〈御書と未来へ〉44 難を乗り越える信心を2022年11月2日

〈御文〉

 この釈は、日蓮が身に当たるのみならず、門家の明鏡なり。謹んで習い伝えて未来の資糧とせよ。〈兄弟抄、新1479・全1087〉

〈通解〉

 この(仏法の修行が進めば三障四魔が競い起こるとの『摩訶止観』の)釈は、日蓮の身に当てはまるばかりでなく、わが一門の明鏡である。謹んで習い伝え、未来にわたる糧とすべきである。

〈池田先生が贈る指針〉

 正しいがゆえに、三障四魔が競い起こる。恐れず随わず戦う勇気が、真の行学の証しである。
 創価の師弟の「難を乗り越える信心」こそ、御本仏から習い伝わった明鏡にほかならない。多難な今こそ、「賢者はよろこび」と進もう!
 一人一人の人間革命の勝利劇が、民衆万年の幸福と平和へ「未来の資糧」となるからだ。