本年8月には、未来部歌「正義の走者」の誕生から45周年を迎えます。その節目の夏に向けて、さまざまな行事が催されます。

 山口(浩) 県長・県女性部長会(昨日付の本紙)で原田会長からも紹介がありました通り、まず7月に「未来部大会」が開催されることになりました。わが地域の未来部員が、勉学第一、健康第一で、自身の目標や課題に挑戦し、晴れやかに大会を迎えられるよう、訪問・激励に取り組んでいきたいと思います。

 井上 さらに、7月または8月には、創価家族が一体となって未来部員を育む、地区・支部単位の「“未来”座談会」を行います。

 石田 信心を継承する貴重な場にしていくとともに、少年少女部、中等部、高等部のメンバーが“参加して良かった”“楽しかった”と思える座談会にしていきたいですね。

 原田 まずは4月から5月にかけて、全国各地で行われている「新入生歓迎の集い」を、有意義に、にぎやかに開催してまいりたい。

 井上 この大型連休では、ご家族で総本部を訪れている方も多くいます。信濃町の創価文化センターでは、4月30日、第37回「少年少女希望絵画展」が開幕しました(6月25日まで)。

 山口(華) 全国から寄せられた約1万3600点の中から、入賞作品などを紹介しています。学会っ子らしい力作の数々に、見ていて元気をもらいました。

 原田 「未来ジャーナル」5月号で、先生は、未来部員は「『創価の心』を受け継ぐ大切な使命の人」と、万感の期待を寄せてくださいました。社会と広布を担う未来部員が、自身の使命を開くことができるよう、全力で応援していきましょう。

小さな変化を察知

 山口(浩) 今年度から、各学校でマスクの着用を求めないことが基本となるなど、コロナ禍で続いてきた制限も緩和され、周囲の環境も激変しています。

 井上 新学期から1カ月、連休は疲れが出やすくなる時期でもあります。高校生を対象とした調査では、3人に1人が、対面のコミュニケーションが「増えた」と実感する一方、「何もしたくなくなる」(39%)、「孤独を感じる」(21%)といった結果も見られます。一般的にも「五月病」といわれますが、連休明けから不登校になるケースも考えられます。

 山口(浩) お子さんと向き合う時間を十分に持ち、小さな変化に気付けるようコミュニケーションをとっていくことを心がけたいですね。

 山口(華) 連休も後半になります。就寝や起床、また食事の時間など、生活リズムを整えることも大切です。

 原田 創価の同志は皆、未来部員一人一人の大応援団です。地区・支部においても、本人や家族が、いつでも忌憚なく相談できるよう、心配りをしていきましょう。