第1回 アングラーズウォーターミーティング2014in福岡
2008年春に自分で道具を用意して釣りを始め、6年になります。
初心者でも気軽にできるボートエギングに始まり、
今までほとんどオフショアの釣りをしてきました。
オフショアの釣りは、ショアとは違い、安全に関して無知でも
船長の指示に従っていれば、簡単に釣りを楽しむことができます。
釣りの技術や道具に関しての知識は、進んでどんどん身につけようとしてきましたが、
安全に関する知識は、自分から積極的に知ろうとはしていませんでした。
僕みたいに海の安全に関しての知識をほとんど持たずに、釣りをしている人が多いのでは
ないかと思います。
今回、参加させていただいた海難訓練では、海の怖さや、海難事故にあった時の
正しい知識を教えてもらいました。
このブログを読んでくださっている方に、少しでも、海の安全について考えていただければと
思います。
この訓練の1か月程前に、遊漁船Y'sの吉武船長から電話があり、、、、
『ライジャケ持って来て、海に飛び込んじゃらんですか??』※渋い声で(笑)
ぐらいのノリで海難訓練の日程を伝えられたので、
『いいですよ。じゃあ、27日の日曜日ですね!』
みたいに軽~~い気持ちでOKしたんですが、
いざ訓練を受けてみたら、ほんと為になるやら、今まで無知だった自分が怖くなるやら、
新しい仲間が増えるやら、小中高一緒だった同級生に高校卒業以来の再会を果たすやら、、、
とにかく、有意義な海難訓練でした。
まず、この海難訓練は、釣り人と船長が海難事故に「合わない、起こさない」、また、「水の怖さを知り、水に親しむ」事を目的とした訓練です。
主催者はプロアングラーの松岡豪之氏。
参加メンバーは、遊漁船Y'sの吉武船長とアングラーズダイニングバー『SHORE Style』の声掛けにより集められた、オフショアアングラー、ショアアングラー、ショップ店長、釣り雑誌社などソルトウォーターフィッシングにかかわる人達が招集されました。
さらに、プロサーファーの水元真二氏、水元公志氏、また、ライフセービングの資格もお持ちの中迫謙吾氏。
皆さん釣り好きらしい(^^♪
そして船長達。
セカンドステージの船長さん以外は、皆さん漁師さんですので、海の楽しさも怖さも知り尽くしている方ばかりです。
海のプロフェッショナルに囲まれて、講義スタート。
①ライフジャケットの重要性
ライフジャケットのいちばんの特徴は水にしっかり浮くということ。
この特徴は、状況によって、安全な場合と危険な場合があります。
【安全な例】
・船の外に投げ出された時など、長時間浮いていられる。
【危険な例】
・たとえば船が転覆して船内に残され、潜って脱出しないと行けない時、ライフジャケットがパンパンに膨らんだ状態では、水に潜れない。
・しっかり浮くので流されやすい。
・意外と簡単に脱げたり、紐がちぎれたりする。
というように、どういう状況で役に立つのかを理解することで、より正しく冷静に判断して
使用することができます。
ライフジャケットは完全に安心なものではなく、あくまで補助的に使用するもので、
助かる確率を少し上げるものだという事を勉強しました。
②ライフジャケットのしくみ
普段、オフショアアングラーが着用している、ライフジャケットのほとんどが自動膨張式だと思います。
この膨らみ方も3段階あります。
1.水に濡れて自動的に膨らむ
これで膨らまなければ、、
2.紐を引っ張り膨らませる
これでも膨らまなければ、、、
3.口で空気を入れる。
皆さんがお持ちのライフジャケットもこの膨らみ方を確認されてみてください。
私はライフジャケットを2つ所有しているのですが、1つはタックルボックスの中で
自動で膨らみ、ボンベに穴があき、空気も無くなったので、
全く使用できないと思っていました。
でも、口で空気を入れる方法が残されていました。
ただ、僕の場合はこのままだと危険なので、新しいボンベを付けようと思います。
先程、ライフジャケットの危険な例として、潜りたいときに潜れないと書きましたが、
実は潜れる方法があしました。
文章では説明し辛いので、動画を用意してみました。
また、パンパンに膨らんだ状態だと、鋭利なものに触れただけで破れてしまいますが、
少し空気を抜いておくと、破れにくくなります。
PEラインなんかもビンビンに張っていると切れやすいですよね。
それと同じ原理です。
必要に応じて調整できれば、安全に繋がります。
③海難事故にあったら、見つけたら
『海難事故』というキーワードを検索してみてください。
これってすごく重要なことで、いろんな情報があるので、検索結果で出てきたサイトを
どれかブックマークしておいてください。
いざというときに役に立ちます。
まずは、溺れている人ってどういう行動をとるのか?
これを知っておく必要があります。
相手が子供でも、全力で掴みかかられたら、一緒に溺れてしまいます。
ですので、溺れている人を見つけたら、まずは、118番に連絡し、
二次災害を防ぐ意味でも極力助けには行かない。
行くとしたら、救命胴衣などを着用し、もうひとつなにか浮くものを持って行く。
2リットルのペットボトルでも、結構な浮力があるようです。
普段の準備として、車に予備のライフジャケットなどを積んでおくのもいいようです。
次に、溺れている人に掴まれたらどうするのか?
④海難事故を起こさない為には
いちばん大切な事は、まず海難事故を起こさないこと。
そのためには、普段の危機管理への意識を高めることが重要です。
そして、危険な行為などを見かけたら、勇気を持って注意する。
これを徹底することで、未然に防げる事故もあるかと思います。
⑤呼吸が止まった場合の対処方法・観察方法・AEDの使用方法
今回は、呼吸が止まった時を想定しての訓練を行いました。
そしてAEDの正しい使い方。
しかもバッテリーの使用期限が2年。
この高価な器具を遊漁船に付けて行くには、いろんなハードルがあります。
ただ、今回集まった遊漁船の船長達は漁師さんなので、漁協を通じてAED設置の呼びかけを
していってくれるそうです。
これが、釣り業界全体に広まって行けば、より安全に釣りができるようになりますし、しっかり
応援していきたいです。
⑥実際に海に入っての体験
昼食をはさみ、午後からは、普段釣りをしている格好と、
普段自分が付けているライフジャケットを使用しての訓練です。
僕が使っているライフジャケットは自動膨張式なのですが、
今回は、あらかじめ、ボンベを外し、口で空気を入れて、訓練しました。
ライフジャケットをあけると、、、、
こんな状態になっています。
ここからボンベだけを外して、、、、
使用しました。
さて、みんなで、沖に停めてある船まで泳ぎます。
いろんな形のライフジャケットがありますが、
僕が使っているのは、浮き輪が外に出てくるタイプだったので、
捕まっているのが大変でした。
長時間浮いているのは大変ですが、体は自由に動かせるので
いろんな使い方ができて便利だと感じました。
自分が持っているライフジャケットの特徴をしっかり知ることができて
非常に為になりました。
この後、シャワーを浴びて、懇親会を行いました。

ここでも、ショアアングラーの方の体験談などを聞いたり、またいろんな輪が広がりました。
今後、このようなアングラーと船長に向けた海難訓練を、第2回、3回と、続けていけるように僕も微力ながら応援していければと思います。
最後に、この海難訓練を主催していただいた、松岡さん、Y'sの吉武船長をはじめとした船長さん達、プロサーファーの皆さん、このような機会をいただき、ほんとうにありがとうございました。




