〈座談会〉 英気を養う充実の友好期間に 人と人の絆を強める交流を2022年7月18日

  • 11月に任用試験 仏法は最極の生命哲理
  •  
  • 〈出席者〉原田会長、長谷川理事長、永石女性部長、西方男子部長、林池田華陽会委員長

 原田 「青年・飛躍」を掲げた本年の上半期を、私たちは「異体同心」の団結によって、大勝利することができました。重ねて御礼申し上げます。
  
 西方 未来部躍進月間の開幕に当たり(7月16日から8月31日まで)、早速、「創価ファミリー大会」を開催する地域もあります。
  
 永石 メンバーが主体的に、楽しく参加できるよう、感染防止策を十分に講じながら、工夫して取り組んでいきたいと思います。
  
 原田 ファミリー大会は、地域の創価家族が一堂に会する集いです。親から子、祖父母から孫へと信心の喜びや確信を伝え、子どもたちが大きな飛躍を遂げる場です。地域・家族の“総合力”で、未来の宝である子どもたちを温かく育んでいきましょう。

「礼儀正しく誠実」

 長谷川 23日からは「夏季友好期間」が始まります。また7月25日から31日までは、全国18の会館・研修道場等で「夏季フリー研修」が実施されます。どの会場も、創価の師弟の魂が深く刻まれた地です。大いに活用し、行学錬磨の誓いを新たにする機会にしていただければと思います。
  
 原田 長引くコロナ禍などの影響で、孤独・孤立が社会問題化しています。今、人と人との絆を強めることがどれほど重要か。私たちは、友人や親族など、お世話になっている方々との友好を一層深めていきたい。聡明に知恵を働かせながら、健康第一・無事故第一で、英気を養う充実の期間にしていきましょう。
  
 林 御聖訓に、「『友に会ったら礼儀正しくあれ』というのは、友達で1日に10度、20度訪ねてくる人であっても、千里、2千里も遠方から訪ねてくる人のように思って、少しも礼儀を欠くようなことがあってはならない、ということである」(新1850・全1527、通解)とあります。
  
 永石 遠方から訪ねてきた友人に対して、“疲れていないか”などと配慮し、その苦労をねぎらうように、たとえ近しい友人であっても、相手を思いやり、尊重していく姿勢が大切であるとの仰せですね。
  
 長谷川 SNSが普及し、コロナ禍の影響もあり、オンライン等で交流する機会も増えています。たとえ、そうであっても、「ありがとう」「お元気で」などの思いを言葉に出し、相手の話に耳を傾けることが重要です。
  
 西方 池田先生は、「だれに対しても誠実に、礼節をわきまえて接することである。誠実ほど強いものはない。私も世界に友人をつくった。『誠実』ひとつで、つくったのである。誠実で築いたものは、壊れない」と教えてくださっています。
  
 原田 目の前の一人に誠実を尽くすのが、万人尊敬の仏法者の振る舞いです。そのためにも、日々の朗々たる勤行・唱題で、満々たる生命力をみなぎらせていくことです。平和と安穏の社会の建設も、自身の日常の生き方、行動から始まります。私たちは一段と自覚を深め、広宣流布のため、立正安国のため、いやまして前進していきたい。

受験者と共に成長

求道の教学試験は今、世界中で開催されている(昨年12月、韓国での「任用試験」)

求道の教学試験は今、世界中で開催されている(昨年12月、韓国での「任用試験」)

 林 本年は、日蓮大聖人が民衆救済の根本法である「南無妙法蓮華経」の題目を師子吼された「立宗宣言」から数えで770年となります。
  
 原田 この意義深き年の11月6日(日)に、伝統の「教学部任用試験(仏法入門)」を実施します。新型コロナの感染拡大の影響によって、2018年6月以来、4年半ぶりの開催となります。
  
 永石 新しく立ち上がったメンバー、新入会の友、会友の方々などと一緒に、生命尊厳の仏法哲理を学ぶ、またとない機会です。
  
 長谷川 一人でも多くの方が、教学の研さんを通して、信心への理解と確信を深められるよう、各部一体で励ましを送っていきましょう。
  
 西方 なお、申し込みは10月2日(日)までです。また「大白蓮華」8月号に、全ての出題範囲(「座談会拝読御書3編」「教学入門」「世界広布と創価学会」)が掲載されます。
  
 林 この「大白蓮華」8月号の講義「世界を照らす太陽の仏法」の中で、池田先生は待望の任用試験が行われることについて、「仏法は最極の生命哲理であり、激動の乱世を照らす希望の英知の光です。学べば学ぶほど、人生の幸福勝利の扉を広々と開いていけるのです。仏法の探究は、内なる生命の境涯を広げ、豊かにしてくれます」と述べられています。
  
 永石 さらに、「至高の生命の法理を学ぶことは、歓喜があり、必ず大きな人生の転機となる。そして、学んでいく人も、教えてくれる人も皆共に、栄光凱歌の人間学の博士となっていくのです」と強調されています。
  
 林 任用試験の範囲となっている「一生成仏抄」の中には、「深く信心を発して、日夜朝暮にまた懈らず磨くべし」(新317・全384)とあります。
  
 西方 日蓮仏法の根幹である「唱題行」においては、“強盛な信心”を奮い起こすことと、“持続の信心”を貫くことが、肝要になることを示されたものですね。
  
 長谷川 先生は、「何があろうと、題目を唱えていくならば、必ず、より善い方向へ、幸福の方向へ、勝利の方向へと、ありのままの自分を輝かせていけます。この自分自身の人間革命の前進の息吹で、友も変えていける。境遇も変えていける。地域も社会も変えられるのです」と語られています。
  
 原田 こうした「人間革命」即「立正安国」の仏法を、決意も新たに、共々に学び、実践していく――その絶好の場が任用試験です。皆で総力を挙げて取り組んでいきましょう。