専門学校の2年生第一週目を、月曜日と金曜日の欠席で乗り切った息子。
このペースでは卒業できないけど、まぁいいや。
土曜日にはお気に入りのアーティストのライブに都会へ出かけ、日帰りのはずが一泊して日曜日にご帰還、まではよかったのだけれど、日曜のお昼を過ぎてもちっとも帰ってこない。心配でLINEしてみた。
「今美容室」と返事が返ってくる。
なんと、数か月も伸びっぱなしだった髪を切りに、美容室に行っていた。髪を切っただけではなく、パーマまでかけて帰ってきた。
とてもとてもいいと思う。
嬉しかったので、夫には内緒で予定外の宿泊費の補填をした。
そして勝負の月曜日。
なかなか起きてこなかった。枕元まで行って声をかける。
「朝だよ。起きて。学校行きたくなくてもいいから、まずは起きよう。行くか行かないかは、起きてからね。」
すると、数分で起きてきた。
夜更かしして間食をしすぎたせいか、朝食はいらないという。それならせめて、と無理やりココアを飲ませる。そして、のんびりのんびり支度をする。
どう考えても、バスでは間に合わない。分かっちゃいるけど、カウンセラーさんの「学校へ行け圧力は出しちゃダメ」を心の中で唱え、耐えて待つ。
バスには間に合わない時間のはずなのに、きちんと髪形を整え、着替えをする息子。
この一言も圧力になるのだろうか、と悩んだけれど、一応聞いてみた。
「今日、学校どうするの?もうバスで行ったら間に合わないよね。行く気があるなら、送っていくこともできるけど、休んでもいいよ。どうする?」
そして息子、車で学校前横付けではあるけれど、月曜日遅刻なしで校舎へ吸い込まれていった。
さすがにライブへ行って、宿泊費まで払わせて、学校行かないのはまずいと思ったのかも・・・