パワハラ社長からの内容証明の件で、弁護士さんと話が出来た。


社長の自宅に置いてきた置き手紙や、私が送った退職届などの全ての書類と、これまでの経緯を簡単にまとめたメモをを見てもらった。


「法律的には退職は有効ですね。あなたがやめれば、廃業になることは分かりきっていることですよね。にも関わらず、別の有資格者を雇ったりですね、リスクヘッジができていなかったのは会社側の責任で、あなたにはなんの責任もありませんよ。」と言ってくれた。「それに、こんなことされたら、そりゃ辞めるでしょって感じですしね。」と。


司法書士が絡んでいることが気になると話すと、「司法書士の先生もねぇ、こんな仕事受けるなって感じですけどね。」と小さい声で呟き、「司法書士ってのは、代理人にはなれませんので。ただ依頼されて文書を作っただけなんじゃないですか?」と言っていた。


謝罪をしたりする必要はなく、何か言われても毅然としていてください、と言われた。


ただ、「本当に訴訟をしてくる可能性はゼロではないので、またその時には相談してください」との事だった。確かに、自分がいつも正しいと信じて疑わないあの社長なら、やりかねない。が、とりあえず一安心。


後は、県へ退職の登録をするための退職証明だ。


退職日から二週間が経っても、相変わらず給料は振り込まれないし退職証明も届かない。


どうせ数万円の話だし、もう関わりたくないので給料はいらないが、退職証明は困る。


県に事情を説明したら、退職証明が無い理由を理由書に書いて送れば良い、との事だった。


このままでは癪なので、理由書の最後に「私が退職後、あの会社が新たに有資格者の登録無く営業を続けているのなら、法律違反に当たりますので、併せてご報告いたします」と一言つけ加えた。


後は保証協会に連絡するかどうか。少し悩んだけれど、メールをすることにした。発端は私が急に退職したことだけど、法律を犯して営業していることは事実だ。


わざわざ告発するみたいな表現にならないよう考えた結果、「私が退職をしたのは間違いないので、県に問い合わせて、退職証明なしで変更を受け付けてもらえることになりました。会社側が新しい人を雇わずに今後も変わらず営業を続けていたら、私は名義貸しを問われますか?」と書いた。


本当は、こんなケースで名義貸しなど問われるはずがないことは知ってるけど。


「こちらでは何も出来ないので、県に問い合せてください」と返事が来たが、保証協会になにかして欲しい訳ではなく、ただ状況を伝えたかっただけなので、これで十分。


で、ただいま絶賛就職活動中。


パワハラ社長の会社と同業他社に履歴書を送ろうか迷う。もしかしたら、妨害にあうかも、とか考えてしまう。あの人に、そんな力は無いと思うけど。


長かったパワハラの話は、ここで一旦終わり。どうかこのまま、訴訟とかにならずに終わりますように。