おはようございます。今朝の部屋の温度は7℃。悲惨な戦争が今日も続く。

宗教の使命は、時代の底流に生命尊厳の楔を深く根を下ろすこと。幸福の源泉は生命尊厳の思想があって成り立つ。正しい宗教が今希求されている。
黄金柱の一人として、使命感に燃えた生き方をしよう。今日もお元気で。

 

〈社説〉 2022・3・5 きょう壮年部の結成記念日2022年3月5日

生涯、求道の人生たれ!

 「いよいよ壮年が立つんだね。これで、本格的な広宣流布の時代が幕を開けるぞ」――池田先生のもと、56年前(1966年)のきょう、壮年部は結成された。

 部のモットーは、「生涯求道」「職場で勝利」「地域貢献」。「求道の人生」には行き詰まりがない。また、仕事で勝っていくことが即、仏法の勝負の証しである。その心意気で、自身が住んでいる地域を愛し、栄えさせていく壮年部の使命は限りなく大きい。

 この指針通りに生きた一人が、イギリスSGIの故リチャード・コーストン初代理事長である。

 コーストンさんは、ロンドンのハロッズ・デパートの副総支配人、ダンヒル社の極東支配人などを歴任。英語版の小説『人間革命』を読み、“ここにこそ、求めてやまなかった平和の大哲学がある”と衝撃を受け、51歳の時に入会し、壮年部として活動を始めた。

 現在、600近くの会場で座談会が開催される、イギリス広布の礎を築いた人物である。

 女性の意見を大切にし、池田先生とトインビー博士の対談集を学ぶ青年部のグループの結成にも尽力。そこから多くの人材が育まれ、現在の欧州女性部長やイギリス理事長らが誕生している。

 先生は、指導者のあるべき姿として、西欧の「ジェントルマンシップ」に言及し、リーダーは「紳士たれ」と呼び掛けてきた。勇気、自制心、高潔さを持ち、問題があれば自らが矢面に立ち、人々を守り、リードしていく。コーストンさんは、その模範であった。

 “広布の黄金柱”たる壮年部は、「紳士たれ」との指導を胸に、自ら率先して対話拡大に挑むとともに、青年を励まし、広布勝利の最大の力となっていきたい。

 古代中国の哲人・孔子は、「四十にして惑わず」「五十にして天命を知る」と語ったが、まさしく壮年部の世代こそ、人生における最も重要な時代を迎えている。

 『新・人間革命』第10巻「桂冠」の章で山本伸一は、「壮年になれば、人生は、あっという間に過ぎていきます。その壮年が、今、立たずして、いつ立ち上がるんですか!」「私もまた、壮年部です。どうか、皆さんは、私とともに、学会精神を根本として雄々しく立ち上がり、創価の城を支えゆく、黄金柱になっていただきたい」と。未曽有の危機の時代こそ、皆のために行動する壮年部の出番である。