かねてから、ロシアのサハリン州(樺太)に釣りに行きたいと思っていました。

地図を見ると広大な山河になんら人工的な施設がまるで見当たらない……
手つかずの自然の中で竿を出したいと……

今、いく機会かなと思い立ち、無理に仕事の都合をつけて札幌のN社のツアー手配をお願いしました。

恥ずかしながら、サハリン州が北方領土の一部だとは知っていたものの、実際の領有関係を知らず……

詳しいことは、解りませんが、サハリンの南部は国際法的に未確定(北部はロシア領で確定)とのことです。

樺太千島交換条約で、樺太(サハリン)は日露共同管理からロシア領に移り、日露戦争の終戦によるポーツマス条約で、南部がロシアから日本に譲渡されたとのこと。

太平洋戦争の敗戦により、サンフランシスコ平和条約で南樺太を日本が放棄したもののどこ国に所属するかが規定されないまま、ソ連軍が戦争末期に対日宣戦して越境し占領した。そのまま、ソ連軍を引き継いでロシアが実効的に支配しているそうです。

いずれにせよ樺太(サハリン)南部については、すでに日本は放棄しているので国境を越えたことは間違いありません。

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朝早く、東京を出発し旭川空港を経由してスーパー宗谷で稚内に向かいます。

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さいはての地、稚内

寒い!!東京との温度差が10度以上!!桜が咲いた!!ちょっと寒さをなめていたことを反省して…

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さいはての地、稚内にあるスナックバージン……なかなかたたずまいが「つぼ」をついている。

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稚内で前泊し、国際線のフェリー乗り場に向う。

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ハートランドフェリーの通関待ち。結構、ビジネスで利用する人も多いようです。

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時差は2時間

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通関手続き(特に厳しいチェックはありません。)
出入国カードは船内で書くことになるので、ビザの確認と出国手続きのみ

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ハートランドフェリーは新しい綺麗な船です。それほど揺れなかったのは波が低かったからでしょうか…快適な船旅です。

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狂犬病に注意する掲示がありました。発病すると100%死ぬそうです。
サハリンは「実際に野犬だらけ!!」です。要注意

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キャビアの持ち帰り制限は一人当たり125gです。

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船内の自動販売機ではビールが100円で売っています。さっそく飲みましたが…

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サハリンの一時帰国団が、同じ船に乗っていました。
多分、終戦時にサハリンに残った日本人の方々とそのご親族だと思います。
なんだか、出港のときに、手をふりながら物悲しいロシアの歌を泣きながら歌ってる姿はちょっとびっくりしました。

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きっと、すごいドラマがあるんだろうとお察しします…私のようなゆるい日本人には少々きついシーンでした…

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稚内はとても綺麗なところです。風力発電用の風車が見送ってくれます。(写ってません)

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船内はこんな感じです。

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「サハリン弁当」が配られます。

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ハートランドフェリーの中に「サハリン案内のファイル」が設置されています。
サハリン食堂案内、サハリンコンシェルジュ、ロシアの習慣などなど丁寧にいろいろと興味深いことが書かれています。
ちょっと「生協の白石さん」っぽい洒脱なセンスで解説が加えられているので笑えますよ…題名も「海の狼たち」って…

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ハートランドフェリー内で一万円に限り両替をしてくれます。
換金率は4円=1p(ルーブル)でした。2500pを持参しました。
ちなみに、ロシアの物価は物によって大きく異なるので日本との比較が容易ではありませんが、こと食料品に関しては日本(東京)の半額程度の感覚でした…
黒パン半斤28p、牛肉缶詰98p、インスタントラーメン10p、いくらの缶詰275p、ビール50~98p

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ロシアのコルサコフ港に近づきます。
火力発電所の煙突から火が出ていて、全体にくすんだ建物、赤錆だらけの港の風景……なんだか、日本のように「ちゃらちゃら」したところはかけらもない厳しい雰囲気です…

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サハリンに到着、ロシアへの入国手続きがあります。
船を下りて、バスで通関の場所に向かいますが、その間、結構、長い時間待たされます……どうも、官憲の手続きが硬直的なようですが、以前より全然よくなったとのこと……

通関時の審査はそれほど厳しくありません。英語で聞いてくれます。

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ガイドの方の迎えがあり、コルサコフ港からユジノサハリンクスまで移動します。
平均気温は4℃~11℃……寒い!

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ガイド(通訳)のビタリーが市内を案内して食事に連れて行ってくれます。

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だから、野犬だらけ…
ユジノサハリンクスの町は、全体に朽ち果てている感じで……結構な交通量の道路でもびっくるする大きな穴が開いていたりします。

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ブリヌイというクレープを蜂蜜をかけて食べます。

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ビタリーがビールをおごってくれました。
ボルシチと黒パンでディナー

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ユジノサハリンクスは、旧日本時代は豊原という町で役所の建物が今も博物館として使われています。
瓦屋根が珍しい…

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公園に戦車とミグ戦闘機が無造作に展示されています。アフガニスタンから持ってきた装甲車もあります。

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ビタリーが家に招いてくれました。
アパートに奥さんと二人で暮らしています。

アパートや店舗は「警戒厳重」で厚い鉄の扉で締め切りインターホンで確認してから、いちいち開錠して入ります。スーパーや店舗も警備員が厳しく見張っています…
あちこちに車庫もあるのですが、ときどき焼かれていたりします……みるからに治安が悪い……

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ねこが…

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ベリメニという魚の餃子をご馳走してもらいました。冷凍があります。

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グレースホテルというホテルに泊まりました。旅行社の方から「ライダーハウス」みたいなところです…との申し送りでしたが、韓国人の夫婦が運営していてシーツも清潔だしシャワーはお湯もきちんと出ました。快適な宿でした…
ぐっすり寝ました……

続く……今度は肝心の釣り…