―同僚の「若人」と初づり―

 同僚の「若人」と釣にいった。
 磯釣りは昨年の2月下旬以来となり、私にとっては初釣りになった。

 釣り宿のブログでは状況がいいと書いていたので期待していたが、今週は状況が変わっていた。
 西風が強く水温も低かったようだ・・・大潮がいいとは限らない。


 三宅島行の定期船の変な色をした船に乗り込み、スコッチを飲む。余市は終売になると聞いていたのに、店頭からなくなることはない・・・まあ、うまいからいいか
 飲んで、すぐにいびきをかいて寝てしまった・・・・・

イメージ 1

 気がつけば、もう三池港に到着していたが、降りてみると風が強かった。

―ハシガケ―

 西風で、風裏になる空港下周辺の場所がいいと聞いたので、カガリバあたりにするかと思ったが、すでに誰かが入っていた。3連休だったので釣り人も多く場所取りがあるようだった。

 Oさんの案内もあったので、初めて「ハシガケ」という場所に入った。空港下周辺だが、三池港に近く入りやすい場所だった。少々浅い・・・・午前中はダメだろうが午後がいいのではとの情報だった。

イメージ 2

 日の出とともにハシガケで釣り始める。
 今回は、午前中は普通の中通しのうきと潮受けを使ってみた・・・・なんだか、釣れないと聞いてしまっていたので、テンションが上がらない・・・・

イメージ 3

―日が高いうちは釣れない―

 思ったとおり、全然釣れなかった・・・・うんともスンとも反応がない・・・・・
 弁当を使った。いつもののり弁当だが、途中で飽きるので、タイカレーの缶詰をかけて喰った。毎回のことだ・・・(若人が用意してくれた。)

イメージ 4

 若人は、午前中も小さいメジナやベラを釣っていた・・・・彼はこの一年でフカセ釣りにはまってずいぶん上達いている。私のほうは、釣り方を忘れてしまったのか、どうにも調子がでない・・・・棚を替え、釣り方を替え(ディセターにして)ハリスの長さを変え、錘(ジンタン)をうちと、いろいろやってみるが、なんとも反応がない・・・・

イメージ 5

―5時のチャイムで釣れだす―

 日が落ちて、暗くなってきた。
 うわさでは、夕刻の5時のチャイムが鳴ると釣れだすとのことだったが、その通りだった。
 5時過ぎに、急に強いあたりが出たが、針をとられて取れなかった・・・・6時を過ぎ、真っ暗になった。

 めしの準備の都合があるだろうから宿に帰らなければと思って、若人をせかして家路を急いだが、帰ってみたら他の釣り人たちは誰も帰っていなかった。もっと、遅くまでやってればよかった。(もっと釣りたかっただろう若人に少々申し訳ない。)

 結果、若人は、44センチのメジナ、アカハタ、ブダイを釣って持って帰ってきた。
 私はフグしか釣れなかった。釣りの上手は経験値だと思うが、釣果はガッツに比例する・・・・・

イメージ 6

 宿で、飯を喰って風呂にはいり、明日の夜釣りに向けて準備をした。

―夜中はタイマに入ってはならない―

 翌朝、3時に起きて4時に出発した。まだ、真っ暗だ・・・
 いつもは危険なので桟橋で釣りをするが、宿のみんなに聞くと「タイマがいいよ」というので、タイマという宿の近くの地磯に入ることにした。ただ、よく考えると、みんなは深夜に行くと思っていなかったコメントだったようだ。

 1年ぶりにタイマに入るが、真っ暗ななかヘッドランプの極端に狭い視界のなかで手さぐりで移動して、足場を探す・・・・肩掛けバッカンに2枚のオキアミが入って6Kg以上のバッカンと竿を背負っていくことになる。
 タイマは大きな火山岩をいくつも乗り越えて、ワンドの真ん中まで行くのだが、その間にはいくつも深い穴や崖を超えていく「ロッククライミング」をしていくことになる。ヘッドランプの視界では平衡感覚も危うく、荷物もあって、かなり危険を感じた。

 なんとか、かなりの時間をかけて、這っていき釣り座にたどり着いたが、「若人」がどこにいるのか分らなくなった。真っ暗なので、自分がいる位置と方角も解らず、「若人」の釣座に行こうと思ったが、私は左側の高い釣り座に出てきてしまった。荷物が重すぎて、もう、移動できない・・・
 空荷で移動してなんとか「若人」の釣座の場所を確認したが、ロッククライミングのような姿で行ったり来たりして大汗をかいた。
 
イメージ 7

―タイマもいまひとつ―

 その後、3Bの電気ウキで釣りをしたが、ハリスが沈まずなかなか棚まで届かない。潮がはやいのだ・・・
 付エサも取られない・・・・・

 日が少しでてきたので、ウキをディセターに換えて試してみるが、反応がない・・・・・
 前回、タイマで失敗したのでかなり重い3Bと2Bの錘をかませて沈めてみたのだが、反応がない・・・・

 日が上がってくるとアタリはカラスだらけになった。
 結局、コッパメジナが1匹釣れただけだった。8時半頃に納竿した・・・

イメージ 8

―また、来月にでも―

 釣果は、かなりまずかったが、来月か再来月にでももう一度、三宅島に行ってみたいと思う。
 次回は、玉ウキのバリエーションを用意して普通のウキ釣りにしてみたいと思う。

 もう、夜釣りは桟橋かゴンパチ以外の地磯にはいかない。

<覚え>
■ 釣宿への帰宅は7時半まで粘れる。
■ ウキ S:00 M:B 2B L: 5B 1号
■ 帽子はニット帽を往復で着用