〈座談会〉 共に成長する未来部躍進月間㊤ 「地域の宝」の育成に全力を2022年7月21日

  • 〈出席者〉原田会長、山口浩二未来本部長、尾高副女性未来本部長、山口華女子未来部長、利倉副未来部長(中等部長兼任)

 山口(浩) 今月16日から「未来部躍進月間」がスタートしています(8月31日まで)。私たちが真剣に祈り、真心で励まし、未来部員と共に成長する“充実の夏”にしていきたいと思います。

 山口(華) このたび、大変うれしいことに、未来部に向けた書籍『未来の希望「正義の走者」に贈る』が発刊されました。

 利倉 コロナ禍に、池田先生が大白蓮華の「世界を照らす太陽の仏法」の中で7回にわたり御書講義をしてくださった内容がまとめて収録されたものです。

 尾高 本の中で先生は、「未来部の皆さんは、一人ももれなく『人類の希望』であり、『地球の宝』です。全員が未来を開く『21世紀の主人公』です。広宣流布という民衆勝利の時代、そして世界平和を建設していく『正義の走者』です」とつづられています。

 原田 未来部の一人一人の使命がいかに大きいか。今のメンバーは、学会創立100周年以降を担う人たちでもあります。この夏、先生のご期待を胸に、宝の未来部育成に全力で取り組んでいきましょう。

昨夏のファミリー大会(千葉で)

昨夏のファミリー大会(千葉で)

主体性伸ばすファミリー大会に

 利倉 躍進月間には、「創価ファミリー大会」が全国各地で開かれます。

 原田 無事故・大成功のための準備や運営はもとより、日頃から温かな励ましを送ってくださる全ての未来部担当者の皆さまに、心から感謝申し上げます。感染症、熱中症対策を万全にして行っていきましょう。

 山口(華) ファミリー大会は、司会、企画、役員等を未来部員が行うなどして、参加者と共に楽しく過ごすイベントです。

 原田 子どもたちが持つ可能性や主体性をどう引き出してあげられるか。これは、未来部育成の大事なポイントでもあります。今までのやり方にとらわれず、柔軟な発想で取り組んでいただきたいと思います。

 尾高 企画では、未来部員による演奏や手話コーラス、両親や祖父母を交えた3世代の体験発表なども感動を呼び、大反響ですね。

 山口(浩) また、未来部員が事前に聞き取りをした“わが家の広布史”や祖父母の戦争体験を発表したり、学年ごとに分かれてディスカッションをしたりする地域もあります。身近な“師弟のドラマ”を知ることや、同世代による触発を受けることで信仰に目覚め、唱題や勉学への挑戦を決意する未来部員も多いです。

昨夏のファミリー大会(大分で)

昨夏のファミリー大会(大分で)

“根っこ”を育てる

 利倉 ファミリー大会は家庭での親子の語らいを深め、家族への信頼感という“人間の根っこ”を育てる契機にもなります。

 山口(華) 未来部員の成長はご家族の方々だけでなく、地域の同志にとっても希望と喜びになりますね。

 尾高 その上で、大切なのは訪問・激励です。未来部員のいるお宅に伺った際には、一言でも、真心を込めた声掛けを心掛けていきたいと思います。

 山口(浩) 池田先生は未来部の担当者に「法自ずから弘まらず、人法を弘むるが故に、人法ともに尊し」(新2200・全856)の一節を引かれ、「(令法久住は)どれだけ新しい人材を見つけ、どれだけ新しい人材を育てていくかで、一切が決まります」とご指導されています。

 原田 「声、仏事をなす」(新985・全708等)です。子どもたちの成長を願う祈りと励ましの行動が、広布の未来を切り開いていくことは間違いありません。“わが地域から、創価の後継者よ、広布の大人材よ、陸続と躍り出よ!”と心一つに題目を唱え抜き、希望の声を届けていきましょう。

昨夏のファミリー大会(香川で)

昨夏のファミリー大会(香川で)

創価の学舎の魅力

 尾高 今月は創価学園・大学・女子短大でオープンキャンパスが行われます。

 山口(華) 東京の創価中学・高校では24日(予約受付終了)、関西の創価中学・高校では23日(22日まで受付)、東西の創価小学校では、それぞれ31日(27日まで受付)に開催されます(7月14日付3面参照)。

 利倉 そして30、31日には、創大・短大のオープンキャンパスが、現地とオンラインの両方で行われます(同18日付3面参照)。

 山口(華) 体験授業や相談コーナーのほか、学園ではキャンパスツアーやクラブ見学等、創大・短大では入試問題の対策講座や特別講演会等、充実した企画がめじろ押しですね。

 山口(浩) 現役生に「進学の決め手」を聞くと、多くのメンバーが、「オープンキャンパスで出会った先輩の笑顔や、はつらつとした姿」と答えるそうです。

 原田 創価大学は、民衆に尽くし、社会に貢献する人材を輩出するために創られた人間教育の最高学府です。実際に、英知と友情と人間力を培った多くの卒業生が、日本中、世界中で活躍しています。

 利倉 また、現在63カ国・地域の229大学と交流のネットワークを築き、学生総数の約1割を外国人留学生が占めるなど、世界市民教育の一大拠点として発展を続けていますね。

 原田 文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援」事業の中間評価(2021年3月)では、前回(18年)に続いて最高の「S」を獲得しました。

 山口(浩) 司法試験や公認会計士試験などの難関国家資格の合格者も多数輩出し、教員採用試験の合格者は開学以来、延べ8100人を突破しています。充実したサポートで98%もの高い就職率を誇っています。
 
 山口(華) 女子短大も、社会で不可欠なビジネススキルやグローバルな視野を培う環境が整備されていますね。「人生100年時代の社会人基礎力育成グランプリ」での“日本一”の栄冠をはじめ、短大生が学外のビジネスコンテストで幾度も入賞を果たしています。
 
 尾高 実際に足を運ぶことで、学園・創大・短大の魅力をより発見できます。受験生やご家族だけでなく、祖父母や地域の方など一人でも多くの方にご参加いただき、充実の教育環境や学生の熱気を肌で感じていただければと思います。