私が仕事のやり方について社長に口ごたえをすると「保証協会に聞け!」と激怒した社長。
言われた通りに聞いてみた。
協会の人は「うちでは実務については分かりません。何ヶ所か、実務について相談出来る機関がありますので、そちらに連絡してください。」と、電話番号を案内してくれた。
ですよねぇ。保証協会に仕事のやり方を聞く人なんて、いないよね。
教えてもらった番号にかけ直し、聞いてみた。
結果。
役所調査は必須。ホームページなどで分かる場合もあるが、万が一間違っていたりすれば大問題になるので、きちんと窓口に調査に行くべき、という事だった。
そのまま社長に報告した。
「なによそれ!どこに聞いたの?どうしてそんなところに電話するのよ!あなたが電話したところはね、情報が漏れるところなのよ!どうして私に相談しないで、勝手に電話するのよ!あなたはいつもそうよ!いつも自分で勝手に判断するのよ!」と怒り始めた。
協会に聞けと言ったのは社長で、その協会が教えてくれたところに聞いたのに、それはダメだという。今に始まったことでは無いが、私には理解ができない。
このままでは役所調査をしないまま大事な書類を作成させられてしまう。それだけは絶対に嫌だったので「おっしゃる通り、情報が漏れる可能性は分かります。でも、この書類は私が自分の名前で、私の責任で作るものです。万が一間違った情報で書類を作れば、大変なことになります。役所調査もせずに作ることは、私にはできません。」と、初めてハッキリと社長に反論した。
すると「もういいわ!じゃあ止めな!その資料も全部返してちょうだい!あなた、これをやらないでなんの仕事するのよ!」と、私の手元にあった資料を一切合切回収された。
「これ以外のことなら、指示していただければ、なんでもやります。」と答えたけれど、社長は資料を全て抱えて事務所を出ていき、その日は戻ってこなかった。